ひょんなことから、外国籍の方と話すことになって、自己紹介をすることになったときのこと。
A: What do you do usually? (普段は何をやっているんですか?) Me: I'm a salary man. (サラリーマンです。) A: ? (何を言っているんだ。)
通じるものだと思って、使ってみた英語がまるで通用しなかったなんて経験はありませんか?もしかしたら、あなたが必死で使っていた英語はジャパニーズイングリッシュ、和製英語というやつかもしれません。
和製英語は、海外から日本へとその言葉がまだ英語が浸透していない間に、聞きなれない英語を必死で聞き取ったものが伝来していくうちに間違って伝わってしまったといわれています。言葉によって、諸説あるものですが、日本人の間は通じるものの、外国籍の方と話す時は気をつけなければならないものです。
そういえば、改めて、和製英語にはどんなものがあったものでしょうか?
幾つか例をあげて、訂正しながら確認していきましょう。
<関連サイト> スカイプ英会話を探すなら! | オンライン英会話比較360°
・サラリーマン、OL → Office Worker
Salaryは給料を意味する単語であって、完全な和製英語。OLもOffice Ladyといかにも英語っぽいですが、実際にそのような単語は現地では使われていません。
・アルバイト、フリーター → part-time job
アルバイトはドイツ語に由来するとされていて、こうした一時的な雇用形態を指す場合にはPart-timeを使うことになります。
・コンセント → plug / socket
concenteric(同軸の)が和製英語の由来となっているといわれていますが、これは英語では電気を差し込むプラグとは別の意味となってきます。
・タレント → celebrity
芸能人や、有名な人たちをタレントと呼びますよね。これは「才能がある」と直訳されて、英語ではその人を示す名詞としては使われません。セレブとされる、celebrityが正しい言い回しとなりますね。
・クレーム → complaint
claim(主義・主張する)はただ文句を言う時だけに限って使われるというわけではありません。一般的に日本でクレームとされているものと同じ意味では、complainが使われます。
・ホッチキス → stapler
ホッチキスは、製品を編み出した発明家の名前から由来したものです。英語ではそのような単語は存在しません。staplerと呼びます。
・フロント → reception
海外でホテルに宿泊した時に「Where is front?」と尋ねても通用しないかもしれません。一般的にはreceptionが使われますが、front deskまで言えば通じないことはないかもしれません。
・チャック → zipper
有名なファッション雑誌でもお馴染みの「zipper」。こちらが正当で、チャックは企業がとっている商標となります。注意しましょう。
・キーホルダー → Key chain / Key ring
お土産としても採用されやすいキーホルダーは、Key chain / Key ringといいます。似ていますが、キーホルダーでは通用しないかもしれません。
和製英語を堂々と使ってしまうと、なんとなく意味は通るかもしれませんが恥ずかしいものです。こうした和製英語が蔓延している中で、正しい英語を見極めて使っていくのも少し意識しなければならないところではありますが、一つずつ感覚を治していきましょう。
友達が間違えて、和製英語を使っていたら、注意してあげましょう