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「すみません」ではなく「ありがとう」~ポジティブフレーズで仕事をまわそう!

「すみませんが、・・していただけますでしょうか。」
クライアントに何かをお願いしたときなど、このように一言、謝罪の言葉を添えることが日本語ではよくあります。
これに対して、英語の世界では本当に謝らないといけない場面を除いて、謝罪の言葉はあまり使われず、むしろポジティブな言葉を添えることが多いようです。

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(1) 使い方は自由自在! 万能で定番の“Thank you”

忙しい人に時間をとってもらったとき、日本人の感覚としてはつい「色々とすみません」と言ってしまいそうな気分になりませんか? 
もしそのような場面がきたら、「ありがとう」に変換して時間を作ってくれた相手に感謝を伝えてみましょう。

■忙しい中会議に出席してもらって「今日はお忙しいところ申し訳ありません。」と言いたくなったら、

|“Thank you very much for coming to this meeting today.”
|(今日はこの会議に出席していただいてありがとうございます。)

定番でシンプルな“Thank you”は“for”の後の文章を変えるだけで色々な場面で使うことができます。また、会話でもメールでも利用できるとても便利なフレーズなのでどんどん利用しましょう。

(2) やんわり希望を伝えられる“I would be grateful”

今日までに送ってと頼んでいた資料がまだ来ない・・。
時間も文化も違う相手と仕事をすると、当初のスケジュール通りに進まないというのはよくある話。失礼がなくクライアントに状況を確認したいときは、“I would be grateful”を使ってやんわり問い合わせてみましょう。

■「すみませんが、先日依頼した資料を送っていただけないでしょうか。」と催促したいときは、

|“I would be grateful if you could send the material we requested before to us.”
|(先日依頼した資料をお送りいただけると嬉しいです。)

このフレーズを使うと、日本語の「すみませんが」という謝罪の言葉が「嬉しい」というポジティブな表現に変わり、期限を守らない相手のことを直接責め立てることなく、やんわり催促することができます。
また、“could”の後の文章を、たとえば「価格を下げてほしい」などこちら側の要望に変えると、交渉会議などで意見を伝えるときにも使えるので、ぜひ使ってみてください。

(3)お知らせはいつでも「喜んで」

クライアントに対して、作業の完了、新商品の発売など何か新しい情報を報告するとき、日本語では「お知らせします。」や「ご報告申し上げます。」といった表現になると思います。
このようなお知らせを英語で行う場合には“We are pleased”(私たちは嬉しく思っている。) というフレーズが、定番でよく使われます。特に良い内容のお知らせのときには、これを使って「喜んで」お知らせしちゃいましょう。

■「来月新しいセミナーが開催される」ことをお知らせしたいときは、

|“We are pleased to inform you that we will hold the new seminar next month.”
|(来月新しいセミナー開催をお知らせすることを嬉しく思います。)

(4)最後に

日本語の「すみません」と英語のポジティブフレーズ、表現の違いはありますが、どちらもクライアントに対する感謝やねぎらいを込めていることに変わりはないと思います。
このような日本語と英語の表現の違いについて楽しみながら、仕事に役立つフレーズを探していくのも結構面白いかもしれませんよ。

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