英語の勉強をする中で大切なことは、「継続」です。
毎日1時間でも30分でも、とにかく続けていくことが英語力の向上につながります。
しかし、ただひたすら文法の問題集を解いていく、というような勉強を続けるのは、高いモチベーションがないと難しいものです。
かといって、いきなり英語の小説を読んだりドラマを見たりするのは、勉強を始めたばかりの方にはハードルが高く感じられるかもしれません。
そこで今回は、英語に親しみを覚えられ、楽しく学べる「ことわざの英語表現」についてご紹介します。
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■ことわざから表現を学ぼう
今回は、基本的な文型のことわざを見てみましょう。
次の3つの文の意味を考えてみてください。
どれもみなさんが良く知っていることわざです。
1.A bad workman always blames his tools.
2.A drowning man will catch at a straw.
3.The early bird catches the worm.
いかがでしょう。
予想がつきましたか?
1.“A bad workman always blames his tools.”の主語は “A bad workman (下手な職人)” で、動詞は “blame(~を責める、~のせいにする)”、目的語は “his tools(道具)”ですね。
直訳すると、「下手な職人は道具を責める」
つまり、「弘法筆を選ばず」のことです。
ここでは“bad”は「悪い」という意味ではなく「下手な」という意味で使われています。
“My handwriting is really bad.(私が書く字はとても下手です)”というときに使う “bad”ですね。
“blame(~を責める、~のせいにする)”は、よく使われる単語なのでぜひ覚えておきましょう。
“I don’t blame you.(私はあなたを責めません)”は、「しょうがないよ」という意味でよく使われます。
2.“A drowning man will catch at a straw.”の主語は “A drowning man(溺れている人)”で、動詞が “catch(掴む)”、目的語が“a straw(藁)”です。
これはこのまま、「溺れる者は藁をも掴む」のことです。
“straw”はここでは藁の意味ですが、日本語で使う「ストロー」の意味もあります。
ちなみに “straw man”というと、「わら人形」や「頼りない人」という意味になります。
3.“The early bird catches the worm.”の主語は“The early bird(朝早い鳥)”で、動詞が “catches(捕まえる)”、目的語が “the worm(虫)”です。
これが一番難しかったかもしれません。
「朝早い鳥は虫を捕まえる」、つまり「早起きは三文の得」のことです。
このことわざから、通常の英会話で“early bird”=「早起きの人」、「早めに来る人」を表すこともあります。
また、ネットでホテルなどを予約する際の料金欄に、“early bird rate”と書かれていることがありますが、その場合には「早期割引」の意味になります。
■まとめ
ことわざは日本語のものと同じように、英語圏でも日常生活と密接に関係しています。
英語のことわざを学ぶことで、特有の表現や言い回しが楽しく覚えられるかもしれません。
楽しく覚えることが「継続」の一番のコツです。
みなさんもぜひ、気になることわざを英語で調べてみてくださいね。
<今回ご紹介した内容を要約すると>
・英語のことわざから、日常表現を学ぼう
・色々なことわざを調べて、楽しく勉強を続けよう