幼児向け洋書で英語学習をするのが効果的な理由

勉強法
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語学を学ぶときに大切だとよく言われることの1つが、「子供のように学びなさい」。この言葉には、子供のように柔軟な頭で言語を学ぶ、何でも吸収しようとする、そして失敗を恐れないなど様々な意味が含まれています。今回は「子供のように学びなさい」の言葉の通り、毎晩就寝前に読み聞かせてもらっている子供もいるであろう幼児向けの洋書で英語を学習するべき理由を説明いたします。

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何故子供向けの本で英語を学習するべきなのか?

・絵がついている
子供向けの本には絵がついているのが普通ですよね。絵本の他、小説などでも子供向けのものだと数ページに1ページは必ず絵がついています。何故絵がついているのか?それはイメージがしやすいからです。絵がついていることは、本の内容をより理解できる手助けとなります。それらの絵は英語を学んでいる我々にも大きな手助けとなるのです。

・文脈理解の手助けとなる
これも絵がついていることによって受けることができるメリットの1つです。絵がついていることによって、文字だけで書かれているものよりも、どういった状況でどのような単語が使われているのかを理解できます。

また子供向けの本にはシンプルで短い文が基本的に使われています。したがってある単語が分からなくても、前後の文脈のつながりでその単語の意味を推測することができるようになります。これは非常に大切な能力です。
英語を母国語としない我々には知っている単語よりも知らない単語の方が圧倒的に多いです。しかしいちいち知らない単語を辞書で調べていたら途方もない時間がかかってしまいます。また例えばTOEICのテストを受けているとします。長文問題を解いている時に分からない単語に出会っても、当たり前ですが辞書で調べることはできません。そんな時に役に立つのがこの前後の文脈で単語の大体の意味を推測する力です。子供向けの本にはこの力の土台を作る手助けとなります。

・簡単な単語と文法
当たり前ですが子供向けの本には複雑で難しい文章は書かれていませんよね。簡単な単語、シンプルで短い文章で物語が構成されています。そのためどのレベルの英語学習者も苦労することなく、すぐに読み切ることが可能だと思います。

しかし「簡単な単語と文法しか使われていないからあまり学ぶことはないな」などと思ってはいけません。子供向けの本を侮ってはいけません。シンプルで簡単な文章ばかりですが、全ての文が英語を喋るうえで重大な基礎となっています。基礎ができていないと応用は絶対にできません。そして意外と知らない単語が出てきますよ。
よく子供が寝る前に読み聞かせられる本には” Good night. Sleep tight. “ という表現が出てきます。もちろん” Good night. “ と“ Sleep “の意味は分かると思います。しかし “ Tight”の意味は分かりますか?意外と知らない方が多いのではないでしょうか?この” Tight “は「ぐっすりと」という意味なのです。しかしほとんどの方がこの” Tight “ の使い方をわからなくても、ある程度の意味は推測できていたと思います。
これが前述したように単語の意味を文脈、状況で推測する力なのです。最初は幼児向けの本で推測する力を伸ばしていくと、次第にTOEICや英検などの英語のテストでも活用できるようになります。

・面白いし、意外と深い
「子供向けの本なんて大人が楽しめるわけがない」や「絵本から英語以外に学ぶことなんてない」などと思っていませんか?そんなことは絶対にありません。斜に構えずに読んでみると面白さに気付くと思います。そして子供向けの本にこそ人生の教訓と言えるものがたくさん。そもそも多くの子供向けの本は、子供にどうやって成長して魅力的な人間になるのか、夢を持つことの大切さ、相手のことを思いやることの大切さなどを教えるために書かれています。それは我々大人にとっても重要です。
おそらく子供は本に隠されたそういったメッセージを理解しないでしょう。しかし大人になった我々は、そういった隠されたメッセージを理解して、人世の教訓として学ぶことができるのです。

子供向けの本を使った学習法

・1通り読み切る
絵本の場合だと1冊読み切るのに、長さにもよりますが15分もかからないと思います。そのため1回目を読むときには辞書は絶対に引かないで全部読み切ってください。また子供向けの小説でも同様です。しかしある程度ストーリーが長いものになってきて、どうしてもストーリーについていけなくなったら辞書を引いても大丈夫です。ただ基本的には辞書を引かないようにしてください。これはすでに前述した文脈で単語、文章の意味を推測する練習をするためです。

・わからなかった単語を辞書で調べる
これは洋書を使った英語学習の基本ですね。分からなかった単語は調べることが大切です。普通の洋書の場合だと全て調べる必要はありませんが、絵本などの短い本の場合には分からなかった単語は全部調べるようにしてください。

・単語だけではなくフレーズも丸暗記する
前述したように絵本に書かれている英語はシンプルで短いものばかりです。しかし実用的なセリフばかりなのもまた事実。子供向けの本に書かれている文章は全部丸暗記したいほど実生活で使えるものばかりなのです。

またそれらの文章はシンプルですが主語や名詞などを入れ替えるだけでどんな状況でも使えるようなものになります。だから少しでも実生活で使えそうなものだなあと思った文章は丸暗記してください。そして暗記する時には実際に声に出すことが大切です。

・自分で物語を作ってみる
これはちょっとレベルが上がりますが、せっかくなら自分で英語の物語を作って見ましょう。英語に自信がない方も是非取り組んでみてください。最初は学習した絵本のセリフをそのまま使っても結構ですし、主語を変えるなどちょっと形を変えるだけで十分なのです。子供向けの物語を作るのに難しく、長い文章は必要ありません。気軽に楽しんで物語を作ってみてください。実際に自分で作った単語やフレーズは記憶に残りますし、なかなか記憶から消え去ることもありません。

実際に物語を作る時にオススメなのがmy storybook(https://www.mystorybook.com/)というサイト。このサイトでは実際に絵本を作ることができるのです。そして自分が作った絵本は世界中の人々にシェアできるという何とも素晴らしいサイトです。またサイト上には多くのユーザーが作った絵本を読むこともできます。

私もこのサイトを使用して本を制作したことがあります。そして今は現在進行形で息子のために英語の絵本を制作しているところです。このサイトはぜひお子様を持つ親御さんたちに使ってもらいたい。お子様たちにとって親の手作りより勝る本はありません。また人それぞれお子様に伝えたいメッセージがあると思います。ぜひこのサイトを使って自分だけではなくお子様のためにも絵本を制作してみてください。使い方は本当に簡単です。そして制作した本はタブレッドやスマートフォン、Kindleなどに転送することも可能ですし、実際にプリントすることも可能です。本当に素晴らしいサイトなので、私としては絶対に使ってほしいです。

今回紹介したように子供向けの本には学べるものがたくさん。特に英語学習を始めたばかりの人々でも簡単に取り組むことができるのが魅力的ですよね。もちろんお子様がいる方は、自信の英語学習のついでにお子様に読み聞かせをしてあげるのもおすすめです(実は筆者が毎日していることです)。

今では大人向けの洋書に限らず、子供向けの洋書も本屋で気軽に手に入れることができます。私が驚いたのは子供の頃に読んだ日本の絵本が英語に翻訳されているのを書店で発見した時でした。

気軽に洋書を手に入れることができるようになった時代だからこそ、ぜひ今回紹介した学習方法を取り入れてみてください。

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