海外留学には語学留学だけでなく、ビジネススクールに通うという方法もあります。
では、ビジネススクールとは一体どんなところなのでしょうか。
今回は留学先にもおすすめのビジネススクールについてご紹介します。
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(1)ビジネススクールってどんなところ?
ビジネススクールと聞いて、MBAを思いついた方は多いのではないでしょうか。
MBAは、経営大学院(日本でいうと大学院にあたるところ)のMBAプログラムの課程を終えることで授与される経営学の専門職学位です。
MBAを取得するプログラムは1~2年間の長期間のコースになっているのが一般的です。
MBAのほかにも、大学や大学院が夏休みの時期などを利用して開催している、数週間~数カ月間の短期のビジネスコースがあります。
コース内容はファイナンス、会計、法務など学校によって様々です。
修了してもMBAのような学位をもらえるわけではありませんが、ある特定の分野について集中的に勉強することができるほか、同じ分野を勉強する海外の友人を作れることは大きなメリットのひとつだと思います。
MBAプログラムのような年単位の時間はとれなくても、1カ月くらいなら何とかなるという方にはお勧めのコースではないでしょうか。
また、留学ではありませんがオンライン型のビジネススクールを開催している学校もあるので興味がある方は探してみてください。
(2)どんな人が通っているの?
ビジネススクールには、世界各国から生徒が集まってきます。私は短期のビジネスコースに通ったことがありますが、その時日本人は私一人で、インド人、ガーナ人、ベネズエラ人、インドネシア人・・と本当に色んな国から参加してきていました。
また、ビジネススクールに入る要件として、実務経験を求めている学校も多いためか、社会人経験のある方がほとんどの印象です。
すべての費用を自己負担する私費留学で来ている人もいれば、会社の研修制度の一環で来た社費留学の人も結構多いです。
出身国も色々なら、年齢も20代から50代まで幅広く、キャリアも経験値もばらばら。
日本では中々体験できない雰囲気の中で行われる授業では、先生からだけでなくクラスメイトからもたくさんのことが学べる環境だと思います。
(3) どうすれば入れるの?
MBAプログラムの場合、大学や高校入試のように試験を受け、合格することで初めて入学できます。
難易度や合格倍率は経営大学院によって様々ですが、一般的に、英語のコミュニケーション能力をはかるTOEFLや一般的な学力をはかるGMATにおいて一定以上のスコアが求められるほか、エッセイ(小論文)の提出や、インタビュー(面接)などを受ける必要があります。
そのため、入学申込に向けて準備する時間が必要になってきます。
一方、短期のビジネスコースの場合は、MBAプログラムほど要件は厳しくない場合も多いので、比較的入学しやすいと思います。
受講の要件は大学やコースによって様々ですので、大学の公式ホームページなどで確認した上で準備する必要があります。
また、当然のことながら授業は基本的に英語で行わるほか、授業の中でクラスメイトとディスカッションしたり、発表したりすることもしばしばあります。
短期コースの場合、MBAプログラムのようにTOEFLのスコアを要件として求められないことが多いと思いますが、ある程度の語学力を身につけてから参加した方がより実のある留学になるのではないかと思います。
(4) 最後に
ビジネススクールに参加するためには一般の語学留学に比べて準備することが多く、難しそうに感じる方も多いかもしれません。
しかし、大変な分だけ目的をもって参加すれば、将来のキャリアアップやキャリアチェンジにつながるチャンスにもなります。
もしあなたが少しでもビジネススクールに興味を持たれているなら、挑戦するかしないかの決心はとりあえず後にして、将来の自分のキャリアに活かせそうな学校やコースを探してみるところから始めてみるのもいいのではないでしょうか。