映画といえばファンタジーやアドベンチャーですよね。でもたまに見るドキュメンタリー映画もよくないですか?事実に基づいて製作され、ありのままの出来事・姿を描いているドキュメンタリー映画には、何か心に訴えるものがあります。また演技ではなく、登場している人が自らの言葉で喋っているので実際に使われる英語も学ぶことができます。問題は世界には面白すぎるドキュメンタリー映画がたくさんありすぎるということです。
そこで今回は特に面白いドキュメンタリー映画を厳選しました。ぜひ参考にしてみてください。
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■Heath Ledger’s Joker Diary
今作はかなり有名なので知っている方も多いのではないでしょうか?今は亡き俳優ヒース・レジャーが実際につけていた日記を公開するというものです。ヒース・レジャーが日記につけていた内容は、映画『ダークナイト』で演じたジョーカーについて。ヒース・レジャーが演じたジョーカーは伝説だと評されました。しかし残念なことに彼は映画完成前に亡くなってしまいました。死後、彼はアカデミー賞助演男優賞を受賞するのです。伝説の俳優となったヒース・レジャーに関するドキュメンタリー。
単語解説
・upcoming
予告映像では”upcoming character”と言われていますね。意味は「次のキャラクター」です。”upcoming”の意味は「今度の、やってくる」です。
・immerse yourself in
「没頭する、夢中になる、身を置く」という意味です。予告では”immerse himself in the upcoming character”として使われています。これは「次に演じるキャラクターに没頭する」という意味です。よく使われる表現なので覚えておきましょう。
・dress up
“dress up”は「おしゃれする、特別な服装をする、仮装する」という意味です。ヒースの姉が昔ヒースにナースの格好をさせていました。ジョーカーを演じたヒースが映画内でナースの格好をしているのを見たお父さんはそのことを思い出したのですね。
■Grizzly Man
このドキュメンタリー映画の主人公はTimothy Treadwell。彼は熊の専門家で、定期的にアラスカまで旅をして熊の研究を行い、熊と生活を共にしました。彼は13年間熊と生活を共にし、100時間を超える映像を撮影しています。そんな彼の最後は熊に殺されるという悲劇的なものでした。とてもインスパイアを受けるドキュメンタリーです。
単語解説
・sworn
「誓う」という意味の“swear”の過去分詞系です。よく”I swear.”と使われます。ぜひ覚えておきましょう。
・decade
「10年間」という意味の単語です。覚えておくと便利な単語ですよね。”over a decade”で「10年以上」、”a decade ago”で「10年前に」です。
・expedition 探検 遠征
・lose sight of
これは覚えておくととても便利な表現。意味は「見失う、忘れる、見落とす」です。予告では”he had lost sight of what was really going on.”となっていますね。ofの後ろに見失ったものや忘れたものが来ます。したがって意味は「彼は何が起きているのか見失っていたんだ」です。
・deserve
これもよく日常会話で使われます。意味は「値する」です。いい意味でも、悪い意味でも使われます。例えば試験勉強を頑張って良い点数を取った人に対して”You deserve it.”といえば「それに値するよ、頑張ってたもんね」という意味に。逆に何か悪いことを行った人に対して”You deserve it.”と使ったときは「自業自得だよ」という意味合いになります。
■The Imposter
「本当にドキュメンタリー映画なの?」と疑ってしまうようなドキュメンタリー映画です。映画はある家族が行方不明になった息子を数年ぶりに発見するというものです。アメリカに住んでいた少年が見つかった場所はスペイン。フィクション映画以上にスリラー要素があります。結末でさらに驚くこと間違いありません。
単語解説
・imposter 詐欺師
・to have no ideas
絶対に覚えておきたいフレーズの1つです。映画やドラマを見ていると必ずと言っていいほど耳にします。”I have no idea.”は”I don’t know.”とほぼ同じ意味合いで使われます。”I have no idea.”の方が「知らない」度合いを少し強調しています。
■The Queen of Versailles
笑えるドキュメンタリー映画といえばこれ!億万長者のSiegel夫妻はアメリカで1番大きな家を建てました。彼等の生活は豪華で順調そのものに思えましたが、2008年のリーマン・ショックで彼等もまた大きな影響を受けるのです。この大危機に家族はどのような絆を見せるのか?
単語解説
・It’s just happened.
“It’s happened”でもいいですが”just”がついていることで強調されています。意味は「そういうことになった、起きた」という意味です。ニュアンスとしては起きるとは思っていなかったことが起きたときに使われます。
・to come to a screeching halt
これは「計画などが突然中止になる」、「車などがキーという音を立てて止まる」という意味になります。
・It’s touch and go
これは「危機的状況」という意味のフレーズです。
■The Invisible War
アメリカ合衆国のタブーに迫った傑作ドキュメンタリー映画。言わずと知れた世界を守るアメリカの強力な軍隊。そんな軍隊には女性兵士もいます。今作での主人公は女性兵士たちです。しかしただの女性兵士ではありません。同僚の男性兵士によってレイプされた被害者女性たちなのです。アメリカ軍隊が隠してきたかった問題に迫ったドキュメンタリー映画です。
単語解説
・invisible 目に見えない
・fellow 同僚
■Hot Girls Wanted
このドキュメンタリーの予告映像はYouTubeで見ることができます。映画の内容はアメリカのポルノ作品に出演する10代の少女たちの生活を撮影したものです。なぜポルノに出演するのか?家族や周囲の人々の反応は?あっさりとした内容ですがかなり心に残る作品です。普通に面白いので見てみてください。
■まとめ
今回は私がおすすめするドキュメンタリー映画を紹介させていただきました。もちろん他にも山ほど傑作ドキュメンタリー映画があります。実際に使われる表現が頻出のドキュメンタリーは英語学習にもピッタリです。ファンタジーやサスペンス、ホラー映画もいいですけど、たまには真実を描いたドキュメンタリー映画を見てみてください。その魅力の虜になるかもしれませんよ。