皆さんは今年映画館で映画を見ましたか?昨年はたくさん話題作が公開されたので、映画好きにとってはたまらない1年になったのではないでしょうか?そんな映画好きに朗報です。2017年は昨年よりもたくさん話題作が続々と公開される予定です。
そして最も注目を浴びている作品の1つがディズニー映画『美女と野獣』。なんとあの伝説のアニメーション映画『美女と野獣』が実写化映画となってスクリーンに蘇るのです。公開が日に日に近づいてきた今、YouTube上には映画に関する多くの動画がアップロードされています。そこで今回は2017年大注目の映画『美女と野獣』の予告動画で英語学習を行います。
<関連サイト> スカイプ英会話を探すなら! | オンライン英会話比較360°
まずは映画『美女と野獣』の情報についておさらい
英語学習に入る前にまずは映画『美女と野獣』に関する情報についておさらいをしましょう。日本題では『美女と野獣』ですが英語では ’Beauty And The Beast1’です。映画は魔法をかけられて醜い野獣(Beast)の姿となってしまった男と心も見た目も美しいヒロイン、ベル(Belle)の究極のラブストーリーです。多くの方が1度は見たことあるのではないでしょうか?
今回主役2でヒロインのベルを演じる3のは、映画『ハリー・ポッター』シリーズでハーマイオニーを演じたエマ・ワトソン(Emma Watson)。相手役の野獣を演じるのはダン・スティーヴンス(Dan Stevens)。さらに悪役(Villain)のガストン(Gaston)を演じるのはルーク・エヴァンズ(Luke Evans)、声優としてエマ・トンプソン(Emma Thompson)がポット婦人(Mrs.Potts)、イアン・マッケラン(Ian McKellen)がコグスワース(Cogsworth)を演じるなど豪華すぎるキャストも話題となっています。映画はアニメの実写映画4となります。
1.BeautyはBeautifulの名詞化したもの。「美、美しさ」という意味の他に「美人、美しい人」という意味もあります。
2.主役は英語でLeading Role、助演はSupporting Roleです。
3.「演じる」を英語でいうときにはPlayを使います。映画の情報が解禁になった際、エマ・ワトソンはFacebookに次のような投稿を行っています。
“I’m finally able to tell you that I will be playing Belle in Disney’s new live-action Beauty and the Beast!”
これを訳すと「やっと皆に言うことができるわ。ディズニーの実写化映画『美女と野獣』でベルを演じることになったわ!」です。
4.実写化映画はlive-action filmです。
『美女と野獣』の予告動画で英語学習
早速動画を見ながら英語学習していきましょう。。今回使用する予告動画はこちらです。
まずは動画を見て字幕なしでどこまで聞き取ることができるか試してみてください。ちなみにですがキャストのほとんどがイギリス出身の俳優なのでイギリス英語が話されています。
では始まりから47秒までのセリフを書き起こしてみます。
Belle: Papa?
Maurice(ベルの父親): Belle, you must leave here. This castle is alive!
Belle: Who’s there?
Beast: Do you wish to take father’s place?
Belle: Come into the light!
単語解説
・must
お馴染みのMustですね。意味は「~しなければいけない」です。ここでは後ろに動詞がついていますが、Must + be +形容詞という形もよく使われます。意味は「~に違いない」。また形容詞の代わりに人名を入れた形も非常によく使われます。
You must be hungry. お腹が空いているでしょ You must be John. ジョンさんですよね。
・Who’s there?
このまま丸暗記しましょう。意味は「そこにいるのは誰?」です。
・To take one’s place
これは「~の代わりをする、~と交代する」という意味のフレーズです。野獣はベルに父親の代わりに城で生活をするのかと尋ねているのです。
・Come into the lights
これは「明かりのもとに来なさい」という意味です。つまり「姿を見せなさい」と言っているのですね。
動画の前半ではベルの父親が野獣に捕まって、ベルが野獣の姿を見るまでの様子がまとめられていますね。父親が言った”This castle is alive!”の意味は予告の後半で明らかになります。
次は先ほどの続きから1:05まで見ていきましょう。
Beast: Show me the girl.
Lumiere: Look at her. What if she’s the one?
Lumiere: The one who will break the spell!?
Lumiere: ‘Allo!
Belle: You can talk?
Cogsworth: Well, of course he can talk.
Chip: Hello, pleased to meet you.
単語解説
・What if~
これは日常会話頻出表現なので、ぜひここで使い方をマスターしてください。これは仮定法表現です。主な意味は3つ。
1つ目は「~したらどうだろうか?」です。予告映像ではこの使われ方がしています。最もよく使われるので、これだけはマスターしておきたいですね。
2つ目の意味は「~するのはどう?」という勧誘・提案表現。これはWhat (do you think) if~?と()の部分が省略されています。
3つ目は「~でも大丈夫、構わないよ」という意味。これもまたWhat (does it matter) if~?と()の部分が省略されています。
・The one
これは映画『マトリックス』の主人公がThe oneと呼ばれていたので知っている方も多いのでは?『マトリックス』では「救世主、選ばれしもの」と訳されていました。このThe oneは文脈によって柔軟に訳す必要があります。
例えば女性がある特定の男性のことをThe oneと呼んでいたら「運命の人」もしくは「私の王子様」と訳してもいいですね。では今回の予告映像ではどのように訳すべきか?『美女と野獣』を見たことがある人は野獣にかけられた呪いを解く方法をすでに知っていると思います。それは心の底から愛し、愛される人の「真実の愛」を見つけるということ。ルミエールはベルこそ「その野獣を愛す運命の女性」=The oneではないのかと言っているのです。
つまりThe one=運命の女性と訳したいですが、これは予告映像です。物語に深みをもたらすためにも「例の女性」とでも訳しましょう。
・Break the spell
これは「魔法を壊す」、つまり「魔法を解く」ですね。
・Pleased to meet you.
Nice to meet you.と同じ意味です。Pleased to meet you.の方が少し丁寧な印象を与えるかもしれません。
野獣が魔法の鏡に話しかけているところから、ベルが城の家具と話すところまでが上記のパートです。先ほど出てきた「城は生きている」とは家具たちが話すことを意味していたのですね。
次は一気に最後まで見ていきましょう。
Mrs:Potts: The master’s not as terrible as he appears.
Gaston: I say we kill the beast!
Beast: Think of the one thing you’ve always wanted. See it in your mind’s eye and feel it in your heart.
Maurice: Don’t be afraid.
Belle: I’m not afraid.
単語解説
・The master’s not as terrible as he appears
これはこのまま丸暗記しましょう。Terribleは「恐ろしい、怖い、ひどい」、Appearは「見える、思われる」です。そのためこれは「ご主人様は見た目ほど恐ろしくはないのですよ」。
・Your mind's eys 心の目
一気に盛り上がってきたパートですよね。映画の象徴的なシーンであるベルと野獣のダンスシーンから、野獣とガストンの戦い。そして最後に映る花びらが散るバラは何を意味しているのでしょうか?
いかがでしたか?たった2分の予告映像でも学べることがたくさんあったのではないでしょうか?これから公開が近づくにつれたくさんの情報が公開されるでしょう。ぜひ新たな予告映像が公開されたら、その都度英語学習を行ってみてください。