世界にはどんなお金があるの?調べてみた

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イギリスのEU離脱が決まり、イギリス国内だけでなく、日本含む世界各国が驚嘆しました。もともと、EUは1993年発足で、イギリスも主要メンバーの一つでした。関税、移動、そして通貨の自由があり、巨大国家であるアメリカや中国に経済的に負けないようなヨーロッパ連合が形成されていました。そこで、イギリスはなぜ抜けてしまったのでしょうか。ギリシャに始まった欧州不安から、イギリスに押し寄せてくれる移民が急増し、持たずもたれずの関係を築くはずであったEUは、いつの間にか強い国が弱い国をEUという名目で援助しなければならない関係に。

原因を追求すれば、複雑なものでさまざまな意見はあります。事実として、イギリスはEU圏を出て、Britain + ExitでBrexitなんて言われていますが、新しい基盤を築くことになりました。今回は、そんなBrexitを背景に、世界にはどんな通貨が他にあるのかを調べていきたいと思います。

種類でいえば、世界には100以上の通貨があるそうです。中には旅行時に日本国内では用意が間に合っておらず、現地に行かなければ換金できないようなものもあるんだとか。

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■ 米ドル

主に使われている国:アメリカ

信憑性が高いことから、アメリカ国外における輸出入でも使われることもある基軸通貨。これは、例えば別の通貨と日本円を交換する際に、アメリカドルを日本円で買い、そのアメリカドルで別の通貨と取引をすることになるという仕組みから呼ばれるものとなります。アメリカ独立戦争後に、発行がはじまりました。

■ ユーロ

主に使われている国:ドイツ、スペイン、フィンランド、フランス、ベルギーなど

EU加盟国で一般的に流通しているお金。1999年に決済用仮想通貨として登場し、2002年に現金通貨として発足されることになりました。GDPだけを見てみれば、米ドルよりも高いです。ドルに不安があった際に、真っ先に買われるのがユーロですが、欧州不安により不安定となりつつもあります。

■ 円

主に使われている国:日本

中国に追い抜かれてしまったものの、長い期間、GDP第2位を維持していたこともあり、アメリカドル、ユーロと並び世界三大通貨とされています。安定性が高いことが特徴で、リーマンショックや、何か世界不安があれば買われる。避難通貨としても、使われています。

■ 英ポンド

主に使われている国:イギリス

アメリカドルが世界的に通用する前までは、ポンドが基軸通貨に近いポジションを担っていました。EU加盟において、その存在が危うくなったものの、国民の猛烈な反対を受け、そのプライドある通貨は引き続き使われることに。変動の振れ幅が、他の通貨と比べて、かなり激しいことでも有名です。

■ 人民元

主に使われている国:中国、ジンバブエ、香港

中国で使われる「毛沢東」の肖像がプリントされていることでも有名な通貨。もともとは、1920年代に農民のコミュニティで使われ始めた流通券がはじまりだとされています。もともと、取引時間が短いなど、閉鎖的な状態であったが、今では国際化も進んでいます。

■ スイスフラン

主に使われている国:スイス、リヒテンシュタイン

元来はイギリスポンド、ドイツマルク、フランスフランと並ぶようなヨーロッパにおける国際通貨の1つでした。グローバル化していく世界の中で、長い歴史「永世中立国」を貫くスイスの通貨は世界一安定しているともいわれ、ほとんど変動がないことでも避難通貨の側面も持ち合わせています。

■ 南アフリカランド

主に使われている国:南アフリカ共和国、スワジランド、ナミビア、レソト、ジンバブエ

1961年、南アフリカ共和国が成立すると同時に誕生したランド通貨。相場的にみると、商品相場と相関関係があり、金やダイヤモンドのような資源を輸出することができる有数の大国であり、この金価格と比例して相場を読み取ることができると言われています。

今回紹介したのは通貨の一部であり、世界中にはたくさんの通貨が流通しています。日本円が通用するのは、小さな島国の中だけなのです。英語をできるようになって、世界中の通貨を使って、集めてみるのも面白そうですね。

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