座席を探しているときに便利な表現~答え方も要チェック~

こんな時にこんなフレーズ
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座席指定ではないコンサートやお芝居に出かけたとき、空席を見つけたらどんなふうに声をかけたらいいでしょうか?

集会や講演会など、人が集まるところで座席を探しているときも同じです。

知らない人に声をかけるのは勇気が要りますが、次のことにちょっと気をつけて、思いきって尋ねてみましょう。

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■相手の注意を引く表現

知らない人に声をかけるのですから、まずこちらに注意を向けてもらわないといけません。

そのようなときの「すみません」にあたるのは

|Excuse me.

です。

最初にこれで会話を始めます。

■座席に注目した表現

「この席は空いていますか?」という日本語からの発想で Is this seat free ? と言ったら、怪訝そうな顔をされるかもしれません。
free には「無料」の意味があるからです。
「ちゃんとチケットを買っているのに、失礼な!」と思われてしまいます。

では、すこし見方を変えて

|Is this seat occupied ?
|(この席、とってますか?)

ならどうでしょうか。

|Is this seat taken ?

も同じです。
座席がふさがっているかどうかを尋ねているので、

|No, please take it.

とか言ってもらえたら、座席ゲットです。
ふさがっているのなら

|Yes, it is.

という答えが返ってきます。

■人に注目した表現

座席ではなく、相手や自分の気持ちに注目した便利な表現がDo you mind ~ ? です。

|Do you mind if I sat here ?

直訳すると「ここに座ったら嫌ですか?」となりますが、要するに相手に許可を求める表現です。
if 以下を省略して

|Do you mind ?

だけでも十分です。
状況から、座席のことで声をかけているのが明らかだからです。

ここで、気をつけないといけないのがその答え。
「嫌ですか?」と尋ねているので、

|No. Go ahead.

と言われたら「いいえ、どうぞ」という意味になり座ってもOK 。
もしYes. と言われたら、相手は嫌がっているので座れません。

ただ、実際にはYes. という答えはほとんどなく、代わりに

|I’m afraid I do.
|「申し訳ありませんが、困ります」

というような、少し婉曲的なお断わりの表現が使われることが多いでしょう。

I’m afraid ~ は、相手の意向に沿えない時につけるクッションことばです。

|My friend is supposed to be here anytime.
|(友達がもうすぐ来ることになっているんです)

のように、断る理由が続くこともよくあります。

座席に注目しても、人に注目しても、「いいですよ、どうぞ」を表す答えがNo になっていますね。
日本語の感覚と逆になっているので、注意が必要です。

■合席をお願いするとき

ひとりで入ったカフェなどで、知り合いを見つけて同席したいときは、なんて声を掛けたらいいでしょうか。

こんなとき便利なのはMay I ? です。

|May I sit here ?
|(ここに座ってもいいですか?)

と相手の許可を求めます。

このケースもMay I の続きは状況からはっきりしているので、省略してしまって大丈夫です。

文法的に考えると、答えはYes, you may. / No, you may not. になりますが、これでは許可を与える・与えないことを表すので、かなり上から目線です。

日常生活では、構わない時は

|Sure. Of course.

など。
ダメなときは上と同じでI’m afraidを使って、

|I’m afraid you can’t. I’m expecting someone.
|(ごめんなさい、人が来ることになっているんです)

というように、理由をつけて断られることが多いでしょう。
May を使った疑問文にcan を使って応えていますが、これはcan には許可の意味もあるからです。

■まとめ

今回は座席を探しているときに便利な英語表現をご紹介しました。

①空席かどうかを尋ねる表現は、
|Is this seat occupied ?

②座ってもいいかを尋ねる表現は、
|Do you mind ( if I sat here ) ?

③合席してもいいかを尋ねる表現は、
|May I ( sit here ) ?

日本語の感覚とは違うので、答えにも注意しましょう。
①②では、No と言われたら座ってもいいことになります。
③の場合は、may を使った質問ですが、答えにはcan がよく使われます。

知らない人に声をかけて一緒に座るのは勇気がいることかもしれませんが、コンサート・講演会・集会など、同じことに興味を持って同じ場所に集まってきた人なら、共通の話題で盛り上がることができるかもしれません。
新しい出会いのチャンス、友達作りにうまく活かしてください。

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