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【闇魔術、マグル!?】ハリー・ポッターで英語学習

誰もが1つはお気に入りの映画を持っていると思います。特に子供のころからずっと見てきた映画は、一生のお気に入りになりますよね。
私は現在24歳。私と同世代の方の多くはハリー・ポッターと共に生きてきたのではないでしょうか?
私は「ハリー・ポッター」シリーズは全作映画館で観てきました。今でも第一作目『ハリー・ポッターと賢者の石』を寒い冬の中、友人と見に行ったのを覚えています。第一作目を見て以来、あのファンタジーの世界に魅了されて全作欠かすことなく見てきました。

大人になって英語の勉強をしようと、私が読んだ小説もまた慣れ親しんだ「ハリー・ポッター」シリーズでした。
何度も映画を見て、日本語版の小説を読んでもいたので、それほど苦労することなく読み終えることができました。
しかし皆さんご存知の通り、ハリー・ポッターが生きる世界は人間界と魔法界。特に物語の多くを過ごす魔法界には、人間界にはない単語も存在します。
今回は「ハリー・ポッター」の世界に登場する単語を紹介します。正直あまり実生活で使うことはないのですが、なるべく多く例文を交えて英語学習もできるようにしますので、ぜひ楽しみながら読んでください。

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基本単語

まずは専門的な単語に入っていく前に、基本的な単語を見ていきましょう。
・Wizard・Witch
これは基本中の基本単語。Wizardは「男の魔法使い」、Witchは「魔女」ですね。ちなみに「ハリー・ポッター」の世界ではWizardingという単語がよく登場します。これは「魔法の」という意味です。

・Spell
Spellには「スペリングを言う、字をつづる」という意味のほかに「呪文・魔力」という意味もあります。

Students have to learn spells at Hogwarts.
生徒たちはホグワーツで呪文を学ばなければいけない。

・Wand
Wandは魔法使いには欠かせない大切なものですね。Woundの意味は「杖」。杖がなければどんなに偉大な魔法使いでも魔法を使うことができません。

Mr. Ollivander is one of the best wandmakers in Wizarding World.
オリバンダーは魔法界で最もいい杖売りの1人だよ
What makes Mr.Ollivandr great wandmaker is he remembers every wand he’s ever sold.
オリバンダーを偉大な杖売りにしているのは、彼は今までに売った杖を全て覚えているんだ。

Wizarding World - 魔法界
What makes A B is ~ - AをBにしているのは~だ

オリバンダーは杖売りですね。彼はよく小説に登場します。彼の売る杖はいい製品ばかりだと有名なので多くの魔法使いが彼の店で(=Ollivanders)で杖を買います。

・Curse 呪い
これは「呪い」という名詞と「~をのろう」という動詞の意味があります。小説・映画にも頻出なので覚えておきたいですね。

杖の種類

前述したように杖はハリー・ポッターの世界には欠かせません。
「ハリー・ポッター」で印象的なシーンの1つと言えば、ハリーが初めてオリバンダーの店で杖を購入する際に様々な杖を振って自分に合った杖を見つけようとした場面でしょう。その時にオリバンダーが言った言葉は名言としても残されています。

“The wand chooses the wizard. It's not always clear why.”
杖が魔法使いを選ぶんだ。いつも理由は明らかではないさ

魔法使いが杖を選ぶのではなく、杖が魔法使いを選ぶのですね。
ハリー・ポッターの世界では同じ杖など1つもありません。杖にも原料によって様々な種類があるのです。
オリバンダーが売る杖は主に杖の芯の材料によって分けられます。主な杖の原料は以下の通り。

・Unicorn Hair ユニコーンの髪
・Dragon Heartstring ドラゴンの心臓の毛
・Phoenix Feather 不死鳥の羽毛

・Elder Wand ニワトコの杖
これは伝説の死の秘宝(=Deathly Hallows)の1つです。所有者はダンブルドア校長。史上最強の杖として知られますが、死の杖(=Deathstick)、宿命の杖(=Wand of Destiny)としても知られます。

教科

ホグワーツは魔法学校。ホグワーツでハリーたちは様々な教科を学びます。
ハーマイオニーがテスト期間になると本の山を抱えて猛勉強している様子は物語でおなじみですよね。主な教科は以下の通りです。

・Dark Arts / Dark Magic 闇魔術
ホグワーツで一番の人気科目と言えば闇魔術に対する防衛術ですよね。英語ではDefence Against the Dark Artsです。Againstは「~に反して」という意味があります。

I hate Snape! I don’t know why he was appointed to be the professor of Defence  Against the Dark Arts.
スネイプ本当に嫌いだよ!何であいつが闇魔術に対する防衛術の教授に任命されたのかわからないよ

・Flying 飛行
これはホグワーツの新入生(=Freshman)だけが受けるクラスですね。Flyingとは何のクラスでしょうか?別の言葉でいうとBroom Flight Class。これはほうきに乗って飛ぶ練習をするクラスですね。

We have to go to the grounds. It’s our first flying lesson! I’m so excited!
グラウンドに行かなきゃ。初めての飛行授業だよ。ワクワクしているよ。
I didn’t say to pick the broomstick to sweep. It’s flying Class. You will fly on your broomstick!
掃くために箒をとれとは言っていないですよ。飛行授業ですよ。箒に乗って飛ぶのです!

