みなさんは英語を勉強していて新しい単語に出会ったとき、どのように暗記していますか?
単語帳に書き出す、例文全体で覚える、語呂合わせで覚える、etc…やり方は色々あると思います。
その中でもおススメなのが、「語源で覚える」という方法です。
英単語は複数の意味を持つ語が合わさってできているものが多いため、それぞれの語源を調べてみると「なるほど!」と感心することがよくあります。
今回は、「英単語の語源で覚える勉強法」についてご紹介します。
<関連サイト> スカイプ英会話を探すなら! | オンライン英会話比較360°
■接頭語のイメージを掴もう
接頭語とは、単語の頭についていて、語調を整えたり意味を添加したりする語のことです。
いくつか例を挙げると、
re-/pre-/dis-などです。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
①【re-】は、「再び」「繰り返して」などの意味を持つ接頭語です。
repeat【re-(反復)+-peat(行く)】…~を繰り返す
review【re-(再び)+view(見る)】…~を再調査する、~を復習する
reunion 【re-(再度の)+union(結合)】…再会、同窓会
②【pre-】は、「あらかじめ」「前もって」などの意味を持ちます。
prepaid【pre-(前もって)+-paid(払われる)】…前払いの、前納の
prepare【pre-(前もって)+pare(皮をむく)】…~を準備する
preview【pre-(前もって)+view(見る)】…下調べ、~の試写を見る
③【dis-】は、「反対の動作」を表したり、「不…」「非…」「無…」の意味を添加します。
disagree 【dis-(否定)+agree(同意する)】…同意しない、反対する
disappear【dis-(否定)+appear(現れる)】…見えなくなる、消える
disrespect【dis-(逆)+respect(尊敬)】…~を軽蔑する
接頭語には他にも、con-/pro-/in-などたくさんあります。
■接尾語のイメージを掴もう
接尾語は、単語のうしろについていて、意味を添加したり、文法的機能を変えたりするものです。
覚えやすいものだと、-able/-ful/-lessなどがあります。
①【-able】は、「~できる」の意味の形容詞を作る接尾語です。
burnable 【burn(燃える)+-able】…可燃性の
available 【avail(役に立つ)+-able】…利用できる、会うことができる
②【-ful】は、「~に満ちた」などの意味があります。 “full(いっぱいの)”という形容詞もありますよね。
painful【pain(痛み)+-ful】…痛みを伴う、痛ましい
peaceful【peace(平和)+-ful】…平和な、穏やかな
③【-less】は、「~のない」という意味を持ちます。
helpless【help(助け)+-less】…自分ではどうすることもできない、無力の
hopeless【hope(希望)+-less】…絶望して、どうにもしようのない
ちなみに、【-ful】と【-less】は付け替えをして逆の意味にできることが多いです。
上記2つの【-less】を【-ful】に変えると、
helpful(役立つ)、hopeful(希望に満ちた)という意味の形容詞になるのです。
■その他:面白い語源の単語
勉強をしていて「これは面白い!」と思ったのが、“breakfast(朝食)”の語源です。
辞書を引くと出てきますが、“breakfast”は、【break(破る)+fast(断食)】という単語が組み合わさってできたものなのです。
断食を終えて食べ始めるから「朝食」の意味になった、ということなのですが、こうやって覚えるとスペルまでしっかり頭に入りますよね。
■まとめ
日本語の漢字と同じように、英単語の成り立ちにも意味があります。
楽しみながら覚えるには、ただ丸暗記するのではなく、辞書でその語源を確認してイメージを頭に入れることが大切です。
語源を覚えると、初めて見る英単語でも、大体意味を予想できるようにまでなってきます。
語源を調べる暗記法、みなさんもぜひ試してみてくださいね!
<今回ご紹介した内容を要約すると>
・接頭語、接尾語の意味を覚えよう
・辞書を引くときは語源を調べると覚えやすい