英語や英会話の勉強は負担が大きいと思っていませんか?
まとまった時間がとれないから、また費用の問題から、英語や英会話の勉強を始めることができない、という声をききます。
たしかに、英会話学校に通うのはお金がかかりますし、まとまった時間を作るために生活リズムを見直さなければならないとしたら、ハードルは高くなります。
そこで、もっと手軽に始められる方法をご紹介しましょう。
スマホやパソコンはインターネットで世界とつながっています。
英語を読む・英語で観ることが前提なら、これを活用しない手はありません。
スマホなら場所を選ばず、また、すき間時間を使って、英語の勉強をすることができます。
手始めに使えるサイトとそれを使った英語の勉強法をご紹介しましょう。
<関連サイト> スカイプ英会話を探すなら! | オンライン英会話比較360°
■本家本元の英語にふれる
日本では、教科書も「アメリカ英語」が中心ですし、ニュースでもアメリカの情報のほうがたくさん流れていますので、イギリス英語は聞き取りにくい、と苦手意識のある方も少なくないと思います。
そこで、まずご紹介したいのがイギリス国営放送BBCのサイト。
▼BBC
http://www.bbc.com/
サイトのトップページには主要なニュースや特集などが表示されています。
エンタメやスポーツ情報などもあります。
トップページの上部のタブでNewsを選ぶと、ニュースのトップページに入り、サイトトップには出てこないようなイギリス国内のローカルニュースも見ることができます。
<リーディング>
気になる記事にざっと目を通し、スキャニングの練習をしてみましょう。
このサイトのありがたいところは、日本語ページがあることです。
BBCのトップページを下にスクロールしていくと、一番下にBBC IN OTHER LANGUAGES があります。
そこでJAPANESE をクリックすると日本語版ページに飛ぶことができます。
すべての記事を網羅しているわけではありませんし、1対1対応の翻訳をしているわけでもありませんが、主要な記事はほぼ同じ内容が書かれていますから、自分が読み取ったことと比べて確かめることができます。
<リスニング>
ニュースのトップページの右側には、動画が並んでいます。
どれも数分の短いものですから、耳馴らしに英語を聞くのに使えます。
ニュース動画ならアナウンサーの整った英語ですし、現地のインタビューなどなら一般人の生の英語を聞くことができます。
スクリプトがないので目で見て確かめることはできませんから、記事に目を通してから視聴するとわかりやすいと思います。
聞き取れないところは何度も繰り返して聞いてみるといいでしょう。
実はBBC は英語学習サイトも運営しています。
▼BBC Learning English
http://www.bbc.co.uk/learningenglish/
Courses では、Upper-Intermediate(上級)、Intermediate(中級)、Lower-Intermediate(初級)と、イギリス在住の外国人向けの English My Way の4つのコースがあります。
どのコースも短い動画とアクティビティからできていて、5セットが1ユニットになっています。週5日で1ユニットを学習し、30週間で修了するという設定です。
初級はあいさつからスタートし、会話の基礎を練習します。中級では英文法の基礎を学習します。上級になると、さらに文法のレベルが上がります。
動画にはスクリプトがついていますので、内容を目で確かめることもできます。
また、Features では、レベルやユニットを超えて、「発音」「口語表現」「ニュース」などトピックごとにまとめられています。
一つのコースを通しで学習するのは面白くないと思う方は、こちらから気になるトピックをひろってみるといいでしょう。
■世界の実情を知るサイト
ユニセフのテーマは人道支援と教育だけではありません。
保健衛生やジェンダー問題など、世界各地でさまざまな取り組みを行っています。
ちなみに、国連とその関係機関の公用語として使われる英語は、基本的にイギリス英語ということになっています。
▼Unicef
http://www.unicef.org/
<リーディング>
Twitter でUnicef をフォローすると更新情報がわかります。
ユニセフジャパンも合わせてフォローすると、日本語で紹介されているニュースの更新情報がわかります。
ユニセフジャパンのサイトには、英語サイトのおもなニュースが数日遅れで掲載されますから、日・英を対比して読むことができます。
<リスニング>
Unicef が作成している動画は、YouTube のチャンネルにあります。
サイトのトップページ右上のYouTube のアイコンにリンクが張られています。
基本的には、英語が不自由でもメッセージが伝わるように工夫されていますので、英語ネイティブ以外の英語のリスニング練習もできます。
物足りないと思ったら、Goodwill Ambassadors (ユニセフ親善大使たち)の活動紹介やインタビューなどを探してみるのもいいと思います。
■スポーツならこちら
これからしばらくは、やはりオリンピックが話題になりますね。英語のサイトを見ることで、日本で紹介されるより一足早く情報をゲットできるかもしれませんよ。
▼Rio Olympic 2016
http://www.olympic.org/rio-2016-summer-olympics
上のサイトはIOC のオリンピックのページで、現在は、会場建設の状況や、聖火リレー、プレ大会のニュースなどが掲載されています。
下のサイトは、リオ五輪の特設ページ。
まだ情報は多くありませんが、チケット情報のところでは取扱代理店リストなどを見ることができます。まだページが少ないので、今ならサイト内をうろうろして英語のサイトから情報を手に入れる練習をしてもよいと思います。
大会が近付いてくると情報がどんどんアップされていきます。
大会期間中に日本以外の国の競技結果などが知りたいときにも役立つでしょう。
■まとめ
英語学習のために教材を購入したり学校に通ったりするのに負担感が大きい方には、インターネットを使った自習をお勧めします。
英語で書かれた外国のサイトの記事や動画を使うと、日本のしかも自宅で、気軽に生の英語にふれることができます。
スマホなら、ちょっとした待ち時間などのすき間時間を使うこともできます。
信頼できる情報が掲載されていて正しい英語が使われているサイトを使って、英語にふれる機会を増やしましょう。
語彙力のある方は、興味のあるジャンルの記事を多読の練習材料として使うこともできます。