もはや伝説となっている海外ドラマ『ブレイキング・バッド』。元高校教師ウォルターが、かつての教え子ジェシーと麻薬製造する物語でした。最高のエンディングを迎えたブレイキング・バッドですが、2019年10月11日、ジェシーを主演とした続編映画がNetflix上で公開されることが決定しました。今回はEl Caminoの予告動画とネットの反応で英語学習をしましょう。※今記事ではドラマ版のネタバレが含まれています。
El Camino予告動画
ブレイキング・バッドの続編タイトルは『El Camino』と発表されました。これは日本語ではなくスペイン語ですね。日本語に直訳すると「その道」といったところでしょうか。スペイン語が使われているのは、やはり前作でもメキシコがストーリーに関係していたからでしょう。主役であるジェシー・ピンクマンがメキシコにいるのかもしれません。
それでは早速、公開された予告動画を見ていきましょう。
I don't know what to tell you. I ain't said like five hundred times already. I have no idea where he is. Don't know where he's headed either. North, south, west, east, Mexico, the moon. I don't have a clue. 何て言えばいいのか分からないさ。もう500回くらいは言ってるだろ。彼の居場所は知らない。どこに向かったのかさえ知らない。北、南、西、東、メキシコ、それとも月かもな。俺でさえ、手がかりはないんだ。
【単語解説】
・I don’t know what to tell – 何て言えばいいのかわからない、言うことはない
・head – 向かう
・not ~ either – ~もない
・clue – 手がかり、ヒント
But yo, even if I did, I wouldn't tell you. Because I've been watching the news same as everybody else. I've seen that little cage of his they kept him in. I heard about what all they did to him to make sure he kept cooking. でもな、仮に知っていたとしても、お前たちには教えない。俺も世間のみんなと同じように、ニュースを見ているんだ。彼が入れられていた小さな檻を見た。やつらが、彼にしたこと全て聞いた。ただ、調理を止めさないためにな。
【単語解説】
・even if~ – たとえ~でも
・same as ~ – ~と同じように
・cage – 檻
・keep in – 閉じ込める
So, sorry, I don't know what to tell you. No way I'm helping you people put Jessie Pinkman back inside a cage. だから、悪いな。何も言うことはない。お前らを手伝うことは一切ない。再びジェシー・ピンクマンを檻に入れる手伝いなんてな。
予告動画では、ジェシー・ピンクマンの友人スキニー・ピートが取り調べを受けているところでした。どうやら、映画はドラマのラスト直後からの続きのようですね。警察は映画の主役ジェシー・ピンクマンの行方を追っています。これからどのようなストーリー展開になるのか、気になるところです!
ネットの反応で英語学習
ここからはツイッターの反応で英語学習をします。ドラマ版の大きなネタバレもあるので、ネタバレが嫌な方は、先にドラマを観てから読み進めてください。
watching skinny pete talk about jesse after all these years got me all teary eyed yalllllll この数年間のことを思って、スキニー・ピートがジェシーについて話しているのを見ると、涙目になっちゃうわ
【単語解説】
・teary eyed – 涙でいっぱい、涙がこぼれそうな
Look at the pictures next to the door. It’s Hank and Steve Gomez. ドアの隣の写真を見てくれ。ハンクとスティーブ・ゴメスの写真だ。
【単語解説】
・next to – ~の隣に
ドラマ版を観た方ならお分かりだと思いますが、ウォルターの義兄弟ハンク、そしてハンクの相棒スティーブ・ゴメスの写真が飾られていますよね。このような形で2人が登場するとは。
If Jesse dies, we riot. If Badger dies, we riot. If Saul Goodman shows up, and dies, we riot. ジェシーが死ねば、我々は暴動を起こす。バッジャーが死ねば、暴動を起こす。ソウル・グッドマンが登場して、死ねば、暴動を起こす。
【単語解説】
・riot – 暴動を起こす
数々の登場人物が死んだブレイキングバッド。気になるのが、今回も死ぬ人物がいるのかどうか。主人公ジェシーはもちろん、ジェシーの友人バッジャー、そしてスピンオフシリーズが絶好調のソウル・グッドマンの行方が気になりますよね。特に、個人的にはソウル・グッドマンに登場してほしいです。
Yeah Disney. Take that, Bitch!!! そうだ、ディズニー。これでもくらえよ!!!
Take thatはそれだけで「これでもくらえ」という意味になります。よくThatを「あれ」と訳してしまいますが、この熟語では「これ」と訳します。そして、最後のBitchは誰がどう見ても悪い単語ですが、ドラマを観た方ならおなじみですよね。そう、ジェシー・ピンクマンのおなじみのセリフです!
ディズニーは2019年11月12日からアメリカで独自のストリーミング配信を開始する予定です。ネットフリックスよりも大型サービスになると予想されていましたが、El Caminoの登場でネットフリックスユーザーが増えることでしょう。ディズニーにとっては思わぬ誤算だったかもしれません。
まとめ
今回は大注目の映画『El Camino』の予告編とツイッターの反応で英語学習をしました。ネットフリックスを始めとするストリーミング配信は、英語の字幕をつけられるうえ、繰り返し視聴できるので英語学習におすすめです。ファンはもちろん、ブレイキング・バッドを観返して、El Caminoに備えますよね?