ビジネスでは数量、納期、価格、支払い条件などに、具体的に交渉することがいくつもあります。今回はその中で、数量と納期を交渉する時のフレーズを取り上げます。
<関連サイト> スカイプ英会話を探すなら! | オンライン英会話比較360°
■1.数量を交渉する時の表現
数量を交渉する場合、注文する側のHow many〜?はすぐ出てくるとして、それに加えて「最低〜」「大口」「限界」などもう少し細かい要素や、特定の場合の条件などを決める必要があります。
(1)注文数について質問する
A. 最小
What is the minimum order for “Super XYZ”?
「スーパーXYZ」の最低注文数はいくつですか?
・minimum:最小の、最低の
対象となる製品名をfor〜で続けます。
What is your minimum order quantity?
何個から注文できますか?
・quantity 数量
How many is the minimum order?
最低注文数はいくつですか?
B. 最大
What is your maximum order quantity?
何個まで注文できますか?
・maximum 最大の
(minimum orderの文をそのまま応用しています。)
Is there a limit for the quantity of the order?
注文可能な数に限界はありますか?
C. システム(体系)など
How is the structure of your order quantity?
注文数量のシステムはどうなっていますか?
Is there a discount for a bulk order?
大量注文の場合、割引がありますか?
・bulk order 大量注文
How many units are there in a box?
1つの箱に何個入っていますか?
How many do we need to order to get free delivery?
何個以上注文すれば送料が無料になりますか?
・delivery 配送
(2)注文数について説明する
A. 最小
We accept an order with a minimum of 50 units.
注文は50個から承ります。
・accept an order 注文に応じる
We don’t normally take orders less than 100.
通常は100個未満のご注文はお受けしておりません。
・take an order 注文を受ける
B. 最大
The biggest order we can take at once is 1000.
一度に受注可能なのは1000個までです。
C. 割引
We offer you the bulk discount.
大口のご注文には割引を用意しております。
・bulk discount 大量購入に対する割引
There is a discount depending on the quantity.
数量によっては値引きがあります。
We can give you a more competitive price if you order 200 or more.
200個以上のご注文ならさらに低価格でご提供できます。
・competitive 競争力のある=安いということになります。
D. 優遇
If you order of 500 units or more, the delivery is free.
500個以上のご注文なら送料は無料です。
For orders less than 10, the price is $25 per unit.
10個未満のご注文の場合、価格は1個25ドルになります。
■2.納期と納品
数量とともに、製品の受け渡しを行う納期もきちんと決める必要があります。また、納品される時の梱包の仕方などの状態についても取り決める場合があります。
(1)納期について質問する
A. 時期
When can you ship the product?
製品はいつ出荷してもらえますか?
・ship 出荷する
もともと船積みすることですが、航空便での出荷に使っても大丈夫です。
How soon can we expect to receive them?
いつごろ納品していただけますか?
・How soon〜?
「時間がかかる」はHow long〜?で、この場合もHow long does it takeと言うことができますが、How soon〜?と言う表現も覚えておきましょう。
B. 最短で
When can you deliver the good at earliest?
最短でいつ納品していただけますか?
・at earliest 最短で、早くて
(2)納期の希望を伝える
We will need the product by the end of April.
製品は4月末までに届けていただく必要があります。
・期限「〜までに」はbyを使います。
Can you deliver the full quantity on June 1?
全数量を6月1日に納品していただくことはできますか?
・full quantity 全数量
・特定の「〜日に」はonを使います。
Could you move up the delivery date?
納品日を前倒ししていただけますか?
move up 繰り上げる、前倒しする
(3)納品状態の希望を伝える
Please make sure you wrap each item individually.
製品は必ず個別に包装してください。
・wrap 包装する
We need you to wrap them properly, so they are not damaged.
破損しないようにていねいに包装してください。
(4)納期に間に合わない、希望に沿えないと伝える
I’m afraid it is impossible to ship the order by August 15.
8月15日までに納品することができません。
・I’m afraid 〜:申し訳ありませんが、残念ですが
「恐れて、心配して」ばかりではありません。
We won’t be able to meet the deadline.
納期に間に合いません。
・meet the deadline 締め切りに間に合う
Since this is our busiest time, we cannot ship your order this week.
一番忙しい時期なので、今週は出荷することができません。
I’m sorry, but it’s impossible to deliver the goods within 10 days.
申し訳ありませんが、10日以内に納品することは無理です。
数量と納期は、販売戦略や在庫コストに直結するのでとても重要です。双方で誤解がないように、はっきりした言い回しで交渉できるようにしましょう!