大学受験が終わると、次に待っていたのは将来の就職先はどうするかでした。
そこで何はともあれ英語と思い、大学入学と共に英会話教室のプライベートレッスンを受け始めました。
先生はとても良い先生でしたが、週に一回くらいでは、思うように上達しませんでした。
それで、英会話教室にも通いつつ、長期休暇中は海外で語学留学をすることにしました。
日本でだけ勉強している間は、どこか受験英語の延長から抜け出せず、綺麗に話したいという想いが先行して壁を突き破ることができずにいました。
しかし、語学留学先では、お友達ともホームステイ先の家族とも英語で話さなければなりません。
しかも、日本で勉強していた時のように待ってなどくれません。
それで、私に不足しているのは、英語だけではなく、コミュニケーション能力と対人関係能力も不足していることに気づきました。
実際、何回目かの留学の時、南米のとある国から来た女の子と親しくなりました。
お互い、発音もおぼつかず、片言の英語でしたが、ずっとおしゃべりし続けることができました。
単語力や文法はもちろん大切なのですが、相手と良い関係を築きたいという気持ちや、話を楽しく続けようとする気持ちこそが一番大切なのだと思います。
私は今、海外と日本を行ったり、来たりする生活をしています。語学留学中の気づきや経験がなければ、今の私はなかったと断言できます。
(noa・女性・35歳)