頼みごとをしたいけど、押しつけがましくならないようにしたいとき。
また、「明日は雨かなぁ」など、自分の疑問を口にしたいとき。
あなたは何と言いますか?
今日は、便利な動詞”wonder”の使い方について紹介します。
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■ “I wonder if~”を使った丁寧な頼みかた
「~してくれませんか?」と頼むとき、多くの人がすぐに思いつくのが、
“Can you~?”/ “Could you~?”
という表現ではないでしょうか。
例えば、「これを運ぶのを手伝ってくれませんか?」と言いたい時。
“Can you help me carry this?”
と言うことができます。
目上の人に頼むなら、
“Could you help me carry this?”
と言うのが良いでしょう。
もちろん上記二つを使っても全く問題はないのですが、より丁寧で、柔らかい感じの表現があります。
“I wonder if you could carry this.”
動詞“wonder”には、「あれこれ思いをめぐらす」「~かなと思う」という意味があります。
なので直訳すると、「私はあなたがこれを運んでくれるだろうかと思っている」となります。
つまり「これを運んでくれませんか?」と同じことなのですが、あくまでも主語は “I”。
疑問形で直接聞くのではなく、「私はこう思っています」と伝えることで依頼の意志を表す、婉曲表現なのです。
また、これを “I was wondering if you could carry this.”と過去進行形にすると、さらに丁寧な言い方になります。
英語圏では日本と違ってストレートに物を言う、ということが多いですが、こうした婉曲表現もあるんですね。
ちなみに、 “I wonder~”で尋ねられた場合には、 “Can you~?”のときと同じで、
“Of course.”, “Sure.”, “I’d love to.”などと答えます。
■「~かなぁ」と言いたいときの使い方
「明日は雨かなあ」と言いたいときは、
“I wonder if it will rain tomorrow.”
となります。
他にも、
「彼女は今何をしてるのかなあ」
“I wonder what she is doing now.”
「これは正解かなあ」
“I wonder if this is correct.”
など、独り言のように「~かなあ」と言いたいとき・誰かに疑問の意味で投げかけたいとき、どちらにでも使うことができます。
考え事をしていて、「どうしたの?」と尋ねられたときなど、意外に使える便利な表現です。
■他にもある “wonder”を使った便利表現
会話の中で、「どうりで君が疲れてるわけだ」
こんな風に言いたいときも、 “wonder”を使うことができます。
“No wonder you are tired.”
“wonder”には、「不思議な」という意味もあります。「不思議の国」は 、“wonderland(ワンダーランド)”といいますよね。
なので “No wonder”で、「不思議ではない」=「道理で~」という意味になるのです。
これは “It is no wonder that~”(~は不思議ではない/明らかだ)という形でもよく使われます。
(例文)It is no wonder that he passed the exam.(彼がその試験に合格したのは当然だ。)
■まとめ
場面によって、色々な使い方ができる “wonder”。
今日から実践で使ってみて、ぜひ使い方をマスターしてくださいね。
<今回ご紹介した内容を要約すると>
・丁寧に依頼したいときは、 “I wonder if~”を使ってみよう
・「~かなあ」の言い方を知ろう
・「どうりで~だ」は “No wonder”