「第一印象はその後の関係を左右する」等の言葉を聞いたことがありますか?
いい第一印象を与えることはとても大切です。なんでも第一印象は20秒以内に決まり、その後決して変わることはないそうです。
つまりいい第一印象を与えることは、その後の関係にいい結果をもたらし、逆に悪い第一印象を与えればその後の関係に悪い結果をもたらしやすいということです。第一印象によって相手はあなたへの見方を変えるのです。
この第一印象の重要性は全世界共通です。
さあ英語を学習している皆さんは、将来外国人と友人となる、ビジネスを共に行う、もしくは恋人関係になる等の様々な目標があると思います。友人になるときも、ビジネスの場で交渉を行うときも、そして意中の相手といい関係を築こうとするときにも大切なのは、第一印象。
しかし英語圏には英語圏のあいさつの仕方や話し方というものがあり、日本にいるときと同じように行動していてはいい第一印象を与えることはできないかもしれません。
そこで今回は英語でいい第一印象を与える方法をご紹介いたします。
<関連サイト> スカイプ英会話を探すなら! | オンライン英会話比較360°
How To Make a Great First Impression in English~英語でのいい第一印象の与え方~
英語でいい第一印象を与えることはそれほど難しくありません。むしろ英語でも日本語でも常識をわきまえた行動さえとっていれば悪い第一印象を与えるということはありません。では早速英語でのいい第一印象の与え方をシェアさせていただきます。
・しっかりと握手を行う
日本ではあまり馴染みがありませんが、英語圏の国だと初対面の人と会ったときは固く握手を交わすことから始まります。そしてしっかりと握手をしながら” It’s nice to meet you.”もしくは” Pleased to meet you.”と言いましょう。この際には笑顔を浮かべて、相手の目を見ながら言いましょう。
シャイだと言われる日本人には意外とこれが難しいです。できれば自分から積極的に握手をさし伸ばしたいですね。そして” It’s nice to meet you.”も自分から言えることができたら最高です。
・世間話を行う
自己紹介の後に続けて相手に世間話(=Small Talk)を振っていくといいですね。大切なのは相手に興味を示すことです。もし相手とビジネスの場での面会ならば本題に入る前に少し世間話をするのが効果的ですね。
しかし相手のプライベートについては聞かない方がいいです。特に欧米ではプライベートと仕事はきっちりと分ける人が多いので、あまりにも深く尋ねすぎると嫌がられます。正直この世間話はかなり気まずい瞬間ですよね。うまくいかないと話がすぐに途切れて沈黙が続くという最悪のケースになる可能性もあります。
ちなみに英語圏ではこの気まずい瞬間のことをAwkward Momentと言います。そこで今からはこのAwkward Momentを避けることができるビジネスの場で使えそうな表現集を大紹介します。
・Is this your first visit here? / Is this your first time in [土地名]?ここに来るのは初めてですか? ・Will you have time for sightseeing? 観光する時間はありますか? ・What do you think of the food here? この土地の料理はいかがですか? ・How’s business? 仕事はどうですか? ・How’s your hotel? ホテルはどうですか? ・It’s a bit warm for this time of year, isn’t it? この時期にしては少し暖かいですよね?
相手がビジネスの場ではなく、学校やカフェなどで会った人と世間話をするときは、少し個人的な質問とかをしてもいいですよね。特にユーモアを交えたらいい印象を残せること間違いなしです。使えそうな表現集は以下の通り。
・What do you do? 仕事は何ですか? ・How do you know [人名]? どうして~を知っているの?(共通の友達がいると発覚したときに使えます) ・What brings you here today? 今日はどんな用でここに来たのですか? ・What did you do today? 今日は何しましたか?
