ニューヨークは、世界中の人、モノ、文化を一つに詰め込んだ小宇宙。
プラダを着た悪魔(2003)、ゴシップガール(2007)、ニューイヤーズイブ(2011)。数々の名作映画やドラマの舞台となり、街を歩いているだけで、どこかの物語に迷いこんでしまったような。そんな錯覚に落ちてしまうような、ニューヨークには魅力よりも、来た人を虜にしてしまう”魔力”があるように感じてしまいます。ここでは、他の地域にはない文化・産業・ルールが尊重されており、「アメリカの中にあるヨーロッパ」なんて例えられたりすることもあります。
特に、タイムズスクエアは、誰もが一度は雑誌やテレビで見たことがあるのではないでしょうか。その通りには、ブロードウェイ・ミュージカルや、大企業の広告や巨大ディスプレイ、そして光り輝くネオンサイン。昼なのか、夜なのか、ここは現実なのか、それとも夢の中なのか。一度は訪れてみてみたいものですよね。
マンハッタン、クイーンズ、ブロンクス、スタテンアイランド、そしてブルックリン。ニューヨークは、5つの行政区から構成されています。特に有名なのが、ビジネスや商業が集中しているマンハッタン島と、歴史や文明を大切にした、ファッションと芸術のブルックリン地区でしょう。
「ニューヨークで観光するなら、外せないところはどこか?」と聞かれれば、観光で出かけるような日数ではとても足りませんが、そんな中でも、ここを歩けば「ニューヨーカー」を名乗れるような、スポットを幾つか紹介します。
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◼︎ 5番街(フィフス・アベニュー)
ニューヨークで暮らすセレブたちの”遊び場”といえば、5番街です。ここには、高級ブランド、高級ホテル、高級レストランが立ち並び、いつか、ここでショッピングできるようにもなりたいものです。もちろん、見るだけだったら、タダなので、観光気分で行ってみましょう。
映画で見たことがあるような光景、ロケ地で過ごしたり、ロレックスやシャネルのような高級ブランドには手が出せなくても、美しく、可愛いショーウインドウの前で写真を撮ったりして、ニューヨークライフを味わってみましょう。
◼︎ ニューヨーク近代美術館(MoMA)
近代を代表する芸術家たちが集まり、1929年に作られた革新的なアートの美術館。アメリカに限らず、19世紀を象徴するヨーロッパのコレクションから、映像や工業デザインに至るまで、さまざまな作品を取り扱っています。
その周辺はオフィス街のミッドタウンの一角で、日常を少し忘れさせてくれる光景を見ることができます。所蔵作品は約15万点と、とても全てを見るには日が暮れてしまいますが、飽きさせることはなく、心ゆくまで芸術を楽しむことができるようなつくりとなっています。
◼︎ ハイラインパーク
2009年に開園された空中公園。もともとは、セントジョンズパークとマンハッタンの34丁目を結ぶ鉄道が走っていました。かつて、荷物や食物を運ぶ貨物列車が栄えていましたが、衝突事故などが度重なり、必要性の希薄化により、自然とアートで人を癒してくれる役割へと生まれ変わりました。
ハイラインパークには観光客だけでなく、ニューヨークで暮らしている人たちも訪れます。パークを進んでいくと、ニューヨークの街並みを覗き見できるスポットも隠れており、冒険心をくすぐるような時間を過ごすこともできます。
◼︎ エンスパイアステートビル
摩天楼が立ち並ぶニューヨークを、摩天楼から一望できる体験をさせてくれるのがエンスパイアステートビルです。86階にある展望台から見る夜景の迫力には、思わずうっとりしてしまうこと間違いありません。
◼︎ セントラルパーク
人が多く、忙しくなってしまうマンハッタン島にある、唯一のオアシスといえば、セントラルパーク。都会にあるには不自然な、なんと4平方キロメートルもの面積に、迷ってしまう人なんかもいるみたいです。
歩くだけでは、かなりの時間がかかってしまうため、自転車や、あるいは馬車なんかを使ってみるのもありかもしれません。日本にはない、アメリカならではの緑を持つ公園です。
◼︎ ブロードウェイ
タイムズスクエア周辺の華やかさに圧倒されるものの、やっぱりニューヨークに来たからには本場のミュージカルを楽しんでもらいたいです。映画でもヒットしたレ・ミゼラブルや、マンマ・ミーア!、人生で一度は見ておきたいミュージカル作品がずらりと並んでいます。
当日にチケット販売はしているものの、その人気から必ずしも予約が取れるかどうかはわかりません。行く前にチケットの予約はしておきたいものです。
今回、紹介しなかったものの他にも、自由の女神や、世界経済の中心となっているウォール街など、ニューヨークに暮らしてても飽きることはありません。何よりも、毎日世界中から観光客を集める、この街は常に新しい風で更新されていくのです。