奇跡のロックライブ・ウッドストック。叫びから学ぼう

洋楽
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(出典): ウッドストックフェスティバル

アメリカには、音楽と時代が重なった時期があります。1960年代、ウッドストックフェスティバル。まさに、この時期は「アメリカの思春期」ともいえる時代で、多くの若者たちが大きな政府に歯向い、摩擦が起きていました。別の側面から見れば、それは無秩序なりにも、平和と自由を愛するヒッピームーブメント。激しく旗を挙げ、意見を主張するような青年たちが、今や時を経て、当時歯向かっていたような大人の年齢をも超えたとき、なお語り継がれているのがニューヨーク州で行われたウッドストックフェスティバルです。

夏といえば、ロックフェス。ウッドストックフェスティバルも、夏の真っ只中に開催がなされました。その実態は、友達とチケットを取って、好きなミュージシャンの音楽を聴きに行くというライブではありません。野外フェスに予想外な40万人以上が集まり、そこは無法地帯、ドラッグや犯罪もたびたび起き、結果的に死者も出せば、産まれた者もいるという、デットオアライブだったといいます。

そんな伝説的なライブ、ウッドストックフェスティバル。
今回は、そこで若者たちを熱狂の渦へと巻き込んだリーダーたちの歌詞や生い立ちを見ていきましょう。

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■ Jimi Hendrix(ジミヘンドリックス)

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Purple haze all in my brain
Lately things just don’t seem the same
Acting funny, but I don’t know why
Excuse me while I kiss the sky

紫色した煙が俺の頭に曇りやがった
この頃、全然物事が今までとは違って見えるんだ
おかしな行動をして、それがどうしてそんなことをしてるのか分からない
空にキスをするから、許しておくれ

(出典): Purple Haze – Jimi Hendrix

ベトナム戦争をギター一本で表現した男といえば、ジミヘンドリックス。世界のロックを語る上では、絶対に外せない人間として挙げられています。一方で、27歳という若さでこの世を去ってしまいます。ジミヘンドリックスを始め、若きロッカーたちが27歳で揃って死んでしまうことから、27歳は悪夢の年齢だともいわれるようになります。

■ Jannis Joplin(ジャニスジョップリン)

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I ain’t quite a ready for walking, no no no no,
I ain’t quite a ready for walking
And whatcha gonna do with your life,
Life all just dangling?

おちおち歩いていなんていられない
歩いてなんていられないのよ
人生をどうしたいっていうの
ただ、そうやって誘惑をしているだけでいいの?

(出典): Move Over – Jannis Joplin

ジャニスの歌声は、驚異的で今もなお虜になる人はやまないとも言われています。ウッドストックライブの象徴的存在で、ジミヘンドリックスと交際をしていたことでも有名。彼女もまた27歳の悪夢のメンバーであり、ロスアンゼルスのホテルでヘロイン大量摂取により死亡しているところが見つかりました。

■ The Who(ザフー)

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People try to put us down
(Talking about my generation)
Just because we get around
(Talking about my generation)
Things they do look awful cold
(Talking about my generation)
I hope I die before I get old.
(Talking about my generation)

This is my generation This is my generation baby

周りが俺らを貶めようとするんだ
(俺たちのことを言っているんだぜ)
ただ遠回りをさせたいだけなんだぜ
(俺たちのことを言っているんだぜ)
怖いくらいに冷たいように見えないものだ
(俺たちのことを言っているんだぜ)
年をとる前に死んじまいたいんだよ
(俺たちのことを言っているんだぜ)

これが俺らの世代さ、世代なんだぜ ベイビー

(出典): My Generation – The Who

ザフーはビートルズ、ローロングストーンズと一緒に数えられるイギリスの最強ロックバンド。長い間、人気を誇っていることもありますが、Youtubeなどで当時のライブ映像を見て欲しいものです。ライブの後半には高価であろう、ギターやら、ドラムを叩きつけてぶっ壊し、「これがロックだ」と言わんばかりに、破壊的なパフォーマンスを見せてくれます。

■ スライアンドファミリーストーン

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Stand
You’ve been sitting much too long
There’s a permanent crease in your right and wrong
Stand There’s a midget standing tall
And the giant beside him about to fail

立ち上がるんだ
いつまでも座っているままじゃないか
恒久的なしわくちゃが、正解と不正解の間にあるのさ
立ち上がるんだ
立派に立っている小人の横でも
巨人は今にも倒れてしまいそうなんだ

(出典): Stand – Sly And The Family Stone

ウッドストックフェスティバルのファンク担当。バンドは当時では珍しい、黒人と白人、そして男性と女性の混合スタイルでした。これには強い思いも込められていて、誰だろうと、全員異なっているんだから、違いについて良い悪いを言っているようなのは愚かだというメッセージでした。スライはこれを歌にしたような作品も数多く残しています。

■ ジェファーソンエアプレーン

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And if you go chasing rabbits, and you now you’re going to fail.
Tell’ed a hookah - smoking caterpillar has given you the call.
Call Alice, when she was just small

ウサギを追っかけていたら、穴に落っこちちゃうのよ
ウサギたちに教えてあげなさい 水タバコを吸っている芋虫たちがあなたを呼んでいたって
アリスを読んでみなさい、彼女はもう小さくなっていたから

(出典): White Rabbit – Jefferson Airplane

サンフランシスコのサイケデリックを象徴するようなドラッグバンド。何度もメンバーの入れ替わりや分裂などがあり、ジェファーソンエアープレーンそれ自体が歴史を持つかのように語り継がれています。このWhite Rabbitはまさにドラッグをしながら書いたような曲調となっています。

今では考えられないようなクレイジーでカオスな時代だったみたいですね。きっと、それはそれで楽しかったのかもしれませんが、ちょっぴり危険な香りがしないでもありません。しかし、こうした思春期を経て、今のアメリカや世界があること間違いありませんね。

ウッドストックフェスティバルの精神を感じ取ってみるのも良いかもしれませんね。

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