桁数が多くても問題なし!数字の読み方と、数字にまつわる英語表現

単語・フレーズ
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得意だろうが不得意だろうが、数字は暮らしにつきものです。仕事をしていれば必須ですが、そうでなくても、数字に触れることなく人とコミュニケーションすることは、まず出来ません。
この記事では、暮らしに欠かせない数字の読み方をご紹介します。
桁がずらりと並んでいる数字を前に躊躇する必要はありません。「1から9までの数字が分かって」いて、「3桁までの数を読むことが出来」れば、スラスラ読むことが出来ます。

桁の多い数字の読み方

桁数の多い数字を読もうとするとき、英語なら日本語よりも間違いなく簡単だと断言出来ます! 数字を書くときに付いて来る3桁ごとのコンマがその助けになります。

          123,000
上の6桁の数字を見てください。
これは、コンマの左側にある数字に、thousandを付けて読みます。上記の例ではhundred twenty threeに続けてthousandで、hundred twenty three thousandです。左側にある数字は、次のコンマに挟まれている間の最大3桁です。

       123,000,000
この9桁の数字には、コンマが二つあります。右から二番めのコンマの左側にある数字にmillionを付けて読みます。上記の場合、hundred twenty threeにmillionを続けて読むので、hundred twenty three millionです。

   123,000,000,000
同様に、三番目のコンマの左の数字に続けてbillionを付けます。
上の例は、hundred twenty three billionです。

123,000,000,000,000
右から4番目のコンマはtrillionですので、上の場合だと、hundred twenty three trillionになります。

コンマは、一番右から順番に、最初がthousand、二番目がmillion、三番目がbillion、4番目はtrillionと覚えてしまいましょう。あとは、各コンマに挟まれている最大3桁の数字を普通に読みながら、各コンマの名称を挿入していくだけです。
「123,456,789,987,654」は、「One hundred twenty three trillion four fifty six billion seven hundred eighty nine million ninety eight seven thousand six hundred fifty four」です。

いかがですか? 日本語よりもよほど系統立っていて読みやすいでしょう? 

数字に関する言葉

Number(数字)の短縮形(abbreviation)は、ご存知の通りNo.、そしてその複数形がNos.です。
数学はmathematics(短縮形maths)、算数はarithmeticです。

・偶数(even number)
・奇数(odd number)
・分数(fraction)
・分母(denominator)
・分子(numerator) ・Improper fraction(仮分数)
1/2=half
1/3=one third
1/4=quarter
5/18=five over eighteen 
上の段を読み、over(~の上に)に続けて下の段を読みます。 下の式は次のように読みます。「one plus three x over square root of one plus two x」 複雑に見えますが、読み方の順番は、上の5/18の仕組みと同じです。 1+3x__ √(1+2x)   ・小数(decimal) ・Answer in two decimal places.(小数第二位まで答えなさい。) 0.5=zero point five 18.0=eighteen point zero 150.35=a hundred fifty point three five ・平均(average) ・Find / Estimate the average of ◯◯.(◯◯の平均値を出しなさい。)

数字を飾る言葉

「おおよそ、約」というときは、about、around、approximatelyなどの単語を使います。
approximatelyは長いので、approx.と短縮形にすることが出来ます。

・About / approximately 100 people are invited.(招待客は、約100人です。)
・He will be coming around 15 o’clock.(彼は15時くらいに来ますよ。)

「四捨五入する」というときはroundという動詞を使います。「丸い」というのと同じroundです。日本語でも四捨五入するなどして、端数処理をすることを「丸める」と行ったりしますよね。  

・in round numbers(概数で)

◯◯は超えない(not more than ◯◯)

・The charge will not be more than 10,000 yen.(料金は1万円を超えることはないだろう。)
・Not more than 30 people agreed.(賛成者の数は、30人を超えない。)

◯◯は下らない(not less than ◯◯)

・The charge will not be less than 10,000 yen.(料金は、1万円を下らない。)
・Not less than 30 people agreed.(賛成した者は、30人はいた。)</pre.

少なくとも、最低で(in minimum、at least)
・Spend 10,000 yen in minimum / at least.(最低でも1万円を使う。)

多くとも、最高で(at maximum / max.)

