日本における英語学習者の弱点といえば、なかなか日常的な場面で英語を使うことがないといったところです。コミュニケーション能力を高めようとするのであれば、座学だけでは難しい。実際に、ネイティブの外国人や友達を作って話さなければ上達は見込めないものです。
ありきたりな中で、英語を使ってみる方法の一つに、「外国人をナンパする！？」があります。といっても、本当にナンパをするのではなく、明らかに道に迷っている外国人旅行客を見つけて、案内をしてあげるというもの。これなら、外国人も日本語だらけの表札で困っているところと、自分が英語を使えるチャンスのマッチングができていて、Win-winな関係を築くことができていますよね。
そんな東京へはるばるやってきている外国人と出会う決定的なスポットってどこなんでしょうか？普通にオフィス街なんて歩いていても、出くわすことはほとんどありませんよね。
観光地があるところ、話題となっているところ、今回は東京で外国人に声をかけることができるキラースポットを幾つか紹介していきたいと思います。
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東京観光客が外さない真っ赤な「雷門」
日本に観光へやってきた人がまず、一番に訪れるのが浅草寺の雷門。ここで写真を撮っている人、雷門の前で写真を撮られている人。外国人で毎日、溢れかえっています。周辺にあるお店の雰囲気なんかも、江戸時代を想起させるような作りとなっており、日本人の古くから伝わっている精神を感じることができるのも、人を引きつけて止まない要素の一つでしょう。
カップルや家族できている外国人も多く見かけます。雷門の前で撮影待ちをして、暇そうな顔をしていれば、自分から声をかけなくても、向こうから写真を撮ってくれと頼まれることもあるでしょう。また、こちらからも積極的に声をかけていっても、全く問題ありません。人形焼なんかも、ウケが良さそうですね。
Would you like me to take a photo for you? 写真取りましょうか
浅草の新しいランドマークタワー！「スカイツリー」
東京タワーに代わる、新しい電波塔としてスカイツリーが出来上がったのは2012年。今では、日本人にも、日本へやってくる外国人にも愛される東京の新しい観光地として、多くの人たちが訪れています。浅草寺からも歩いていける距離なので、そこからタワー目指して歩いていく人も多いそうです。
しかし、まだ始まってから数年しか経っていないので、東京タワーと勘違いするなんて人もいるかもしれません。「What’s this?」なんて聞かれたら、それはスカイツリーで新しくできたということを英語でクールに答えられるとかっこいいですね。
スカイツリーの中にある商業施設、東京ソラマチは外国人にも大人気みたいです。
This is Skytree. これがスカイツリーです
絶対見ておきたいもはや伝統儀式「築地市場」
築地には、日本全国からトラックで、ひっきりなしに魚介類が運ばれてきます。市場で食べることができる新鮮な魚の美味しさは何としても、一度は味わっておきたいものです。
「日本＝寿司」のイメージを持っている外国人なら絶対外せませんよね！そして、朝5時から行われるセリも絶対見ておきたい！！
浅草や渋谷の地域とは少し離れた港区にある築地は、外国人にはあまり行き慣れていないのかもしれません。どの路線に乗ったらいいかも分かりづらかったりするのが、東京です。もし、駅のプラットフォームで迷っている外国人がいたら、どういう風に行くのが分かりやすいかを調べて、教えてあげましょう。
It’s 5 mins on foot from here. ここから徒歩で5分くらいでつきますよ
オタク文化を満喫！サブカルの聖地「中野ブロードウェイ」
今や、日本のイメージは「侍」、「武士」ではありません。どちらかといえば、「オタク」。海外でもアニメやアイドルは大人気で、仲良くなった外国人とはまずアニメの話で盛り上がることなんてことも少なくありません。
そんな中で、秋葉原よりも更に凝ったサブカルチャー要素を誇っているのが、中野ブロードウェイ。
外国人も増えてきているみたいですが、ここばっかりはもし、知り合いの外国人がやってきた時なんかにも連れて行ってあげると喜ばれるのかもしれませんね。私の知り合いの留学生は中野が大好きで、ほとんど毎日過ごしているのが度が過ぎて、とうとう住むようになってしまったほどです。
Do you like it? 気に入りましたか？
kawaii文化は万国共通！？「原宿竹下通り」
歩いているだけで、派手なファッションを施したコスプレイヤーたちと出会える竹下通り。プリクラ、クレープ、海外ではあまり見かけることのない文化がよく浸透していて、海外旅行客は後を絶ちません。
実際のところ、外国人だけでなく、国内の旅行客も多いというのも事実ですが。とにかく、毎日人で溢れかえっています。
私もこのあたりをよく通ると、困っている外国人をよく見かけます。どうやら、この原宿近辺には観光ガイドに乗っている有名なレストランが多く、そこが入り組んでいて分かりづらいところにあるみたいなのです。精通している人でなければ、日本人でも案内が難しいのですが、Googleマップなどを使って助けてあげましょう。
May I help you? なにか困っていませんか？
もはや日本の代名詞となってしまった「渋谷のスクランブル交差点」
東京といって、世界に映り出されるのはやっぱり渋谷。特に渋谷のスクランブル交差点は大人気で、信号が代わると外国人たちが駆け出して、真ん中で写真を撮っているようなこともよく見かけるものです。東京で暮らしている人からしたら、日常化している渋谷が、すごく珍しいんですね。
人が多く、通っている電車の本数も圧倒的に多い渋谷では道に迷っている外国人がたくさんいます。渋谷ほど、大衆で埋め尽くされている場所もそう多くはないので、初めて来た外国人はカルチャーショックを受けてしまうかもしれません。そこで、優しく声をかけてあげるのはとても親切なことですよね。
Then, go to the right それから、右へ行ってください
日本語が全く分からない外国人を助けるために、英語を使ってみる。どちらにとってもプラスになる、良い機会ですよね。使われる英語もそこまで難しいものではなく、決まり切ったものなので、覚えていれば、すんなりと出てくる英文法です。
日本にいながら、英語を使うような機会はなかなか見つけられません。休日などに、ちょっと足を伸ばして、「外国人をナンパ」しに行ってみてはいかがでしょうか。