「かっこよかったよ!いっぱいわかったよ!ありがとうございます」
「いろいろなえいごをおぼえられてたのしかったです」
「えいごがちょっとでもしれてよかったです」
「英語ができるとすごく便利だと思うので、
これからもずっとならっていきたいです」
「今日のワークショップのことをいかして、
もしこんご外国にいくことがあればがんばろうとおもいました」
こちらは、過去に私が開催した「親子de英会話 ワークショップ」で、実際に体験した子どもたち(小1~小6)から頂戴した貴重な感想の一部です。
私の住んでいる地域では、低・中学年は年間6単位、高学年はようやく2013年より必修化された新学習指導要領により、年間35単位の「外国語(英語)」。(2016.3現在)
すでに小学1年より英語教育を行っている地域の子どもたちより、はるかに英語に触れる時間数は少ないのですが、
逆に「英語」というものを「教科」として捉えている感覚があまりないせいか、ワークショップはあそびの延長!
ワークショップ中はとてもシャイだったお子さんのママたちから、
「家に帰ってきたら、英語の歌か何だか鼻歌で歌っていたからびっくり!」なんて、
英語に興味が湧いてきた!というサインを、すぐに子どもたちは出しているようです。
微笑ましいですよね。
今回は、はじめて出会う「英語」に、子どもたちが楽しめた「理由」を解き明かしながら、
「子どもと楽しく英語を学ぶヒント」をご紹介していきます。
<関連サイト> スカイプ英会話を探すなら! | オンライン英会話比較360°
■「英語」がつかわれている国の文化を伝えれば、シャイにはならない?!
以前、「海外の常識に学ぶ人間関係のコツ!留学で使える3つのフレーズ」という記事の中で、「日本の常識は覆させるのは当たり前、現地ではローカルの感覚になりきろう!」と、提案しました。
お子さんの年齢が小学生以上の場合、大人と同様、「英語」という日本語以外の言葉を話す、ということに対して、最初は照れが生じます。
ワークショップではじめに私が参加者の皆さんへ伝えて、一緒に声に出して言ってみるのは、以下のフレーズです。
Don’t be shy! (シャイにならずにね!)
Make many mistakes! (Don’t be afraid of making mistakes!)
(いっぱい間違えてね!→ 間違えることを心配しないでね!)
Take it easy! (気楽にね!)
まだA,B,Cさえもわからないかもしれない子どもたちは、もちろん「?(クエスチョンマーク)」がたくさん頭のなかに浮かんでいるかもしれませんが、いきなり誰もが知っているアルファベットソングを突然歌わせられるより、効果的だ、と思っています。
実際に私が海外に滞在中、何度も友人、同僚や、多くの仲間に言われたセリフです。間違いを恐れて何も言わない、何も意思表示しなかったら、誰も何も分かってくれない文化。だったら、「気楽に構えて、間違ってもいいから、どんどん声に出してみよう!」をモットーにした方がいいですよね。
実際ワークショップ中には、子どもたちがお互い自然に、ときにはふざけ合いながら、このフレーズを使うようになるから、本当に不思議です。
そんなフレーズが飛び交うワークショップ、どんな雰囲気になるか想像できますか。
■子どもたちから引き出すダイアログ、だから心に残り、忘れない。
ワークショップのなかで、必ず行う自己紹介。
例えば、高学年の子どもたちにきくと、こんな感じです。
私: ” I’m Coco mama. What’s your name?”
Aくん: ”My name is xxxx.”と、とても早口で答えます。
私: “ Pardon?” と言ってから、
「本当に早口でわからなかったよ、日本人の名前は外国の人にとって聞きとりにくいし、分かりにくいよね。どうしたらいいかな?」
子どもたち: 「ゆっくり言う!」
「名前のスペルを教えてあげる!」
「あだなで教える!」などと、各自が独自のアイディアを披露してくれます。
それから、
Aくん: My name is x x x x.”
私: Wow, it sounds beautiful. Nice to meet you x x x x.
「すごいね、ゆっくり言ってくれたからよくわかったよ。
(みんなに)そしたら私は、今名前を聞いてなにか感想を言ったんだけどわかったかな?」
子どもたち:「ビューティフル!」
「きれい!」などと、これまた各自が独自の答えを教えてくれます。
私: 「自分の名前を伝えた後に、何か相手が感想をいってくれたら嬉しいよね。なんでもいいから感じた相手にとって嬉しいことを言ってみようね」
そして、各自が「~なんていうの?」と沢山聞いてきますが、シンプルかつよく用いられる単語をいくつか選んで紹介すると、驚くほどこの方法で自己紹介をしていきます。
私がただ単純に例となるダイアログを教えるだけでは、子どもたちの頭には記憶として残りません。ですので、ちょっとした「現地では当たり前の起こりえるリアルな会話」を、シンプルに子どもたちに伝えることは大事だと私は感じています。
■まとめ
今、当たり前のように言われていますが、子どもたちはまさに日々の体験から学びます。
とくに、彼らにとって初めてのその「体験」が、「楽しかった」ら、
また親子で楽しめたなら、これはどこにいても続けられるので、
実は「自宅で、親子で、英会話」はとても簡単なことなんです。
<この記事を要約すると>
・海外の文化を子ども目線で伝えたうえで、「英語」の前にまずは心のバリアを壊そう!
・子どもと一緒に考えながら、英語のダイアログをつくって話してみよう!
・「子どもと楽しく英語を学ぶヒント」は、「まずは体験」させること!楽しくなるように導くのが親の役目です。