あなたの子どもはどのタイプ?スクールORオンライン

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近年になり、「子ども英会話」という言葉を世間的にもよく耳にするようになりましたね。私が子どもの頃はあまりなじみのなかった子ども英会話スクール。今では、子どものいる友人からは英語教育についての相談をされることが多くなりました。子どもが小さいうちから英語に触れる環境作りへの意識が高まっているようです。

英会話と他の習い事との違い、それは「選択肢があること」です。水泳やお習字などは、教室やスクールなど、「通う」スタイルしかない習い事ということに対し、英会話はスクールに通うことも、自宅のパソコンから行うこともできます。また、十人十色というように、教育関係の習い事は、教育方針なども様々。こうなると、選ぶのが大変ですよね?

そこで、様々な子ども英会話スクールに勤め、現在はオンラインの子ども英会話講師をした私の経験から、スクールとオンラインの特徴を教えちゃいます!
最初に「スクールに通う」スタイルと「自宅でオンライン」、それぞれのメリットをご説明します。

スクールとオンライン、それぞれのメリットって?

 まずは、スクールに通う利点、ずばり!「生の英語の世界を体験できる」ということです。英会話スクールの扉を開けば、そこには英語の世界!もちろんスクールによって、講師の国籍や英語使用率も異なるかもしれませんが、実際に面と向かって英語を聞いたり、話したり、ハイタッチなどのボディランゲージを通じてコミュニケーションを取ることは、学習面において、とても重要な体験です。

 オンライン英会話のメリットは、やはり「時間の有効活用ができる」ことでしょう。わざわざ家から出なくても、パソコンやタブレットがあればどこでも英語が学べちゃうという手軽さ。移動中の車の中、塾が終わって、夕ご飯を食べた後などなど。実際にオンラインの生徒さんの中には、海外に住んでいる子やあるスポーツに打ち込んでいる子など、物理的にスクールに通うのが難しいお子様もいらっしゃいます。オンラインであれば、どんなに忙しくても家にいる時間は必ずあります。「毎日英語のレッスン」も夢ではありません。

とにかくアクティブに!生の英語環境を体験させたい!

 「生の英語」を体験できるのがメリットとお伝えした、「スクールへ通うスタイル」。
私は今まで、3校ほどのスクールに勤めましたが、どのスクールもやはり「なるべくオールイングリッシュ」が基本でした。

あるスクールでは外国人講師と日本人講師の4~5人のグループでレッスン、別のスクールではペアティーチング、またはメインは外国人講師で日本人講師のアシスタントといった様々なレッスンスタイルを経験しました。

ただ、どのスクールでも統一していたのが、「外国人講師は一切日本語を使わない、日本人講師は、どうしても日本語の補助が必要な場合のみ日本語を使ってもよし」ということでした。
極力、英語環境を子どもたちに体験させることを心掛けること。言葉で通じなければ、顔の表情などのボディランゲージを使って、意思疎通を図るようにし、なるべく日本語は使いませんでした。
そいうこともあり、よく保護者の方から「お家は日本語、英会話スクールは英語」という認識が子どもにあるようです、と教えてもらっていました。生徒さんの中には、先生のように知っている英単語やフレーズで表現したり、ジェスチャーなどで伝えようとしている子もいました。

また、個人的な意見ではありますが、直接相手と接するということは、やはり画面上で対話することに比べ、大きな違いを感じました。”Good job!”と褒めながら、ハイタッチをしたり、ご褒美スタンプやシールをノートなどに貼ってあげたりすることが出来るので、先生と生徒さん達の「親近感」が強くなります。

レッスンでも、生徒さんが直接絵本に触れたり、先生やクラスメイトと体をいっぱい使ったゲームで遊んだり、日本にいながら「英語環境」の中で過ごすことができるのです。

 アクティブで、お友達や先生と一緒に何かをすることが好きな子は、スクール通いのグループレッスンがおすすめ。シャイなお子様でも、先生やクラスメイトの行動を見ながら、密かに英語を身に付ける子もいましたし、徐々に殻から抜け出し、とても元気よくレッスンに取り組むようになった生徒さんもいましたよ!

短時間集中!出来るなら毎日英語に触れたい!

 冒頭でもお伝えした、オンラインの利点である「時間の有効活用」。これが実はとても重要です。
言語を学ぶ上で大切なのは、「その言語にどれぐらい日常生活の中で触れられるか」ということ。保護者の方や友人によく聞かれる相談されるのが、「毎日短い時間をやるのと、回数が少なくても一度に長時間やるのでは、どちらがいいの?」です。ここでポイントとなるのが、「毎日」。「語学って使わないと忘れてしまう」ということを聞いたことはありますか?実はその通りなのです。

 まずは「人間の言語習得」についてご説明します。生まれたての赤ちゃんは視力が発達しきれていないのに対して、聴覚はお母さんのお腹の中にいる時から機能していると言われています。赤ちゃんにとって、耳に入る「音」は大切な情報源です。脳はよく聞く「音」を記憶し、言葉を発せるようになると、記憶した音を発話するようになります。その音が合体していくことにより単語が言えるようになり、文章で発話できるようになります。

 しかし、年齢が上がるにつれ、ただ「聞く」だけでは記憶するのが困難になります。なぜなら、脳の記憶の引き出しが埋まっていくと、新しい情報を収納するスペースがなくなってしまうため、新しい情報を覚えるのに時間がかかってしまうからなのです。そのため、日常で耳にしない音や情報は忘れ、新しい情報をそこに埋めようとするのです。

 そのため、いくら長時間英語漬けを週に1度や2度体験させても、日々触れなければ、忘れてしまう恐れが生じます。また、子どもの集中力は20分程度と言われているのをご存知ですか?
英会話スクールのレッスンでは、1コマ短いレッスンでも1時間はあり、その1時間の中でだいたい2,3つ程のアクティビティを準備しました。同じ内容に興味を持ちつつ、集中して出来るのは20分が限界だからです。

 私が勤めているオンライン英会話も、1コマ20分です。簡単なフリートーク、フラッシュカードを使った単語の練習やフレーズの練習を行います。生徒さんの英語レベルや性格にもよりますが、だいたい1コマの間に単語を3~5つ練習、1つか2つのフレーズを習得するようなアクティビティをしていますが、必ず前回のレッスンの復習を取り入れています。

 20分。はたから聞くと短いですが、その20分の中に英語の時間をぎゅっと詰め込み、前にやった内容を繰り返し聞き、発言してみることによって徐々に習得していくのです。オンライン英会話であれば、好きな時間帯にレッスンを好きな場所で出来るので、「日課」として行える。言語を習得する上で大切な、英語環境を毎日用意してあげられるのです。

 オンライン英会話は小学校高学年の子や人の話を聞くことが好きな子に向いています。
画面上でのレッスンになるので、座ってレッスンを行います。そのため、座って集中して出来る高学年の子や、絵本を読んだり絵を描いたりなどのインドアが好きなお子さんがおすすめです。

まとめ

 今回はスクールとオンライン英会話の利点をご説明しました。
皆様のお子様はどんなお子様ですか?
活発で体をいーっぱい使って、周りのお友達とレッスンをしたり、先生と直接お話することが好きですか?それとも、スキマ時間を利用して、コツコツと集中してレッスンに取り組むことが好きですか?
体験レッスンなどを通して、それぞれのライススタイルやお子様の性格に合った通い方法を探してくださいね!

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