ワールドカップや、世界大会が始まると、パブリックビューイングを楽しむことができます。家のテレビで試合を観るのではなく、街にあるバーやクラブに誰もが集まって観戦をするというものです。こうしたイベントがあることによって、大会が開催されている現地に限らず、あらゆるところでお祭り気分を味わうことができるのです。
パブリックビューイングは、スポーツ大好きに加えて、集まる文化が根付いているアメリカでは日常茶飯事のことです。スーパーボウルのような大きいイベントとなると、アメリカ中の人たちが開催地に向かって集まるほどです。
アメリカの代表的なスポーツは4つあります。野球、バスケットボール、アメリカンフットボール、そしてアイスホッケーです。日本だと、野球派か、サッカー派かなんかで盛り上がったような頃もあるかもしれませんが、アメリカではそれぞれのスポーツに国民全員が熱狂しているような印象を受けます。スポーツのことは、好きな人にとってはもってこいの話題なので、キャッチアップしていると、話のネタにもなるかもしれませんね。
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MLB(メジャーリーグベースボール)
マーリンズのイチロー選手や、ヤンキースの松井選手など日本人選手の顔馴染みも深いメジャーリーグ。カナダに所在する1チームを含め、合計30球団で構成されるプロ野球リーグです。試合形式には、4月初旬から9月下旬まで地区における総当たり戦を行うレギュラーシーズンと10月から始めるトーナメント形式で行われるポストシーズンがあります。この各シーズンの優勝チームが、ワールドシリーズで優勝決定戦を行います。
野球の起源は、南北戦争の終わり、19世紀まで遡ります。シンシナシティ・レッドストッキングスにはじまり、アメリカ各地で野球チームが発足していきました。野球をアメリカで大人気のスポーツまで仕立てた役者は、ベーブルースでした。人気と共に、ブラックソックス事件のような八百長が発生してもなお、彼の止まない豪快なプレーによって、野球を国技といえるまで持ち上げることになります。
NFL(ナショナルフットボールリーグ)
アメリカ32チームで構成されるフットボールリーグ。アメフトとは、楕円形のボールを進めることで陣地を獲得していきます。攻守に分かれ、攻撃側はパスやランで相手のエンドゾーンへと陣地を進めていくのに対して、守備側はこれを阻止するというものです。野球に劣らず、不動の人気を築いています。
アメリカンフットボールの醍醐味といえば、その年の優勝を決めるスーパーボウル。これは、NFLに所属するAFCとNFCの各優勝チームで争われる大会となります。毎年、違う地域にて開催されるのですが、開催地にはアメリカ中の国民が集結して、テレビでも最高視聴率を記録することがお約束となっています。アメリカンフットボールは、カレッジリーグのような大学リーグも有名です。
NBA(ナショナルバスケットボールアソシエーション)
バスケットボールの最高峰が決まるリーグです。中学や高校で、バスケ部に入っていた男の子なら、誰でも一度はNBAに憧れたことがあるのではないでしょうか。カナダの1チームを含める、30チームで東西2つに分かれ、1年間で82試合が行われます。日本人では、田臥選手が初めての選手として活躍をしていますね。
NBAといえば、なんといってもマイケルジョーダンが二言目に出てきますね。彼は15年間に渡る選手生命の中で、得点王を10回、年間最多得点は11回、NBA歴代一位の得点王です。1990年代にはシカゴブルズを6度も優勝に導き、6回もNBAファイナルMVP受賞を果たしました。
彼の魅力は選手としての力量だけでなく、フリースローからダンク、凄まじいジャンプ力で踊るようにプレイをする。こうしたパフォーマンスは今でも語り継がれています。
NHL(ナショナルホッケーリーグ)
日本には上の3つと比べても、もっとも馴染みが薄いのかもしれません。「氷上の格闘技」と呼ばれる、アイスホッケーです。アメリカ、カナダを含めて30チーム。カナダ発祥ということもあり、どちらかといえば、カナダで大人気のスポーツとなっています。
アイスホッケーの魅力といえば、やはりスピード。普通に走っては出せないようなスピードが、氷上では出せます。早いのは選手が滑って動く速度だけでなく、試合の攻守もアッという間に代わります。つまり、勝ったり負けたりが繰り返されていくため、観客も一喜一憂を試合の中でもなんども楽しむことができます。