「とても暑い」、「すごくお腹がいっぱい」などと言うとき、 “Too hot!” “I ate too much.”と言うことがありますよね。
日本語だと変わりがありませんが、英語では “too”を使うと「(過剰に)~すぎる」というネガティブなイメージを含むことが多いです。
今日は、 “too”の言葉のニュアンスについてご紹介します。
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■ “too”の使い方
“too”にはネガティブなイメージがあると話しましたが、どんな時に使えば良いのでしょうか。
以下にいくつか例文を挙げるので、どれが正しいか考えながら読んでみてください。
① “I bought this coat yesterday. This is too warm. I really like it.”
② “I have to go to school , but I don’t want to. It is too hot today.”
③A: “I’m sorry, I really regret what I did.”
B: “That’s too late. I don’t forgive you.”
まず①ですが、
“I bought this coat yesterday. This is too warm. I really like it.”(昨日このコートを買ったんだ。これは暖かすぎる。すごく気に入っているんだ)
ここでの “too warm”を使ってしまうと、「とても暖かい」ではなく悪い意味で「暖かすぎる」となってしまうので誤りです。
代わりに“very warm”を使うと良いでしょう。
②は、“I have to go to school , but I don’t want to. It is too hot today.”(学校に行かないといけないけど、行きたくない。今日は暑すぎる)。
これは悪い意味で「暑すぎる」と言っているので自然なニュアンスになります。
③は、A: “I’m sorry, I really regret what I did.”(ごめん、自分がしたことを本当に後悔してるんだ)B: “That’s too late. I don’t forgive you.”(遅すぎるよ。許さないから)となっており、こちらも悪い意味なので正しい使い方になります。
■ “too much”の使い方
“too much”も “too”と同じように、「~すぎる」というネガティブなイメージを持ちます。
例えば、
“I don’t want to eat anything now. I ate doughnut too much.”
(今は何も食べたくない。ドーナッツを食べ過ぎたの)
といった風に使います。
友人宅に行って、ご馳走がたくさん用意されていたときには、間違っても
“Wow, too much!”(わあ、多すぎる!)
と言わないように気を付けましょう。
■その他の便利な表現 “too~to~”
高校英語で“too~to~”構文として勉強している方も多いかもしれません。
テストでもよくでてくる表現ですが、会話で使うと結構便利です。
“You are too young to drink beer.”
という感じで「too (形容詞) to (動詞)」の形で使います。
直訳すると、「君はビールを飲むには若すぎる」、つまり、
「まだビールを飲んではいけません」という意味です。
“You can’t drink beer because you are too young.”
のように言うこともできますが、 “too~to~”の方が短くて簡単ですよね。
■まとめ
「~すぎる」という意味での “too”は、肯定的な意味を持つときもありますが、大体がネガティブに捉えられがちです。
皆さんも“too”を使うときは、それを意識して使うようにしてくださいね。
<今回ご紹介した内容を要約すると>
- “too”には否定的なイメージがある
- “too~to~”を使うと簡単な表現に