忘れがちなことですが、アメリカの歴史は200年足らずですが、彼らが住むアメリカ大陸には更に古い足跡がたくさん残っています。
例えば、インディアンは先住民で、古代のアメリカ大陸を支配していた時期もあります。特にアパッチ族は好戦的であったことでも知られ、次々と自分たちの領土を開拓していきました。
しかし、後からやってきたパイオニアたちによって、彼らは生きる場所をなくし、やがて追い詰められてしまいました。
彼らの存在はなくなったとしても、その足跡や伝説はたしかに語り継がれています。
アリゾナ州は、歩けばそうした彼らの生き様にも出会うことができる古い歴史を司ったところ。もちろん、都市としては大発展し、リゾート目的での観光客も後を絶たないスポットとなっています。
カリフォルニア州と、メキシコに挟まれたアリゾナの見どころに今回は迫っていきます。
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◼︎ フェニックス
アメリカで6番目に大きいとされる街。アリゾナといえば、大自然に囲まれて暮らすイメージを持つ方も多いかもしれませんが、フェニックスは田舎とはとてもいえません。
といっても、サンフランシスコやニューヨークのような高層ビルが林立しているのではなく、たくさんの建物が水平上に広がっている。一風変わった街なのです。
街ではショッピング、グルメ、それからエンターテイメントまで幅広く楽しむことができます。メキシコの隣ということもあり、比較的メキシカンが多く、これが本場の味を楽しめるんだとか。カジノやスポーツも、家族や友達みんなで騒げること間違いなしです。
◼︎ スコットデール
そんなフェニックスに隣接しながらも外せないシティが、砂漠のサウスビーチと呼ばれるスコットデールです。フェニックスから車で20分程度ですが、近づけば近づくほど、そこには紛れもない高級リゾート地帯が広がっていきます。
スコットデールといえば、元々は砂漠の中にできた小さな宿場街でした。その名残として、オールドタウンがまだ残っています。ここで、かつてガンマンたちが決闘をしていたと思うと、なんだか奮えますね。
◼︎ ツーソン
アリゾナの生態をその手で感じ取りたいのであれば、ツーソンに足を運んでみるのが一番。砂漠といえば…に続くサボテンたちがあなたを歓迎してくれることでしょう。
アリゾナ州立大学と並ぶ、アリゾナ大学が中心となっており、学生たちで賑わっているような側面も持っています。
◼︎ フラッグスタッフ
アメリカでも高地に位置しているため、夏でも涼しい気候が続きます。フラッグスタッフといえば、なんといってもグランドキャニオンのゲートシティとして有名です。街の雰囲気も、一つ一つのお店にカルチャーがあり、これを重んじる人たちが好んで住んでいる傾向にあるため、一風変わった体験もできるかもしれません。
◼︎ セドナ
日常のマンネリ化した生活に行き詰まってしまったら、行ってみたい癒しスポット・セドナ。とある昔には、ネイティブアメリカンたちの儀式にもってこいの場所として使われていたセドナは今でも人々にとって特別な場所で在り続けています。
レッドロックに映し出される夕焼けは、ピンク色に染まり。夜には満点の星空があなたを照らしてくれる。また、ふとした瞬間に美しい自然な光景を目撃することができることからも世界中からパワーを求めて、人々が集まってきます。
グランドキャニオンからも2時間程度なので、合わせて立ち寄りたいですね。
◼︎ サンシティ
フェニックス郊外に用意された人工的な街。この街最大の特徴は、暮らしている人々がみんな、おじいちゃんおばあちゃんであるというところ。この街は50歳以上(夫婦の場合はどちらかが)しか暮らすことができないという制度が設けられています。
街は7つの円状で構成されていて、ショッピングセンター、レクリエーションセンターなど生活には困らないものが完備されています。平均年齢68歳というのにもかかわらず、暮らしている人たちは誰しもがアクティブなのも面白いところです。
アリゾナは古い歴史を持ち合わせながら、これらを上からアップデートしながら進んできた現代社会とは少し異なり、ともに進歩し、重んじて街が成立してきたのですね。
なかなか訪れる機会がないと思っていた方も、なにかの拍子に一度は行ってみたいものですね。