みなさんが、突然!!!予期せぬ休暇をもらい、 海外旅行に出かけるとしたら、どこに出かけますか?
たまたま街でみかけた旅行のパンフレットの「ハワイ&グアム」へ、
CMでみた、忘れられない絶景!がみられる「ヨーロッパの国々」へ、
「短期旅行!」であれば、正直自分のインスピレーションに頼り、どこでもあり!です。
しかし、 「留学」となると、「海外に滞在しながら学ぶ」ので、 「学ぶ場所」を優先に留学先を考えますよね。
しかし、世界中どこでも外国人を受け入れる学校があるかというと疑問なので、今回は、約196カ国ある世界の国々から、「留学先」を選択するヒントをお届けします。
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■ショートステイ(1か月以内)なら、「1都市集中!学習スタイル」がオススメ
例えば、 「本場カナダでスノボーがしたい!ので、バンフ近くの語学学校に留学したい!」という方がいたとします。
「バンフ」というアルバータ州にあるこの都市は、カナディアン・ロッキー山脈にある観光地として年中賑わっています。
しかし、ある留学エージェントのサイトでバンフの語学スクールで検索すると、1校しかヒットしませんでした。
ここで、「バンフ」にこだわらないけど、「学校に通わない週末、またはスクールアクティビティ等でスノボーがしたい!」というように、自分の留学目的の視点を変えてみると、、、
例えば、首都オタワがあるオンタリオ州の「トロント」。
車で1時間程走ればスキー場が豊富にあり、現時点でカナダ一番の都市であるこの街を同じ留学エージェントのサイトで語学スクールを検索すると、約40校もヒットしました。
この場合、その地域に友人が住んでいて、彼らと生活を共にするのが目的のひとつということでもない限り、無理にバンフを留学先にする必要はない気がします。
むしろ、ワーキングホリデーなどで行くなら、働くところもありますし、もちろん英語の勉強もできるので、トロントこそ最高のエリアであるといえるでしょう。
ショートステイでは、より限られた時間内に英語力を身につけたいという人が多いと思います。
しかし、ショートステイでは滞在地を頻繁に変えていたのでは、英語の学習もおろそかになってしまいます。
よって、 ショートステイで成功するキーは、「滞在を1都市集中!」。
ショートステイでは、滞在先を1都市に決める必要があるからこそ、都市選び、学校選びの選択肢を広げ、じっくり吟味し、決定しましょう。
■ミドルステイ(1か月~3か月以内)なら、「2都市滞在!学習スタイル」がオススメ
例えば、 「本当は、イギリスに留学して近隣の国を旅しながら他の文化も学びたいけど、金銭的なことを考えると難しいので、一カ国(イギリス)に滞在することにします!」という方がいたとします。
単一民族国家である日本の大都市と世界中の大都市の大きな違いは、国によってもちろん異なりますが、人種の多さ、多民族によって構成されているところでしょう。
先ほど紹介したカナダ一番の都市「トロント」を例に挙げると、この街は、まさに人種のるつぼといっても過言ではありません。
英語圏にいるのに、イタリア、ギリシャ、ブラジル、インド、中国、韓国等など、様々な国のエリアが街の至る所に混在するほど、他の言語、文化も日々体感することができます。
よって、留学前に多くの人が思い描く、「一カ国=一つの言語、文化」という概念は、滞在初日に覆されます。
ましてや、このカナダを例にとると、国に6か所の時差があることが物語るように、一つ一つの州が小さな国である、という見方もできるかもしれません。
でも、せっかく時間にも余裕のあるミドルステイをするのですから、複数の都市に滞在してみたいですよね。
となると、ミドルステイの人におススメするのは、「2都市滞在!学習スタイル」です。
例えば、 「1か月間、英語が主流のトロントに滞在し、もう1か月、フランス語が主流のおとなり、ケベック州、モントリオールに滞在する。」 モントリオールは街の標識から、店頭のサインまで、フランス語です。
ですので、この2都市の滞在で、最低でも2つの文化を体感できます。 街で話されているのは英語とフランス語の2ヶ国語ですし、カナダでは全ての商品が2ヶ国語で表記されています。
少しでも異文化を同じ国で経験したいという方には、こういった滞在もおススメです。
つまり、ミドルステイで成功するキーは、思い切って、2都市滞在! マンネリ化する1か月を目安に、同じ国の新しい都市に身を置き、様々な文化を体感して楽しむ一石二鳥の体験をしてみるのも、吉。
■ロングステイ(3か月~1年以上)なら、「複数都市滞在!近隣諸国プチ旅行学習スタイル」がオススメ
例えば、 筆者の場合、3年間のカナダ滞在中に、「メキシコバスめぐりの旅」、「南仏、北イタリア鉄道の旅」、「ニューヨークバスで10時間の旅」などなど、ショートトリップ(2週間くらいのバックパッカーの旅)を体験しました。
日本にいると、中南米、南米、またヨーロッパへの旅というと、飛行時間を考えただけでクラクラしてしまう方もいるはずです。
しかし、もしロングステイがあらかじめ分かっている場合には、滞在中の余暇の使い方や少し欲張りになって、留学先の土地に居る間だからこそ体験できることを事前に視野に入れておくといいでしょう。
「学習している自分」への「ご褒美旅行」として、留学前からショートトリップをプランしておけば、資金面の準備もしっかりできますし、帰国した後にも、ただ語学を学びに行っただけではないという実りある「成功体験」を実感できるはずです。
ということで、ロングステイで成功するキーは、意外な盲点?!かもしれませんが、留学先での学習以外に、「近隣諸国プチ旅行を成功させよう」です。 とても充実した留学になると思いますよ。
■まとめ
今回お話しした留学先を決めるヒントをおさらいしてみましょう。
・ショートステイ留学(1か月以内)なら「1都市集中!学習スタイル」 。
1都市だからこそ、滞在先の選定は慎重な吟味を!
・ミドルステイ留学(1か月~3か月以内)なら「2都市滞在!学習スタイル」。
慣れてきた頃に、お隣の都市へ滞在することで初心に戻れる!
・ロングステイ留学(3か月~1年以上)なら「複数都市滞在!近隣諸国プチ旅行学習スタイル」 。
留学期間が長いが故の特権を活かし、さらなる冒険を(多くの体験を)!
<この記事を要約すると>
・留学期間に合わせた滞在都市数の選択が、留学を成功させる。
・「単純に語学だけを学ぶ」のであれば、日本でもできるはず。留学先では、「一カ国=一つの言語、文化」という概念は捨て、「一カ国=多くの言語、多文化」の環境にどっぷりはまり、多様な世界観を身につけることが大切。