英語の読み書きの基本はAlphabet(アルファベット)です。
Twinkle Twinkle Little Star(きらきら星)のメロディーに合わせた、ABC Song(ABCの歌)で、覚えた記憶があるかと思います。
ただ、英語のAlphabetは、日本語のひらがなと違って、一文字ずつカタカナ読みで全部完璧に覚えたとしても、残念ながら英語の本を読むどころか、聞いた言葉を書き表すこともできません。
今日は、英語のAlphabetの効果的な学習法についてお話しします。
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◆アルファベットは運筆しやすい文字
日本人が、きちんと「ひらがな」や「カタカナ」を勉強するのは、小学校一年生の国語の授業です。
きちんととは、ただ読めるだけでなく、筆順正しく形よく書き、自分の名前や物の名前、言葉の書き表し方を総合的に理解することです。
英語圏の子ども達も、5歳くらいからAlphabetを学び始めます。
その時に使われるのがPhonics(フォニックス)という、子どもに英語の読み方(発音)と文字のパターンを対応させて学ばせる方法です。
英語の本を読んだり、単語の綴りを覚えて書いたりするための勉強法です。
日本語でも、「こんにちは?こんにちは」「おねいちゃん?おねえちゃん」、くっつきの「を」や主語の後の「は」、長音「―」撥音「っ」など、文字と表記のパターンを勉強しますよね。 それとちょっとイメージは似ています。
また、Alphabetの大文字は、直線や円曲線の組み合わせで書けるので、ひらがなよりもずっと運筆はじめに向いています。
せっかくなら、ひらがなよりも先に、Phonics(フォニックス)を用いて、楽しいゲーム感覚でAlphabet学習を始めてみませんか?
◆アルファベット・パズル
ABC Songも勿論いいのですが、26文字の内の一つを子どもに見せた時に、Aから順番に歌わなければ分からないというパターンをよく見かけます。
これでは、Alphabetが理解できているとは言えません。
2~3歳の子どもにお勧めなのが、Alphabet Puzzle(アルファベット・パズル)です。
順番に関係なく、手に取った文字を発音しながらはめ込んでいきます。
例えば、Aなら、単に「エィ」だけでなく、Phonicsを使って、「ǽ ǽ apple」「ǽ for apple」というように、英語のAの読み方「ǽ」(アとエの間くらいの曖昧な母音)と単語をセットにして発しながら、パズルをはめていきます。
パズルは、スポンジ制や木製など色々ありますので、お好みのタイプのものを使ってみてください。 子どもは、面白がって真似をしながらアルファベットの形と発音を一緒に覚えていきます。
4~5歳になれば、クレヨンや書きやすい鉛筆を持たせて、同様にphonicsを使い、書き順に注意しながら、なぞり書きからAlphabetを書く練習を始めてください。
◆アルファベット・ボードゲーム
Alphabetの発音と単語がセットで覚えられてきたら、Alphabet Board Game(アルファベット・ボードゲーム)もお勧めです。
すごろくゲームのように、順番にDice(サイコロ)をふって、出た目の数を進み、止まったところにあるAlphabetや絵(その文字から始まる単語)を発音していきます。
できたら先に進めたり、できなかったら振り出しにもどったり、条件やルールをクリアしながら誰が一番先にGoalできるか?
6~7歳から小学生の子ども達の間では、とっても盛り上がるゲームです。
子ども達は、ゲームに勝つために積極的に単語を覚えていきますし、覚えた単語を時々楽しく復習するのにもお勧めです。
◆まとめ
英語の読み書きの基本になるアルファベットを、ABC Songだけでなく、より効果的な方法で学習してみましょう。
子どもの年齢に合わせた、パズルやボードゲームとフォニックスと組み合わせて、正しい発音や筆順でアルファベットを覚えさせましょう。
アルファベットは勿論、楽しみながら、沢山の単語の発音を覚えることができ、自然と英会話の下準備ができますよ!