あなたはどれくらい「数字」について英語で話すことができますか?
どんな職業や部署でも、数字を使って報告や説明をする場面はなにかと多いと思います。
今回はそんな仕事と切っても切り離せない関係にある「数字」にフォーカスした表現をご紹介したいと思います。
数字を使った英会話を身につけて、ビジネス英会話力をワンランクアップしましょう!
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(1)「増えた」「減った」ってどう言う?
業績の増加や人数減少など、ある時点と比べて「増えた」または「減った」ことを説明したい時はこの言い回しを覚えておくだけで簡単に説明することができます。
■“increase (decrease) by (A) to (B)”
(訳)「(A)増加(減少)して、(B)になりました。」
たとえば「去年に比べると、売上が50億円増えたため年間では350億円となりました」と説明するとしたら、どのような文になるでしょうか。
実際の例文をみていきましょう。
[使用例]
“Net sales of this year increased by 50 billion yen to 350 billion yen year on year due to release the new product.” 「今年の純売上は、新商品の発売によって、年間で(A)50億円増加し(B)350億円になりました。」
このフレーズのポイントは“by”の後に「どれだけ増えたか(減ったか)」の数字を、“to”の後に「その結果どれだけになったか」の数字をそれぞれ当てはめるだけ。
意外に簡単だと思いませんか?
また、“increase”を“grow(成長する)”という動詞に変えると「どれだけ成長したか」というニュアンスにすることもできるので、あわせてマスターしておきたいところです。
[使用例]
“The market share of our company grew 10% to 75% mainly due to strengthen advertising.” 「主に広告宣伝を強化したことによって、わが社のマーケットシェアは10%成長し75%となりました。」
(2)残高を伝えるには何て言う?
月末にはいくらになった、など最終的な残高を報告する場面もよくありますよね。
“The sales of this year is 50 million yen.”といったように、“is”を使って話すこともできますが、動詞を少し変えてみて、センスがキラリと光る英語にしてみてはどうでしょうか。
■“amount to~”
動詞の“amount”には「~に達する」という意味があります。
最終的に達成した数字を伝える時などにこのフレーズはとても使いやすいです。
[使用例]
“The number of new clients amounted to about 150 owing to expansion trade of South Asia countries.” 「新規顧客数は東南アジア諸国の取引拡大のおかげで、約150件に達しました。」
■“record”
この単語をご存知の方は多いと思います。
「数字」を使う場合、“record”は「記録する」という意味になります。
テレビなどでスポーツの新記録が出た時などにもよく使われているのを耳にすることがあるかもしれません。
たとえば「去年赤字だったのに、今年は利益がたくさん出ました。」と説明したい時など、職場でなにか新記録がでた時の報告に便利な表現です。
[使用例]
“In this year, our team recorded operating income of 30 million yen compared with operation loss of 15 million yen in the previous fiscal year.” 「私たちのチームは昨年度営業損失15百万円を出していましたが、今年は30百万円の営業利益を出しました。」
(3)まとめ
今回ご紹介したのはほんの一部ですが、見たこともない難しい英単語というわけではないのに、知らないと使えないフレーズなのではないかと思います。
逆に言えば、知っていれば使える「覚えたもの勝ちのフレーズ」ともいえます。
数字についてさらりと英語で説明できれば、あなたの英語も信頼もワンステップアップできるかもしれませんよ。
Michi