今日は、英語教材というよりは、日常英会話をスムーズに学習するのに役立つ商品を紹介したいと思います。
それは、“英語の漫画”です。
漫画といえば、子どもっぽいとか、オタクっぽいとか、勉強とはかけ離れたイメージを持たれる方もいらっしゃると思います。
ですが、描かれているシチュエーションの中で気の利いた会話をしたり、世論やトレンドを反映した大人のユーモアセンスを磨いたりするのに役立つ作品もたくさんあります。
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◆漫画は英語で何という?
英語の“comic”は、“人々を笑わせるような、おもしろい”という意味で、ジョークやおもしろい話をする人(コメディアン、お笑い芸人)のこともさします。
漫画誌や漫画本のことは、“comic book”といいます。
cartoonは、世の中の出来事や政治などを風刺して、おもしろい絵で描いたもの、つまり漫画そのものを表し、それをパラパラ漫画のようにつなげた動画“animated cartoon”の意味もあります。
また、漫画家は、cartoonistとか、comic artistとか、comic book whiterと呼ばれます。
漫画は、英語学習用のテキストとは違って、今話題になっているニュースや、実際に使われている現代口語表現、カジュアルな言い回しなどに慣れるには、とてもいい教材になり得ます。
私がはじめてオーストラリアに語学留学したとき、アメリカのアニメ“The Simpsons(ザ・シンプソン)” がオーストラリアでも大人気で、実際にListeningの授業の中で映像教材としても使われていました。
今回は、目と耳で映像として流すアニメではなく、1コマずつ絵を見ながら、吹き出しの会話を読む方の漫画をお勧めしたいと思います。
◆海外の漫画を読んでみよう!
私は、短期語学留学の後、本格的に会社を辞めて海外に出たときに、一冊の漫画を持っていきました。
Peanuts Book featuring SNOOPY(スヌーピー)です。
昔から、スヌーピーのキャラクターが好きだったのですが、これからどうするの?というタイトルの20巻目だけを、書店で思わず手に取って購入しました。
昔も今も変わらずに、世界的に愛されているPeanutsキャラクターたちは、独特の描画スタイルも加わってアートの世界でも大人気です。
その漫画の中で、主人公のスヌーピーとチャーリーブラウンが、たくさんの個性的な性格の友達と話している会話は、実はなかなかシュール。
日本語の対訳が欄外にのっているので、どうしても意味がわからない部分は少し参考にして、できるだけ原文を読んでみてください。
読んでいると、やんわりと大人心をくすぐる哲学的な“オチ”がついていたりするのですが、日本人としては、おもしろさのツボに入りきれないモヤモヤを感じてしまうかもしれません。
そこは、アメリカンジョークとしてとらえて、日常会話のスキルアップにつなげていただければと思います。
◆小学館 イングリッシュコミックス
それでもやはり、海外漫画はちょっとわかりづらくて飽きちゃうなぁという方は、なじみのある日本の漫画を英語で読むことから始めてみてはいかがでしょうか?
小学館が発行する“ドラえもん”の漫画は誰もが知っていると思います。
これを英語で読める、“イングリッシュ・コミックシリーズ”をご存知ですか?
漫画の中の吹き出し部分は、ネイティブスピーカーの英語です。
そして、もちろん日本語原文が対訳として書かれています。
簡単な日常会話表現でも、辞書の直訳ではなかなかスムーズな英語表現にならないことがよくあります。
DORAEMONの英語版漫画なら、自然にネイティブが使う単語や表現でスーッと入ってくる、まさに目から鱗の商品です!
DORAEMON イングリッシュコミックスシリーズは、
セレクション1 感動する話
セレクション2 爆笑する話
セレクション3 恋の話
セレクション4 しゃれた話
セレクション5 こわい話
セレクション6 ファンタジー
のシリーズになっていて、一冊、定価:本体900円+消費税です。
下記のサイトから購入可能です。
http://www.shogakukan.co.jp/books/series/B30012
またサイトから、少し試し読みもできるので、チェックしてみてください!
◆まとめ
英語教材ではないのですが、日常英会話の学習に役立つ“英語の漫画”を紹介しました。
気軽にリアルな英会話表現に触れられるおもしろい商品だと思います。
日本でも出版されている、日本語対訳付きの読みやすいスヌーピーシリーズや、ドラえもんシリーズは、特にお勧めです。
英語のテキストブックに飽きたら、是非一度、英語の漫画を読んでみてくださいね!