世界的に有名なキャンペーンを知る。NOH8ってなに?

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セクシュアルマイノリティーと呼ばれる、LGBTの人たちは世界のおよそ5%がそうだとされています。これまでは、実はそうであったとしても明るみに出すことはなく押し殺していた悩みでしたが、ソーシャルメディアの普及により匿名で相談できたり、同じ悩みの人たちと繋がり、また様々なセクシュアルマイノリティーを描写する作品も増えてきたこともあって、悩みを抱えていた人たちの問題が徐々に解消されつつある時代に到来しています。

アメリカでは、LGBTの受け入れは進んでおり、どのエリアにも、自分を遠慮なく打ち明けられるコミュニティが形成されています。もっとも、有名なものはカリフォルニア州サンフランシスコにあるカストロストリート。年に一回、レインボーパレードが開かれることでも注目を集めていますよね。一方で、日本ではテレビなどエンタメでは親しみのある存在とされていますが、社会的には整備されておらず、まだまだ生きづらいものとなっています。

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海外のセレブたちが賛同していることで話題となっている

「NOH8」は最も代表的なLGBTキャンペーンの一つです。NOH8(Hate)とは、直訳すればHate、差別・反感になります。ヘイトスピーチとか言ったりもしますよね。これを止めよう(NO)と言っているわけです。ちなみに、この8はどこから来ているかといえば、『プロポジション8』を批判すること。これは、かつてカリフォルニア州にて同性同士の結婚を禁止する憲法を示し、可決してしまったことに対して無言の抗議運動を行なっていることになります。

動画では様々な言語で愛を訴えています。人はそれぞれ違うもので、それを批判したり、嫌うことはできても特別な力で禁止することはできないということですね。文化はそれぞれあるものの、どの国にも悩みを抱えている人がいるということを背景に非常にメッセージ性の強いものとなっていますね。

同性愛者で、この問題に取り組んだ人のうち、ハーヴェイミルクがいます。彼はもともと、ゲイで差別を受けながらもひっそりと暮らしていましたが、ゲイの仲間たちとつるみ、カリフォルニア州サンフランシスコのカストロ通りに住み始めてからは、これを問題と捉え、自らが向き合うようになります。

彼は二度、市議会選挙に落選してしまいましたが、のちに、ゲイを公言した人間で初めて公職に就く人間となります。彼は、恨みを買った別の議員の引き金によって暗殺されてしまうのですが、1999年にはタイム紙が選ぶ影響力のある英雄の一人に選出されるなど、功績は今もなお衰えてはいない様子です。

彼が語ったと言われる「弱者に希望を」と伝えられているスピーチは、どんな時代にも理解されうる必要な言霊が宿っています。

Without hope, not only gays, but those who are blacks, the Asians, the disabled, the seniors, the us’s: without hope the us’s give up. I know that you can’t live on hope alone, but without it, life is not worth living. And you, and you, and you, and you have got to give them hope.

希望がなければ、それは同性愛者だけの話ではありません。黒人やアジア人、障害者、老人などマイノリティの私たちみんなが、希望がなければ、もう諦める以外に方法はありません。私は希望だけで生きていけないことは分かっているんです。それでも希望がなければ、人生には生きている価値がなくなってしまうんだ。そして、あなたが、あなたが、君たちは彼らに希望を与えなきゃいけないんだ。

英語や、他の国を学ぶ上で、差別の歴史や、現状を理解することは非常に大切なことです。これを強く敏感になる必要はありません。欧米諸国をはじめとする多くは非常にオープンで、触れちゃいけないと思っていることこそ、相手に不快な思いを与えてしまうこともあります。

相手と、相手の国を理解するために、英語以外にもたくさんあるものですね。

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