アメリカで留学する人、働く人にとっての心配事の一つに「滞在中に大きな病気になったらどうしよう」問題があります。中には、アメリカで病気にかかったら、そのまま自己破産したという怖ろしい話も。そんな医療費がバカ高いなんて噂をよく耳にするアメリカ、実際のところ保険料やら、入院費など具体的にどのようになっているんでしょうか。
まず、一般的に病気にかかってしまった際に、かかってくる費用というのを見てみましょう。
下記はあくまで、およそでの参考料金となっています。
<アメリカの医療費>
・救急車搬送料:約40,000円+1,500円/マイル
・初診料:約18,000円
・1日あたり入院費:【相部屋】約160,000円【個室】約270,000円
・盲腸手術費用:約160万〜220万(2日間)
・骨折治療費用:約65,000円
これはいずれも、日本の医療費とは0が一つ違うような料金体型となっています。これは恐ろしい…。アメリカの保険料は月で15万円程度支払うこともあるみたいなのですが、それでも全額負担になるわけではないというとても病気になった瞬間にゲームオーバーのような状態にあります。こうした事情は、長期滞在のケースに限ったことではありません。旅行で行くような場合でも病院でお世話になることとなれば、これだけの支払いが請求されるのです。必ず、海外保険に入るのを忘れずにしましょう。
もちろん、元気であること、健康第一は理想ではあるのですが、体調が悪いということになれば、命に別状があるかも分かりません。具合が悪いのであれば、病院へ行ってみましょう。上記のようなお金の面で困ったことになるだけではなく、病院へ行くとなかなか専門用語が多くて苦戦してしまうかもしれません。
今回は、すぐに使える病院で使える英会話を紹介していきたいと思います。
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受付で自分の状況を伝えましょう
受付に到着した時に、まず自分がどのような症状かを伝える必要があります。ちゃんと自分の受診したい科がわかっている場合には、それも伝えるようにしましょう。
I have a fever. I’d like to see an internal medicine doctor. 内科で診てもらいたいと考えています。熱があるみたいなのです。
内科を一般的に「internal medicine」と呼びます。ちなみに、外科は「Surgery」。基本的に、いきなり外科が必要と自分で判断するようなケースはほとんどないため、内臓のどこかが痛いと感じる場合は内科でお願いをすれば問題はないかと思います。
・pediatrics:小児科
・obstetrics:産婦人科
・gynechology:婦人科
診断の時は自分の症状を説明しましょう
お医者さんと対面したあと、どのようにやり取りをしていくかを考えましょう。症状を訴えるような単語は日常会話ではあんまり使うようなこともありません。あらかじめ、自分にあてはまる単語はGoogleなどで調べてから来るようにしましょう。
What’s the problem? - I have a sore throat and a terrible cough. I sometimes have a pain in my chest. どんな問題がありますか? - 喉が痛くて咳がとまらないのですが、時々、胸が痛くなることもあります。
Do you have any chronic illness? - I have a chronic migraine. 持病はありますか? - 偏頭痛持ちです。
・rash:発疹
・tiredness:だるさ
・nausea:吐き気
・chill:寒気
・fever:熱
・injury:ケガ
・infection:感染
・disease:病気
発音や、単語そのものも聞きなれないものが多く、パッと出てこないものも多いですが、きっちりと症状を伝えなければ、誤った診断をされてしまうこともあるかもしれませんので、正しい英語を覚えて、心配であればメモをして向かうようにしましょう。
海外で病院へ行くと、勝手も異なるため、戸惑ってしまうことも多々あるかもしれません。もっとも、大切なことは焦らないことと、正確に伝えるということです。もし、可能であれば、バイリンガルの知り合いに付き添ってもらうというのも良いです。どこへ行っても、きちんと暮らせるように病院での英会話に慣れておくようにしておきましょう。