・Potions 魔法薬学
Potionには「魔法使いの薬」という意味があります。この魔法薬学の教授はスネイプ先生でしたよね。

In Potions Class, students learn the correct way to brew potions.
魔法薬学では、生徒は魔法薬学の正しい製造の調合の仕方を学ぶ。
To create good potions, we have to follow specific recipes and use the various magical ingredients.
いい魔法薬を作るためには、特定のレシピに従って様々な魔法の材料を使わなければいけない。

Correct way - 正しい方法
Brew - 調合する
Follow recipe - レシピに従う
Ingredient - 材料、原料

・Transfiguration 変身学
ホグワーツで教えられる科目で最も難しく複雑なのが変身学です。変身学とは物体・生物を何か他の物に変身させる、もしくは自分自身を動物などに変身させる魔法のことです。教授はマクゴナガル副校長。ちなみに校長はHeadmasterかHeadmistress。副校長はDeputy HeadmasterもしくはDeputy Headmistress です。

Transfiguration sounds pretty interesting. You know, turning something into something else. I know it’s very difficult, but I can’t wait to take it.
変身学は面白そうだね。何かを違うものに変えるんだろ。難しいことはわかっているさ、でも待ちきれないな。

人々

ここからは魔法使いの種類や人々についての単語を紹介いたします。

・Animagus 動物もどき
動物もどきとは動物に変身できる魔法使い。シリウス・ブラックやマクゴナガルはAnimagusですね。高等変身学です。

・Blood Traitor 血を裏切る者
Traitorは「裏切者」という意味の日常会話でも頻出の単語です。Blood Traitorとはウィーズリー家のような魔法使いです。純潔ですが人間にも歩み寄る魔法使いのことですね。マルフォイなどの魔法使いの血統を大切にする魔法使いがロンなどをBlood Traitorと呼びます。

・Muggle マグル
マグルとは我々人間のことです。魔法使いが区別をつけるために魔法を使えない人々をマグルと言います。しかしハーマイオニーのようにマグルの両親を持つが魔法を使える魔法使いもいます。そんな魔法使いはMuggle-born「マグルの生まれ」と言われます。結構差別的なニュアンスが含まれる単語です。マルフォイはハーマイオニーのことをよくMudbloodと言います。これは「穢れた血」という意味の差別表現です。

・The Boy Who Lived
直訳すると「生きた少年」ですね。これは誰のことだかわかりますか?ハリー・ポッターのことです。彼は様々な呼び方をされます。ヴォルデモート卿から命を狙われて唯一生き残ったことから、この呼び名がハリーには与えられています。ほかにもChosen OneやMaster of Deathなどと呼ばれます。ちなみにハリーの額にある傷はLightning-bolt scarと言われています。

・You-Know-Who
これも人物を表します。ヴォルデモート卿のことです。ほかにはHe-Who-Must-Not-Be-Named「名前を呼んではいけないあの人」があります。

呪文

ここからは呪文を一気に大紹介します。あまり英語は関係ないように思われますが、ラテン語をもとに製作されているので共通点はたくさんあります。

・Accio アクシオ
呼び寄せの呪文です。
・Alohomora アロホモーラ
扉の鍵を開ける便利な呪文です。
・Wingardium Leviosa ウィンガーディアム・レビオーサ
ロンがこの呪文を使ってトロールをやっつけました。何かを浮遊させる呪文です。
・Expecto patronum エクスペクト・パトローナム
守護霊を呼び出す呪文
・Expelliarmus エクスペリアームス
相手の武器を弾き飛ばす呪文。よく使われますね。
・Avada Kedavra アバダ・ケダブラ
死の呪文ですね。闇の魔法使いがよく使います。当たれば一瞬で相手を死に追いやる闇魔術。

いかがでしたか?「ハリー・ポッター」シリーズは映画学習にも洋書学習にもピッタリだと言われています。
その理由の1つは多くの人が知っているからでしょう。やはり知っている教材で学習するのとそうでない教材で学習するのでは辛さが全然違います。

今回紹介した英語は日常生活ではあまり使われることがないものが多いです。もし今回紹介した英語をきっかけに英語で洋書を読んでみたい、英語で映画を勉強したいと思っていただければ幸いです。

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