アメリカで生活するのに、最低限やっておかなければならないこととはなんでしょうか?
今回は、アメリカで普通に生活するために必要な「やっておくべき3つの重要ポイント」をご紹介します。
留学やビジネスでアメリカに来た際には、ぜひ参考にしてください!
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◆その1:まずは運転免許を取りましょう!
以前にも記事に書きましたが、「アメリカ人が一番行きたくない場所、DMV」(https://www.english360.jp/3349/)に免許を申請に行きます。
DMVとはDepartment of Motor Vehiclesの略で、車両管理局のことです。
アメリカは車社会。
免許を取っておくことは、アメリカで生活する上での重要ポイントです!
車の免許を取るためには、アポイントメントを取り、筆記試験を受け、合格したらまた実技試験のアポイントメントをとり、受かれば合格、という流れです。
とにかく混んでいる場所なので、オンラインで予約をとっても1か月以上先、というのが普通ですので、早めに予約を取っておきたいところです。
国際免許を日本で取っておくと一年間はそれで運転できますので、余裕を持つためにも準備しておいたほうがいいでしょう。
もっと詳しくDMVについて知りたい方は、ぜひ「アメリカ人が一番行きたくない場所、DMVって?」の記事を読んで参考にしてみたくださいね!
◆その2:銀行口座を作りましょう!
アメリカは現金よりも、カードもしくはCheck book(小切手帳)の支払いが主な、キャッシュレスな国ですので、日本からの送金やセキュリティ的にもぜひ銀行口座(Bank account)を作ることをお勧めします。
カードにも2種類あり、最近では日本でもメジャーなデビッドカード、そしてクレジットカードです。
デビッドカードはクレジットカードと使用方法はほぼ一緒ですがPIN numberという4ケタの番号入力が必要です。
さらにクレジットカードと違い、原則的に口座残高を超えない範囲でしか使用できないので、使い過ぎの心配がありません。
どこの銀行を選ぶか迷ってしまいますが、私的には全米一ATMがあり、海外支店も多く、日本のコンビニなどでも引き落としが簡単にできるCitibankや、日本でもアメリカの口座が作れるUnion bankがおすすめです。
口座の種類は当座預金(Checking account)と普通預金(Saving account)がありますが、アメリカでは当座預金での取引が普通です。
日本だと普通預金が主流なので間違えそうですよね!
実は私も初めはどちらから引き落としていいのかわからず、ATMの前で悩んだことを思い出します。
口座開設も実は意外と簡単で、日本と同じようなものです。
身分証明書やビザ、当日振り込む際の現金(通常$25)をもっていけばすぐに作れます。もちろん、印鑑は必要なく、サインでOKです。
◆その3:緊急時の対策をしっかりと調べておきましょう!
《医療保険》
アメリカに来て、一番お金がかかっているな、と感じているのがやはり医療費。
今までなかった日本でいう国民健康保険のようなものが、オバマケア(国民皆保険制度)によってだいぶ保険制度も良くなったように思われますが、それでも保険内容によってかなり格差があります。
日本と違うところは、保険によってカバーする医療の種類や負担金額、病院が限定されるところです。
実は私もつい最近眼科に行ったのですが、そこは私の保険対象外な病院で、うっかり調べ忘れ、高額な医療費を請求されてしまったという経験があります。
個人での加入や、団体や会社で加入している保険でも、あらかじめネットや電話で自分の加入している保険がどこの病院なら使えるのかを調べておく必要があります。
保険が使える病院であれば、copayment(通常co-pay、コーペイ)と言われる、負担額のみの支払いですみます。
旅行や短期留学などで入る海外保険も、保険会社によって負担額の違いがありますので、しっかりと調べておきましょう。
余談ですが、これまたさすがアメリカだわ、と思えたことですが、実は交渉次第で医療費が相当安くなることがあります。
友人は、出産費用に$8000(約92万円)の請求が来たそうです。
あまりに高額だったので、クレームをしたら、あっさり値下げしてくれたそう。しかも$2000(約23万円)まで!
「言ったもん勝ち」のアメリカ、と痛感したお話でした。
私も次に高額請求された際には必ずクレームしようと思います!
《病院》
知っておきたいのがUrgent care center(救急医療センター)。
アメリカでは大きな病院にある緊急医療センター(Emergency)に駆け込むときは命にかかわるような危険のある症状で行くのが通常です。
風邪などで行っても、重症患者をどんどん優先されていくので、数時間待たされ、さらに高額な医療費を請求されることが多いのがEmergencyです。
ですので、例えば年末年始や週末など病院が閉まっているときに、急な発熱やちょっとしたケガなどで、予約なしでも行けるのがUrgent care centerです。
もちろん初めに受付で保険が使えるかどうかを確認しておきましょう。
近くにUrgent care centerがあるかどうかを調べておくと便利です。私も家族で何回もお世話になりました。
アメリカに来て面白いというか、びっくりしたことは、ほとんどの薬が病院に行かずともスーパーや薬局(Pharmacy)などで手に入るということです。
ドクターも悪化した状態でなければ処方箋を出さず、薬局で普通に売っている薬をすすめます。
とりあえず市販薬を使って、それでだめだったら病院へ、というのがアメリカ式です。
ちなみに、I go to hospital.(病院へ行く)というと、緊急対応的な意味になってしまうので、普通に検診や風邪などで行く場合は、I go to see the doctor.(ドクターに会いに行く=病院に行く)と言います。
《その他緊急時》
火事や泥棒、思わぬ事故など、アメリカはすべて911に電話します。
その際、必ず消防車(Fire truck)、パトカー(Police car)、救急車(Ambulance)、さらにレスキュー(Rescue truck)がほぼすべて来ます。
さらに事態によってはSWAT(スワット)という特別機動隊までくることも。SWATとはSpecial Weapons and Tacticsの略です。まるで映画の世界ですね。
こちらも後に高額請求が来ることもありますので、できれば電話しないほうが…というか、そういった状況にならないことを祈ります!
◆3つのポイントをクリアにすれば、アメリカ生活も安心
私も渡米した際に確認したことがこの3つです。
車があり、保険があり、緊急時の対応を知っていればアメリカ生活もほぼ安心!
私のように結婚をして家族がアメリカにいるならいいのですが、留学やビジネスで来られる方は特にこの3つはより不安で、わからない点が多いと思います。
留学やビジネスでアメリカに来た際には、ぜひ参考してくださいね!