「おなかがすいた」はI am hungry.以外にもいろいろなレベルがあるんです!

こんな時にこんなフレーズ
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I’m hungry.(おなかがすいた)という英語の表現は、多くの人が英語を習う前から知っている表現のひとつでございましょう?おなかがすいたことを伝えられることは大事なことなのでよかったですが、本当は、「おなかがすいた」にはいろいろなレベルがあって、いろいろな表現で表すことができるんです!これを読めば、おなかのすき具合をうまく表現できるようになりますよ♪

ちょっと小腹がすいたなら・・・

今までだったら、I’m a little hungry.や I’m a bit hungry.という言い方で表現していたのではないでしょうか。I’m kind of hungry.と「まあお腹空いてるかな・・・」と濁す感じでも表現できます。もちろんこれらの表現も正しいですが、もっとぴったりな「peckish」という言葉があります!
to peckという動詞には、「鳥がくちばしでつつく」「鳥が食べ物をついばむ」という意味があり、その形容詞であるpeckishは、鳥がついばむように少量しか食べられない、少量だけ食べたい、という意味になります。

I'm a bit peckish.
I'm a little bit peckish.
I’m feeling peckish.

のように使って、「小腹がすいた」を表現できますよ♪

おなかがぺこぺこなら・・・

小腹がすいたときよりも、おなかがぺこぺこな時のほうが英語の表現はいろいろあるのですよ~。
1番よく使われるのは、I’m starving.だと思います。
to starveには、「飢える」「飢え死にする」という意味があり、

The dog starved to death.(犬が飢え死にした)

という文字通りの意味でも使えますし、とても腹ぺこならば、
I’m starving to death.で「死にそうなほどおなかがすいている」と言うこともできます。
また、

They are starving for knowledge.(知識に飢えている)

のように食べ物以外に飢えている時も使えます。

あるいは、I could eat a horse.という言い方もあります。仮定法で、「馬をも食べられるかも」と言っているので、おなかがすいている様子をよく表現しています。

I’m so hungry that I could eat a horse.(お腹が空いているので、馬をも食べられるかも)

というように、I’m hungryと一緒に使うこともできます。なぜ、食べられる動物に馬が選ばれたのか其の起源ははっきりしないのだそうですが、馬の代わりに何か大きな動物、例えば象、
I could eat a whole elephant.
や牛を使って、
I could eat a cow.、I’m so hungry that I could eat a cow.
など別の動物が使われることもあります。

そして、もう1つが、I’m ravenous.
ravenousにも「飢えた」という意味があり、日本語で言う「がっつく」にぴったりあいます。
to eat ravenouslyと副詞として使えば「がつがつ食べる」と言うこともできます。

デザートは別腹?

「デザートは別腹」という日本語は、本当に、おなかいっぱいのはずなのに、デザートとなるとぺろりと食べられちゃう感じをよく表している表現ですね!
英語を話す国の人にも「デザートは別腹」感覚はあるのですが、「別腹」をそのままanother bellyと言っても通じません。
英語では、
I have room for dessert. という言い方をよくします。
このroomは、「部屋」の意味のa roomでなく、「(スペース)の余裕」という意味の数えられない名詞としてのroomです。
There is room for dessert.という言い方もします。
もっと食べるよう勧められて、

I want to save room for dessert.(デザートのためにおなかの余裕をとっておきたいの)
I am saving room for dessert.(デザートのためにおなかの余裕をとっておいてるの)

のようにも使えますし、

I always have room for ice cream.
(アイスクリームのためのおなかの余裕はいつもとってあるの)
のようにdessertを特定のものに変えても使えますよ♪
Make sure you save room for ice cream.
(アイスクリームの分のおなかの余裕もとっておいてね)

と相手に使うこともできます。

逆におなかいっぱいは?

せっかく「おなかがすいた」をいろいろ言えるようになったので、ついでに「おなかいっぱい」も覚えてしまいましょう♪
1番よく使う「おなかいっぱい」は、I’m full.だと思います。
文字通り「フルにいっぱい」という意味です。

上で紹介したroomを利用して「おなかいっぱい」を表現することもできますよ!

There is no room anymore.(もうおなかに余裕がない)

ということができます。
他にも

I’m stuffed.(おなかいっぱい)
I’ve got plenty. Thank you.(たくさんいただきました、ありがとう)

ここでは、Thank you.としましたけれど、Thank you but no thank you.という言い方もよくします。「ありがとう、でも結構です」という意味で、何かオファーを丁寧に断るときにも使えますよ。

I’ve had/ got more than enough.(必要な量よりいっぱいいただきました)
I feel bloated.(おなかパンパン)
I’m about to explode.(はちきれそうです)

なども使えます。

ちなみに、「おなかがすかない」ときは、I’m not hungry.以外に、

I don’t feel like eating.(食べる気がしない)や、
I have no appetite.(食欲がない)

なども使えます。
「食欲」という意味のappetiteもいろいろに使える表現で、

I have lost my appetite.(食欲がなくなった)や、
逆の意味で I have a big appetite.(食欲旺盛)

にも使えます。

hungryを使ったギャグもついでに♪

せっかく「おなかがすいた」に関していろいろ覚えましたし、最後に、I’m hungry.を使ったギャグもご紹介♪

-I’m hungry.(おなかすいた)
-Nice to meet you, Hungry.(はじめまして、ハングリーさん)

I’m hungry.は、「おなかがすいた」という意味以外にも、例えば、I am Naomi.「私はナオミです」と自己紹介の時にも使えますでしょう?
そこで、hungryをHangryという名前の人と捉えて対応したおやじギャグです。
我が家では、娘がおなかがすいたと騒いだ時には、このギャグが延々と続きます(笑)。
おなかがすいたと子供が騒ぐときには使ってみてくださいね(笑)。

あるいは、下着のパンツがどんどんおしりに食い込むことを、日本語では「半ケツ」などと言いますでしょう?
英語のほうがもっとかわいい表現なんですよ~。

My bum is hungry.(おしりがおなかすいてる)

というんですよ~。
我が家では、

My bum is eating my underwear.(おしりがパンツを食べている~)

もよく使います(笑)。

ギャグも含め(笑)、今回は、hungryを極めましたね!

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