・相手を褒める
褒められるのが嫌いな人はいませんよね。私も褒められるのが大好きです。褒めてくれた人の評価は確実に私の中では上がります。
相手を褒めるという行為はとても大切です。特に初対面の人に褒められたら、確実にその褒めた人はいい印象を残すことに成功するでしょう。どんな人にも褒めることはたくさんあります。その人の持ち物でも仕事等の功績などなど。
注意したいのは相手の外見を褒めるのは避けた方が賢明だということ。あなたが長所だと思っても、相手は短所だと思っている可能性があります。以下が相手を褒めるときに使うことができる便利フレーズ。
・You look great/gorgeous with this shirt. そのシャツがよく似合っているね ・This shirt looks pretty good on you. そのシャツとてもよく似合っているね ・I like your watch! その時計いいね! ・I’ve heard great thigs about your work. 君が仕事でいい結果残したって聞いているよ
相手を褒めるときに大切なのは、自分の興味・関心を示すこと。人は自分のことについて話すのが好きな生き物です。相手の気分を良くして語らせ続けましょう。
You look great with this shirt. When did you get it? そのシャツにあっているね。いつ買ったの? I bought it last week. I think it goes well with flower printed skirt. What do you think? 先週買ったの。花柄のスカートと合うと思うんだけど、どう思う?
・マナーは大切
当たり前ですが行儀良くふるまうことは大切です。特に「お願いします」や「ありがとう」等の言葉はいい印象を与えるためには効果的ですが、どうも最近人々は使い忘れているようにも思われます。英語では“Thank you.”,”Please”を使っていきましょう。
もし自分から会いたいという旨を事前に送っていたのなら、わざわざ時間をとってくれたことに感謝をするべきですね。英語では” Thank you for taking the time to meet with me.”もしくは” Thank you for coming today.”と言いましょう。
・相手と再び会う約束を取り付ける。
会話を終える前にまた会えるかどうか尋ねることは大切です。相手に再び会うことができるかどうかを尋ねることは、相手に興味を示すことでもあります。
ビジネスの場面では名刺を渡す可能性があると思います。そんな時には“Can I give you one of my cards?”と言いましょう。
特にビジネスなどのフォーマルな場面では” Here’s my number. Feel free to call me if you wanna talk or hang out.” などで自分の連絡先を渡すといいですね。相手の連絡先を聞くと、ちょっとがつがつした印象を与えてしまうので。
・別れの言葉
別れ際はいい第一印象を与えるためにはとても大切なパートです。せっかく出会いからずっといい印象を与えてきたのに、最後の最後に悪い印象を残してしまったら全て水の泡です。
英語圏では別れ際に出会えたことを再び感謝することが一般的です。またビジネスの場では自己紹介の時と同様に笑顔を浮かべて固く握手をすることがあります。
出会いに感謝するときに使えるフレーズは”It was a pleasure in meeting you.”や “It was nice getting to know you.”です。笑顔とアイコンタクトは忘れないようにしてくださいね。
今回紹介したことを実践するだけでいい第一印象を与えることが可能です。
欧米圏で特に大切なことは背筋を張って、笑顔を絶やさない、そして相手の目を見て堂々としゃべることです。文章で書くと簡単そうですが、実際にやってみると意外と難しいです。
特に私の経験から言えることは、アイコンタクトをするときは「ちょっと長いな」と感じるくらいの時間、相手の目を見つめることが重要です。最初は西洋人の大きな目力のある目に見つめられると、少し怖気づいてしまって目をそらしたくなるはずです。
しかしそこを少し頑張って笑顔を浮かべてアイコンタクトをとると必ずいい印象を持ってくれます。
第一印象が決めることはたくさん。就職面接の時の合否、恋愛対象になるかどうか、そしてあなたがいい人か悪い人かまで決まってしまいます。
実は今回私がこの第一印象についての記事を書こうと思ったきっかけは、ある海外ドラマで私のお気に入りのキャラクターが殺されたからです。おそらくこの記事を読んでいる多くの皆さんがそのキャラクターが殺された理由はわかると思います。そう、第一印象が悪かったからです。
人間の生死まで決まるかもしれない第一印象は本当に大切。特に第一印象の38%は話し方で決まります。笑顔を浮かべて堂々としゃべることが大切ですね。