「第一印象がすべて」と言われるように、第一印象で人はあなたのことを判断します。一度悪い第一印象を与えると、その後ビジネスを上手く進めていくことは難しいです。
どんな場面でも第一印象は大切ですが、特にビジネスシーンでは第一印象がすべてと言っても過言ではないでしょう。
ではどうやって良い第一印象を与えるべきなのでしょうか?それが自己紹介です。
今回はビジネス英語に大切なスキルと自己紹介の時に使えるフレーズを紹介します。
ビジネス英語で大切なスキルとは?
ビジネス英語と日常会話で使用する英語は全く違うものと言っても過言ではありません。
ビジネスシーンでは、相手はあなたのことをプロフェッショナルとして扱います。プロフェッショナルであるあなたは英語も正確なものを使用しなければいけません。
ビジネス英語であなたが相手とするのは全世界の人々です。ネイティブ英語スピーカーとだけ話すことは、ほとんどないでしょう。むしろ、ネイティブ英語スピーカーとビジネスを進めるよりも、非ネイティブの外国人とビジネスを進めていくことが多いです。
つまり、さまざまな訛りを持つ外国人と英語を使用してコミュニケーションを取らなければいけません。訛りがある英語を話すことは当たり前であると認識されているので、英語ネイティブのような流ちょうな発音はそれほど重要視されません。
最低限の発音があれば十分です。
ではビジネス英語で大切なのは何か?
すでに説明したように、ビジネスシーンではプロフェッショナルとしてふるまうことが期待されます。つまり、発音よりも正確な文法、シチュエーションに合った単語を選ぶことが重要なのです。
極端な話ですが、インフォーマルな英語ばかり使用していてはプロフェッショナルとみなされません。もちろんそれだけではありませんが、最低限のスキルとして正確な文法力と単語力は必要です。
もしあなたがビジネスシーンで英語を使う必要があるのならば、発音よりも語彙力と文法力を磨きましょう。
外国では名刺交換はあるの?
日本のビジネスシーンに名刺交換はつきものですよね。名刺の向きから、渡し方まで徹底的に教育されます。
しかし、外国ではそれほど名刺交換に重点を置かれていることはありません。むしろ名刺を持っていないという方もいるほどです。ちなみにですが、日本の名刺交換は徹底していると世界中で話題になっています。
あまり名刺交換に重きを置いていないので、外国人とビジネスをするときには名刺交換が行われないかもしれません。日本では、何より最初に名刺を渡すのが一般的ですが、外国では違います。
まずは相手の顔を見ながら握手をして、挨拶を交わします。その後、会話が進んだり、さっそく本題に取り掛かったりするので、名刺交換の時間がないかもしれません。
名刺交換が行われなかった、しかしどうしても名刺交換をしたいというときには、雑談がひと段落したところで名刺交換の提案をしましょう。
名刺はbusinessと言います。相手に名刺を欲しいと頼むのもいいですが、自分の名刺を相手に渡すとスマートですね。相手が名刺を持っていたら、相手の名刺をもらうことができるでしょうし、持っていなかったら相手の名前や連絡先を聞いてもかまいません。
Let me give you my business card. Here you go. (こちらが私の名刺です。どうぞ受け取ってください。) Thank you, this is mine. (ありがとう、これが私のです。)
相手の名刺を受け取ったら、名刺を見ながら相手の読み方を確認するのがおすすめです。我々日本人にとって、外国人の名前は読みづらいです。Mr. Robert?のように、相手の名前をつぶやくことが大切です。もし読み方が間違っていたら、相手が正しい読み方を教えてくれます。
外国では相手の名前を呼ぶという行為が多々あります。その際に、間違った発音で相手の名前を読んでいては失礼ですし、なにより相手にいい印象を与えることはできません。
最初に相手の名前の読み方を確認しておきましょう。
自己紹介の時に使えるフレーズ
How are you? / How do you do?
初対面の人に会ったら、まずは挨拶をするのがマナーです。Good morning / afternoon / eveningなどを言い、その後How are you?と言いましょう。How are you?よりもHow do you do?の方がずっとフォーマルです。しかし少し古い言い方なので、今ではあまり使用されません。How do you do?を好んで使用する年配の方はいます。
Good morning. How are you? (おはようございます。)
I’m from~
自己紹介をするときは、自身が所属する会社の名前を言うことが多いですよね。例えば、「EnglistAの奥川と申します」。こう言いたい場合には、My name is Okugawa from EnglistAと言えばOKです。fromの後ろには、あなたの会社名を入れてください。
また自身の役職やポジションを伝えることもあると思います。その場合には、以下のように自己紹介をしてみるといいでしょう。
I’m an engineer.
I’m a director of~
It’s a pleasure to meet you.
It’s a pleasure to meet you.はNice to meet you.と同じ意味です。しかし、It’s a pleasure to meet you.のほうが丁寧な感じがします。
ビジネスシーンではNice to meet you.というよりも、It’s nice to meet youとIt’sを付け加えましょう。さらにveryを付け加えて、It’s very nice to meet youと付け加えると、「会えてうれしい」という感じがより強調されます。
Thank you for coming today.
あなたとビジネスを進めるためだけに、相手が外国から日本へ来てくれる場合はよくあります。そんな相手にはThank you for coming today.「今日はお越しいただきありがとうございます」と感謝の言葉を伝えましょう。
またその際にHow was the flight?「フライトはどうでしたか?」やYou must have been tired「お疲れだったでしょう」等の言葉をかけるといいですね。
ビジネス英語は実践で上達する
ビジネス英語を伸ばす最大のポイントは、実践を繰り返すだけです。
一般英語とは違い、使うフレーズや単語は限りがあるので実践を何度も繰り返すと、あるていど言うべき単語やフレーズというものがわかってきます。また実際に外国人の同僚やクライアントが言ったセリフを丸暗記するのもいいですね。
オンライン英会話でも、講師に頼めばビジネスシーンを想定してレッスンをしてもらうことができます。インプットとアウトプットを同時に行えるので、どんどん実戦形式でビジネス英語を学んでいきましょう。
今回は自己紹介というシーンで使うことができるフレーズをいくつか紹介しました。
それほど難しくはないですが、便利なフレーズンばかりなので実際に使ってみてください。