(出典): The 1975
いま、最も20代に聴かれている音楽の一つは、「The 1975」。マンチェスター出身、CDアルバムセールスの不況が続くなか、デビューアルバム『The 1975』で、全英アルバムチャート一位を博し、世界へ躍り出たイギリスの異端児です。
UKロックといえば、大先輩にビートルズや、クイーンがいます。彼らのルーツは、ロックというよりもPOPにあります。自分よがりで、メッセージ性の強いものではなく、誰にでも分かりやすく、共感が持てるようなキャチーなメロディと歌詞こそが人気の秘訣なのです。
デビューから、わずか3年。The 1975は次世代のポップバンドとして、世界に名をあげました。その名前は、あるビートニクの作家が書いた小説に由来しているんだとか。彼らのプロモーションビデオやら、アルバムの様子は、モノクロームなものが多く、どこか昔を思い起こす一方で、現代的なリズムを取り入れていることでも話題に。
それでは、The 1975による楽曲の歌詞を見ていきましょう。
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■ Chocolate(2014)
Oh we go where nobody knows
With guns hidden under our petticoats
No we're never gonna' quit it
No we're never gonna' quit it, no
Yeah we're dressed in black from head to toe
We've got guns hidden under our petticoats
No we're never gonna' quit it. no we're never gonna' quit it no誰も知らないようなところへ行くんだ
おとなしい見た目の裏に銃を隠し持って
決して止めるつもりはないさ
そう、決して止めるつもりはないのさ
頭からつま先まで全身真っ黒な服を着て
おとなしい見た目の裏に銃を隠し持って
決して止めるつもりなんかはさらさらないのさ
歌詞全体を通してみると、何かにに追われていたり、煙たがれているような立場の人間が小さく意思を持ち、反逆をしているかのような内容となっています。どうやら、本人たちによると、この曲は中級階級の子供たちと警察の関係性を歌っているんだとか。中級階級の子供たちは、いつだって警察たちから何か悪さをするものだっって疑いをかけられながら生活しているといったものです。
■ Settle down(2013)
But you're losing your words We're speaking in bodies
Avoiding me and talking 'bout you
But you're losing your turn I guess I'll never learn
Cause I stay another hour or twoFor crying out loud, settle down! You know I can't be found with you
We get back to my house Your arms, my mouth
Now I just stop myself around youだけど、あなたは言葉を失ってしまい、身体で語り合うんだ
僕を避けながら、自分のことばかり話しているんだけど
タイミングを失ってしまったんだ、僕は決して学習することはない
ここに1,2時間もいるつもりなんだから大声で叫んでやりたい、まあ、落ち着こう。 君といるところを見られちゃまずいから
僕の家へ帰ろう 君の手、君の口
そう、単にあなたに近づかないように自分の気持ちを抑えつけているんだ
恋愛ソングにしては、どこかやるせないSettle Down(落ち着こう)。この曲そのものは、バンドでもChocolateに続く人気なもので、ボーカルマシューの個人的体験が基になっているそうです。友達の一人と恋愛関係に落ちてしまったけど、結局、それは暇を持て余していただけというもの。行き場のないラブソングですね。
■ The Sound(2016)
Well I know when you're around cause I know the sound
I know the sound, of your heart
Well I know when you're around cause I know the sound
I know the sound, of your heart音を覚えているから、あなたが近くにくれば分かるんだ
あなたの鼓動の音は、よく知っているよ
音を覚えているから、あなたが近くにくれば分かるんだ
あなたの鼓動の音は、よく知っているよ
思わず踊りたくなるような「The Sound」。ライブや、クラブでも盛り上がること間違いなしのチューン。綺麗なメロディで泣かしてくれるThe 1975にしては珍しい、テンポよく聴かせてくれる一曲となっています。
プロモーションビデオを見てみると、ヨーロッパ特有の気品さ、オシャレなところがよく伝わってくるものです。爽やかだけど、どこか切ない、そんなメロディメーカーThe 1975の活躍は今後も目を離すことができません。