誰もが一度はやってみたい挑戦のなかに、「アメリカ横断」があります。
日本のなんと約25個分の面積を誇る大陸を何日もあるいは、何週間もかけて旅に出かければ、今まで見たことがない体験や景色があなたを待っていることでしょう。そのやり方は様々で、もちろん車、鉄道、自転車、バイクあるいはヒッチハイクですることもあります。
アメリカ一つの国を取り上げても、東と西ではまるで空気が異なるから、それを渡っていくさまにはドラマがあり、小説や映画などの作品にも描写されることが多いのです。
かくいう、筆者もまた学生時代の夏休みにバスで横断したことがあります。
サンフランシスコに始まり、ロスアンゼルス、ラスベガス、そして、ソルトレイクシティ、デンバー、カンザスシティ。シカゴ、ニューヨーク、ボストンへと、それぞれ見せる顔に感動を隠せないまま、過ごしたことがあります。とても一度では満足ができず、また実行したいと思っているところです。
そんな横断ですが、一般的に使われるのは『国道66号線(ルート66)』。一本の国道で、ほぼアメリカ東西を結んでいることから、アメリカ旅の代名詞ともなっています。
ルート66は全長3,775km。カリフォルニア州サンタモニカと、イリノイ州シカゴを一本で繋いでいます。跨ぐ州は8州で、その途中で様々な冒険を真に受けることになります。今回は、そんなルート66に出てくる外せないスポットを紹介していきます。
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◼︎ キャデラックランチ(テキサス)
1950年代に活躍したキャデラックが砂漠に10台突き刺さっている奇妙な風景。
ここはアリマロの大富豪がこの土地を所有して、アーティストによって創作されたインスタレーションみたいです。通る人たちの目を奪ってしまう奇抜な色使いではありますが、これは落書き。通りかかった人たちが上から上からスプレーで落書きをしていくのです。
なので、通りかかる時には早速落書きしてみましょう。明日には残っているかは分からないのですが。
◼︎ ペインテッド砂漠(アリゾナ)
自然にしては意図的すぎるし、人工にしてはダイナミックさに慄いてしまう。ペインテッド砂漠は、そういう捉え方で間違っていないでしょう。
遠い昔に偶然が重なり、チンル層のいろいろな色がついた土地が広がっているのです。ドライブの途中で楽しむことができるため、絶対チェック必須です。
◼︎ トータムポールパーク(オクラホマ)
世界最大のトーテムポール。そもそもトーテムポールって何でしょうか。
それはアメリカの古い歴史まで遡ります。インディアンたちが縄張り争いをしていたそんな時代に、彼らが自分の家や領地を示す目印として建てはじめたのがこの円柱の彫刻だといわれています。
こちらは、とあるアーティストによって作られたものですが、今ではピクニックなど地元の人たちにも愛されるランドマークともなっています。
◼︎ グラントパーク(イリノイ)
シカゴの前庭として愛されているグラントパーク。一面芝生で覆われたこの公園は観光客だけでなく、住んでいる人たちもランニングや散歩を楽しんでいます。
そして、目が引くのはなんといってもバッキング・ファウンテンです。ヨーロッパ伝統の建築様式で作られた美しい噴水はいつも傍をと落ちかかる人たちの心を奪っていることです。
◼︎ ウイグアムモーテル(アリゾナ)
やっぱりアリゾナにはインディアンの風土がまだ残っています。
それを感じさせてくれる一つに、ウイグアムモーテル。インディアン時代をなぞらえたような雰囲気を漂わせたモーテルに宿泊することができるのです。
旅そのものを実感することができる貴重な体験になりそうですね。
◼︎ ジャックラビットトレーディングポスト(アリゾナ)
“HERE IT IS”のサインが印象深く、ルート66の旅には欠かせないと言われているジャックラビットトレーディングポスト。
なんてことはない、お土産屋さんなのですが。ジョセフシティからだいぶ離れた西にあります。ブランセット夫妻が開いたお店で、まだ娘さんが継ぎオープンしています。
◼︎ サンタモニカピアー(カリフォルニア)
はるか東からやってきた旅を迎えてくれるのはサンタモニカの美しい夕陽なのか、それとも朝陽なのか。いずれにしても、サンタモニカは太陽がふさわしいものです。
このビーチはカリフォルニア由緒のバカンス地帯としても有名で、サーファーや観光客たちでいつも賑わっています。
いかがでしたでしょうか。
ルート66の旅、いつかは一度やってみたいものです。観光とは一味違う、冒険がきっと待っているでしょう。考えているだけで、ワクワクしてきますね。