・Spent 10,000 yen at maximum / max.(最大で1万円を使う。)

a number of ◯◯というと、「かなりの◯◯、結構な◯◯」といった意味になります。

・A number of people were waiting in the queue.
(結構な人数が行列を作って待っていた。)

large、small、greatなどの言葉を加えて、もう少し具体的な表現にすることが出来ます。

・The pond was filled with a large  / small / great number of frogs.
(池は、たくさんの/少しの/おびただしい数のカエルで溢れていた。)

numerousも、おびただしい/たくさんのという意味。

・Numerous people were flocking to the newly-opened shopping centre.
(大勢の人たちが、新しくオープンしたショッピングセンターへ詰め掛けた。)

西暦の読み方

西暦の4桁は、基本的に2桁ずつ区切って読みます。
1982であれば、19と82に分け、nineteen eighty nineです。

1800、1900など、右2桁がゼロの場合、その部分をhundred(100)と読みます。左の例ではそれぞれeighteen hundredと nineteen hundredになります。

1907など、合間にゼロが入っている場合、その数字は「O」(オー)とよびます。例は、「nineteen oh seven」と読みます。

2000年代になると、2桁区切りではなくtwo thousandプラス数字です。つまり、普通の4桁の数字と同じ読み方ということです。2007は、two thousand sevenですし、2017はtwo thousand seventeenです。

以上と以下

日本語で「◯以上」「◯以下」というとき、◯の数字も含まれますが、英語の場合は含まれません・・・と書くとややこしいですが、英語の表記を忠実に理解すれば、言葉通りだということが分かるのではないでしょうか。

・Less than 5 yearsは、「5年に至らない」。つまり、「5年未満」です。
・5 years or moreは、「5年またはそれ以上」で、「5年以上」です。
・5 years or lessは、「5年またはそれ以下」つまり、「5年以下」ですね。
・More than 5 yearsあるいはOver 5 yearsだと、5年を越える「5年超」=「6年以上」ということです。

年代など、まとまった年数の表現

10年をまとめて「decade」と言います。数十年というときは、decadesと複数形にします。

・I live here for a decade / I live here for 10 years.(ここには、10年住んでいます。)
・I live here for decades / I live here for tens of years.(ここには、数十年住んでいます。)

また、80年代、90年代のようにゼロから始まり9で終わる、特定の10年を指す場合もあります。The eighth decade of the last centuryとあれば、「前世紀の8番目の10年」、つまり「1980年代」という意味になります。
ちなみに、80年代、90年代というときは、数字に「’s」を付けて80’s、90’sと書きます。読み方はeighties 、ninetiesです。では、2000年代「00’s」はどう呼ばれるのでしょうか。
noughties、zeros、two-thousandsなどの候補があるものの、もう「10’s」後半だというのに未だ広く確定した呼び方はないようです。

noughtまたはnaughtは、ゼロの意味です。nullという単語も同じくゼロを示す言葉です。
テニスでは、得点ゼロのことをloveといいますね。語源は、ゼロの字形から連想してフランス語の「I’oef」(卵)だとか・・・。
「くまのこウーフ」という日本の有名な童話シリーズ、ご存知の方は多いでしょう。おっとりした子熊「ウーフ」が主人公です。エピソードには卵を食べるシーンもあるし、子熊の名前の由来はフランス語の「卵」かなと私は思っていたのですけど、どうなのでしょうね。

年代と言えば、70 歳代の人をSeptuagenarian、80歳代をOctogenarian、90歳代の人のことをNonagenarianと呼びます。月のSeptember(9月)、October(10月)、November(11月)と似てるなと思いませんか?
ローマ暦(Roman year)でそれぞれ7、8、9番目の月という意味です。ラテン数字7(septem)、8(octo)、9(novem)が元になっています。

おまけに、「fortnight」という単語もご紹介しましょう。Fortnightとは14夜、つまりこの単語一つで「2週間(2 weeks)」の意味になります。
・I will stay here for a fortnight / I will stay here for two weeks.(ここには、2週間滞在します。)

まとめ

これからは自信を持って、英語で数字を言うことが出来そうですか?
数字の読み方は、「慣れ」のひと言につきます。身の回りに、たくさん数字のサンプルがあるはずですので、読んでみましょう。日本語の数字の読み方も、英語のように簡単だったら良かったのにと思うかもしれませんよ。
ちなみに、フランス語の数字の読み方を知ったときはビックリ仰天しました。アイディアとしては目からウロコで大変面白いのですが、身に付けるとなると少々厄介ですね・・・英語はフランス語のような仕組みじゃなくて良かったです!

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