航空券も買って、ホテルも予約した。あとは、海外旅行を思う存分楽しむだけ!いざ、海外へ行こうと思うとなると、一つ注意しなければならない重要なことがあります。それは、「ビザ」です。もし、自分が日本人で一生日本から出ないということであれば、それは全く縁のないものかもしれませんが、海外で生活を始めた途端、それは命の次に大切なものとまで言われることになるのです。
ビザというのは、直訳すれば「査証」。パスポートが万国共通な身分証明書であるのであれば、ビザは入国許可証となり、入国する目的によっても様々です。旅行目的でその国で働いたり、複数年滞在することは許されません。ビザの種類は、国間によって異なりますが、学生ビザやワーキングホリデービザなどが馴染みのあるものなのではないでしょうか。
旅行に行く時はビザなんて必要ない、場合もあるのですが、実際のところ、そうでもない国も幾つかあるみたいです。知らずに行ってしまうことで場合によっては、渡航はできても税関の前で門前払なんていう大変なことにもなりかねないので、よく確認してから出かけるようにしましょう。
今回は、日本人にとって渡航に人気のある英語圏の国に絞って、渡航状況を調べていきたいと思います。
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■アメリカ
アメリカに渡航する場合は、例え観光目的であったとしても電子渡航認証システム「ESTA(エスタ)」の認証を受ける必要があります。これにより90日以内であれば、滞在することが可能となります。
また、このESTAは一度アメリカを出ればリセットされます。入国の際は、往復チケットもしくは、第三国に抜ける航空券が必要となります。
■イギリス
観光が目的であれば、通常は6ヶ月以内までビザ不要で滞在することができます。しかし、イギリスへの入国審査時には往復チケットの提示を求められることがあります。
■シンガポール
14日もしくは30日間はビザなし滞在可能。この期間は入国審査間が判断します。よほどのことがない限りは30日となります。また、入国時にシンガポール出国のための航空券が必要となります。
パスポートの残存有効期間は「滞在予定日数+6ヶ月」以上となります。
■オーストラリア
オーストラリアも日本人がよく訪問する国ではメジャーではありますが、アメリカと同様に電子渡航認証「ETAS」を行う必要があります。これの申請をすれば、90日以内であれば滞在をすることができるようになります。
■カナダ
カナダは2016年3月から、アメリカ・オーストラリアと似たような仕組みである電子渡航認証システム「eTA」を採用することになりました。滞在可能期間もまた他の2つと同様に90日となります。
■ニュージーランド
観光目的でニュージーランドに入国をするような場合であれば、特にビザを取得する必要はありません。この期間は最大で90日間となります。
誰もが旅行で一般的に行くような国の中でも、電子渡航認証を済ます必要があるなど、やっておかなければならない準備というのがある国もあるものです。他の国に入るということには、思っている以上に慎重にならなければならない場面もあるということですね。
他の国であっても訪れる場合は、しっかりと渡航条件を事前に調べるようにしましょう。誤って、滞在期間を過ぎてしまったりすると、今後一生その国に入れなくなってしまうというのも大げさなことではないものです。