IFTTTって知っていますか。
IF THIS THEN THATの略、アレをしたらコレをするです。アプリケーションです。
といっても、普通のアプリケーションではありません。面白いのは、アプリとアプリを連携することができるアプリということです。
なんだか、分かりづらいですね。具体的な例を見てみましょう。
「もし、GMAILで書き途中のメモを下書き保存をしたならば、EVERNOTEにも保存しておくようにする。」、「もし、明日の天気予報が雨となっていたならば、『雨だよ』とメールで自動通知が届くようにする」こうしたサービス間での連携を、IF文(もしアレをしたらコレをする)の文脈に結び付けてしまうのがIFTTTです。
うまく使えば、作業効率が断然にアップするのです。筆者が通っているサンフランシスコのコワーキングスペースの真上が、実はIFTTTの本社となっており、使っている人も、この会社が後々大普及するだろうと考えている人が周りに沢山います。
<関連サイト> スカイプ英会話を探すなら! | オンライン英会話比較360°
■IFTTTで使える文法
IFTTTで使える文法を、ざっと見てみましょう。
Tweet Medium stories that you recommend | あなたがオススメしているMediumの記事をツイートする |
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Remind yourself to put on sunscreen the UV Index is high | UV指標が高い時には、日焼け止め剤を持っていくように知らせてくれる |
Save Facebook photos you are tagged in to your phone | あなたがFacebookでタグ付けされた写真をあkメラロールに保存する |
When I get home, have my phone welcome me! | 家に着いたら、「おかえり」と通知を行う |
Save new contacts to a Google Spreadsheet | 新しい連絡先を保存したら、Googleスプレッドシートに追加するす |
Save screenshots to separate iOS album | スクリーンショットで保存した写真をアルバム区分けを行う |
Read the day’s NPR news headlines | その日のBPRニュースのヘッドラインをメールで読む(メールで送る) |
Never miss breaking technology news | 決して技術に関する記事は溝がさないようにする(メールで送る) |
Save your new Instagram photos to Dropbox | 新しいInstagramの写真はドロップボックスに保存を行うようにする |
普段、使っているアプリは登場してきましたか。
筆者も綺麗な景色をみて、写真を撮ってみても、今まではFACEBOOK、TWITTER、INSTAGRAMの三箇所に貼り付けていたので、二度手間、三度手間でした。
しかし、IFTTTを使いこなせることができれば、このような手間はありませんね。
■IF文法のおさらい
このIFTTTで使われているIF文ですが、英語でもとっても重要な文法ですよね。
筆者も、高校の時に学習して、理解に苦しんだような記憶が薄っすらとありますね。
IF文、つまり条件文では、何かが起こるかもしれない(現在)、何かが起こったかもしれない(過去)、何かが起きて欲しいな(願望)のそれぞれ三つに分けることができます。
理解に苦しんだのは、文法における動詞の時差ですよね。まとめてみましょう。
■仮定法現在
|If it rains today, you should be going to bring an umbrella.
|もし今日、雨が降っているなら、傘を持っていくでしょう。
まずは、仮定法現在。これは、起こっている事態が現在もしくは未来を示します。
IF文が現在形に対して、主節は未来形となっていますね。仮定の中では時差が一つ過去になりますが、現実は未来の話をしていますね。
■仮定法過去
|If it rained, you would bring an umbrella.
|もし雨が降るならば、あなたは傘を持っていくのでしょう。
次に、仮定法過去です。現在もしくはいつの時でも、主節では非現実的な状態を書きます。
つまり、仮定が当たるという後付けがない上での表現となるのです。
■仮定法過去完了
|If it had rained, you would have brought an umbrella.
|もし雨が降っていたとしたら、あなたは傘を持ってきたでしょう。(持ってきていない)
それから、仮定法過去完了です。この状況は、過去を指して、実際に起こった現実はとは反対のことを書きます。
■願望
|I wish it rained today.
|雨が降ったらいいのにな。
最後に、願望です。
時差が一つ下がりますね。筆者も、運動音痴だったので、よく運動会の前日なんかには、雨が降ったらいいのになと密かに願っていたようなことがありました。
■まとめ
IFTTTの歴史は、まだ2010年に始まったばかりです。しかし、この可能性は無限大であるといわれています。
今、IT業界では一つの革命として、「IoT(Internet of Things)」が騒がれています。
これは直訳すると、モノのインターネット化。つまり、家電を始め、車、テレビ、なんと洋服や靴まで、すべてが通信機能を持ち、インターネットで操作することができる時代が来るのではないかと騒がれています。
実際、このIoT市場規模は2020年までに、365兆円まで伸びていくだろうとされています。だけど、考えてみてください。
例えば、冷蔵庫がかしこくなって、入っている中身が全てカロリー計算などもしてくれるようになります。
セキュリティカメラができて、どこにいても、自分の家を監視することができるよういなります。それから、スマートフォンに代わる、身につけられるスマートウォッチが普及します。
いろいろ便利になってくるのは嬉しいですが、こんがらがってきます。
そんな時に、このIFTTTの発想は大変役に立つとは思いませんか。
たくさん出てくるデータを全て、一括でFACEBOOK内で管理するようなこともできます。
実際に、IFTTTはこのIoTと呼ばれる産業へ参入しており、NIKEが出しているスマート健康器具や、ホームセキュリティを取り扱う製品との連携を既に果たしています。
今回、ご紹介したIFTTTは今すぐに使えるアプリケーションです。
あくまでも、英語でならったIF文が基礎となっています。アプリとの連携を、IFTTTで組んで、オリジナルレシピを作ってみましょう。