オーストラリアを代表する植物と言えば、何を思い浮かべますか?

オーストラリア
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オーストラリアは、「自然いっぱい!」となんともざっくりと表現されますけれど、オーストラリアの植物と言えば?と尋ねられたら、どんな植物が思い浮かびますか?
オーストラリアの代表的な植物はいろいろあれど、どの植物もなんともオーストラリアらしい力強さ、鮮やかさが備わっていて素敵なのですよ。
今日は、オーストラリアの独特な美しい植物から、オーストラリアの大自然に想いを馳せてみましょう♪

オーストラリアの国花をご存知ですか?

オーストラリアの国花(national floral emblem)は、golden wattle(ゴールデンワトル)というふわふわっとした黄色いポンポンのような花がたっくさん連なる愛らしい花で、1988年に国花となりました。
オーストラリア政府のサイトではゴールデンワトルをこんなふうに紹介しています。

Australia's national floral emblem is the golden wattle.
When in flower, the golden wattle displays the national colours, green and gold.
As one species of a large genus of flora growing across Australia, the golden wattle is a symbol of unity.
Wattle is ideally suited to withstand Australia's droughts, winds and bushfires. The resilience of wattle represents the spirit of the Australian people.

(オーストラリアの国花は、ゴールデンワトルです。花が咲くと、ゴールデンワトルは、グリーンとゴールド、というオーストラリアのナショナルカラーを披露してくれます。
ゴールデンワトルは、オーストラリア国内で育つ花の中でも大きい種で、「団結」を表すシンボルです。
ワトルは、オーストラリアの干ばつや風、ブッシュファイヤーなどにも耐えうるオーストラリアの風土に理想的な植物です。そういったワトルの回復力は、オーストラリアの人々の精神を代表するものです。)

ゴールデンワトルは、まさに!国花にふさわしい花なんですね!

それでは、ケアンズの花はなんでしょう♪

国花であるゴールデンワトルは、南オーストラリア州、ビクトリア州、ニューサウスウェールズ州、オーストラリア首都特別地域などで広くみられる花なのですが、筆者の住むオーストラリア北部の街ケアンズでは、気候がトロピカルすぎてなかなか見られないお花なんです。

それではケアンズ市の公式の市のお花はなにかというと、golden penda(ゴールデンペンダ)というこれもまた、黄色い花がふんわりとした、ナショナルカラーのグリーンとゴールドのコントラストが美しいお花で1995年にケアンズの市の花となりました。ゴールデンペンダそのものも美しいお花ですが、ゴールデンペンダの花の蜜を求めて、ロリキートのような色とりどりの鳥が集まる情景はとてもケアンズらしいです。
ケアンズのあるクイーンズランド州北東部のみで見られる固有種という、これもまた、まさに!ケアンズにふさわしいお花です。
クイーンズランド州の北東部にしか見られないけれど、ケアンズではあらゆるところで見られる木ですので、ケアンズにいらした時は、ゴールデンペンダの木も眺めてみてくださいね♪

ユーカリもあらゆるところにあるのですよ

オーストラリアの植物と言えば・・・でユーカリが思い浮かぶ方も多いんじゃないかと思いました!
ユーカリは、800種ほどあるのですが、そのほとんどがオーストラリア生まれなのですよ♪
日本の方にも馴染み深いユーカリですが、意外と日本の方に知られていない豆知識をご紹介しますね。

Koalas prefer to just less than 100 of aucalyptus species. They select 8 to 10 of such eucalyptus species in general.

ユーカリとコアラとセットでオーストラリアのイメージとして捉えられることも多いですが、コアラは、800種ものユーカリがあるというのに食べるユーカリは100種以下なのだそう。その中でお好みのユーカリ8~10種くらいを食べて、その他のユーカリは全く無視なのだそう(笑)。コアラは、なんとも食にうるさいんですね(笑)。

Eucalyptus is the world's tallest flowering plant.

そもそもユーカリに花が咲く、というイメージも日本の方にはなじみが薄いように思います。ユーカリの花のまたふわっとした丸い、かわいらしい花なのですよ。

Eucalyptus trees are called ‘gums’ because early settlers noted that some species of trees would exude a sticky gum.

オーストラリアでは、ユーカリは、「ガムツリー」という呼び名で親しまれています。その、ユーカリの実、という意味で「ガムナッツベイビーズ」という名のキャラクターもオーストラリアでみんなに愛される、象徴的キャラクターとなっています。

Eucalyptus trees are flammable.

ユーカリの葉にはたっぷりオイルが含まれていて、そのオイルからユーカリのさわやかな香りがします。エッセンシャルオイルとしても人気の香りですものね!そのオイルを含む葉が擦れあってブッシュファイヤーの原因にもなりうると言われています。ただ、山火事になっても、とても火の回りが早く、ゆっくりじっくり火が燃え広がるよりダメージを抑えられるのだそう。火の回りが早いので、ユーカリの木の上のほうは燃えてしまっても、木の下のほうからまた新芽を出して回復していきます。そして、火の回りが早いから、種まで完全にやられてしまわずに種から新しいユーカリが育っていくのだそう。
ちなみに、ユーカリのエッセンシャルオイルも「可燃物」として扱われます。

また、先ほど、国花ゴールデンワトルの話でもナショナルカラーが話題になりましたが、ナショナルカラーのゴールドは、オーストラリアのビーチや豊かな鉱物資源、農作物の実りやオーストラリアンウールを表し、グリーンは、森やオーストラリアの緑地、そしてユーカリも表しているのだそう。まさに!ユーカリはオーストラリアを代表する植物なんですね!

(The national colours have strong environmental connections. Gold conjures images of Australia’s beaches, mineral wealth, grain harvests and the fleece of Australian wool. Green evokes the forests, eucalyptus trees and pastures of the Australian landscape.)

オーストラリアらしい植物は、本当にあまりにたくさんあって、書ききれません(笑)。オーストラリアの大自然を楽しむ一環として、オーストラリアにお越しの際はオーストラリアらしいお花も見つけてみてくださいね♪

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