誰もがSNSを使用する時代になりました。トランプ大統領もTwitterに日々追われていることで有名ですよね。SNSは楽しいという一面を持つ一方で、誹謗中傷されることもあるという負の一面もあります。特に世界で活躍するスターたちには、称賛の声だけではなく、読んでいて嫌な気分になるような声も。今回はスターが自身に関する悪口ツイートを自分で読み上げる企画で英語学習をしましょう。
『ジミー・キンメル・ライブ』の人気企画
アメリカの人気番組『ジミー・キンメル・ライブ』。番組のホストを務めるジミー・キンメルは今もっとも勢いに乗る人気コメディアンの1人。2017年にはあのアカデミー賞の司会を務め、会場を爆笑の渦に巻き込むこともあれば、シリアスなトークを見せることもありました。その司会ぶりが大好評を呼び、彼は2018年のアカデミー賞司会に決定したのです。
全米から愛される番組『ジミー・キンメル・ライブ』は数々の人気企画を生み出してきました。今回紹介するCelebrities Read Mean Tweetsもその一つ。この企画では誰もが知っている海外スターが、自身の悪口についてつぶやいているツイートを読み上げるという企画です。ツイート内容の秀逸さはもちろん、それを読み上げるスターの表情にも注目して、笑いながら英語学習をしていきましょう。
Celebrities Read Mean Tweetsで英語学習
さっそく、上の動画を利用して英語学習していきましょう。動画には、あっと驚くようなスターたちがたくさん出てきます。いったい、彼らのもとにはどのような悪口が寄せられているのでしょうか?
ジェイク・ギレンホールは殴りたくなる顔
まず登場したのが甘いマスクと圧巻の筋肉、そして人々の感情を揺さぶる演技で大人気のジェイク・ギレンホール。パーフェクト・ヒューマンの彼が読み上げたツイートがこちら。
Jake Gillenhaal has the most punchable face of all time. I’d like nothing more than to sock him in his ugly, soft, starry-eyed pug face. ジェイク・ギレンホールほど殴りたくなる顔はないよ。ぜひ彼の醜く、夢にあふれた目つきのパグ顔を殴りたいね
【単語解説】
・punchable face
「殴りたくなる顔」という意味です。「殴りたくなる顔」なので「決め顔」や「どや顔」と訳すこともできますね。
・sock
「靴下」や「靴下を履かせる」という意味で有名ですが、実は「殴る」という意味もあるのです。
・starry-eyed – 非現実的である、夢想的な
一発目から厳しすぎるツイートですよね。ジェイク・ギレンホールはどんな気持ちで読み上げているのでしょうか?哀愁漂う彼の表情に注目です。
エリザベス・モスは醜い
2人目は女優のエリザベス・モス。ドラマ『ザ・ホワイトハウス』で大統領令嬢ゾーイ・バートレット役を演じ人気を集めました。美しいルックスの彼女が読むツイートとは?
Elisabeth Moss looks STUNNING. I think she can clean up well, despite my grandmother’s harsh opinion that she’s hideous. エリザベス・モスはとても素敵さ。彼女は掃除上手だとも思うよ。でもおばあちゃんが彼女は醜いって厳しい意見を持ってるんだ
【単語解説】
・stunning
stunningは「気絶させる」という意味があります。それが転じて、「(驚くほど、もしくは気絶するほど)素晴らしい」という意味でも使われます。
・clean up – 掃除する、片づける
・harsh – 厳しい
・hideous – 醜い
最初だけ見ると、ぜんぜん意地悪なツイートじゃないじゃんと思っちゃいます。投稿者は彼女を絶賛していますが、投稿者のおばあちゃんが厳しいですね。
そんなこと言っちゃって大丈夫!?
3人目は盟友ジョン・リスゴーです。シュレックの声優を務めたり、トニー賞主演男優賞を受賞したこともある名優が読み上げるツイートは?
I bet that John Lithgow’s ballsack looks exactly like is face. ジョン・リスゴーの陰嚢は彼の顔とそっくりだと思うよ。
【単語解説】
・ballsack – 陰嚢
名優に対して失礼過ぎるツイートでした。
あのドラマの人気キャラクターも犠牲者に
少し飛んで、次に紹介するのはニコライ・コスター=ワルドー。彼は大人気ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」でジェイミー・ラニスター役で知られています。今最も注目を集める俳優の一人である彼が読み上げるツイートは以下の通り。
Jamie Lannister has a tiny d**k, pass it on. ジェイミー・ラニスターのアソコはとっても小さい、回してください。
【単語解説】
・tiny – とても小さい
・pass it on – 次に伝えてください、回してください
嫌なツイートですね~。どんどん回して、と言っているあたりが悪質です。
喜べない賛辞?
『バードマン』に主演するなど、数々の名作映画に出演しているベテラン俳優マイケル・キートン。彼が読みあげるツイートは、聞いてるこっちまで悲しくなってきちゃいます。
Someone just told me I smiled like Michael Keaton and I don’t know if I should take one million selfies or put a gun in my mouth. 僕はマイケル・キートンみたいに笑うといわれたよ。たくさんのセルフィーを取るべきなのか、銃を口に突っ込むべきなのかわからない。
【単語解説】
・selfie – セルフィー、自撮り写真
現実はつらい
アレック・ボールドウィンはアメリカの俳優であり、コメディアン。彼はトランプ大統領のモノマネをすることで有名です。そして、サタデー・ナイト・ライブでも自慢のモノマネを披露していたんでしょう。そんな彼に届いた声が以下のもの。
Just tried watching Saturday Night Live - unwatchable! Totally biased, not funny and the Baldwin impersonation just can’t get any worse. サタデー・ナイト・ライブを観ようとしているが、観るに堪えないものだ!完全に悪意があり、笑えない。ボールドウィンのモノマネはこれ以上ひどくなれないな。
このツイートをしたのは、@realDonaldTrump。なんとツイート主はトランプ大統領だったのです。モノマネしている本人から批判が来る、しかも大統領から来るのはコメディアンとしては名誉あることかもしれません。
まだまだツイートシリーズ動画はたくさん
今回は動画1本だけ見ましたが、まだまだたくさんの動画があります。ぜひ英語学習がてら視聴してみてください。また、Twitterを英語学習に活用するという手もあります。気軽にフォローできるのがTwitterの魅力でもあるので、英語学習目的でTwitterを活用するのをオススメします。