日本でも増えてきましたが、アメリカでは共働きが当たり前です。
女性が結婚したからといって、社会を離れ、家庭に留まるということは、あまり聞こえが良くないということもあるみたいです。
共働きが前提となると、困ってくるのが、家事や子育ての事情です。筆者が暮らしているサンフランシスコでは、ほとんどの人たちが仕事を何よりも一番のプライオリティに見出しています。
となると、男性も女性も帰りがまちまちとなり、不規則な生活をしてしまいがちです。
そんな中で、サンフランシスコでまた、面白いサービスを発見しました。その名も「TASKRABBIT(タスクラビット)」。
忙しくて、どうしても今やらなきゃいけないことがあるのだけど、家の掃除もしなくちゃいけないし、洗濯物も出さなきゃいけないし、もう頭が回らない。猫の手も借りたいような状態。
この街では、残念ながら、猫の手は借りられませんが、その代わりに、ウサギの助っ人が登場します。それがTASKRABBITです。
これは、サービスのプラットフォーム上で、手伝って欲しい人と、手伝う時間がある人を繋げます。家の掃除から、結婚式のカメラマンまで。
手伝って欲しいなと考えたことは、なんでもTASKRABBITにお任せです。
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■創設者の願い
TASK RABBITの最高経営責任者であるリア・バスケは、人々が仕事すること以外のことを最小限に抑えたいと望んでいます。
「私たちのビジョンは、地球規模にて仕事のやり方を見直すということです。」バスケは続けます。
「数え切れないほどの機会や可能性が、まだ残っています。私たちは100万もの労働力をTASKRABBITのプラットフォームで管理していますが、これら全てを効率的に適材適所することが可能であると考えています。私が思うに、各々が独自性を保ちつつ、付加価値を発揮できる答えの一つとして。オンデマンドによる対応を考えています。TASKRABBITでは、これが可能です。まだ余力がある人たちが、別の仕事に夢中になっている人たちの為に力を注ぐ。これは、インターネットが生み出した最大の仕組みを応用しています。ただサービスを展開していくのではなく、TASKRABBITが持つ考え方を全世界に普及していく必要があると考えています。」
知れば知るほど。家事代行と一言では片付けられない、このサービス。
私の周りでも使っている人は多く、一つの使い方として、AIRBNBにて部屋を貸しているホストが片付けとして利用したり、引越しの手伝いなど、活躍する場面はさまざまです。
今回はTASKRABBITのサービス上で使われている英語を確認してみましょう。
■サービス上で使われるフレーズ
|What do you need help with? Please provides as many details as possible so we can get the task done right.
|あなたはどんな助けを必要としていますか。
できるだけ詳細を細かく記してください。そうすると、ぴったりな助っ人を見つけることができるでしょう。
まずは、自分がどのようなことで困っていて、何を助けてもらいたいかを書きましょう。
例えば、家事代行とだけ記していると、掃除をするだけでいいのか、育児をすればいいのか、料理をすればいいのか、それとも全てやらなくてはいけないのか分かりませんよね。
さて、ここからはMASHABLEで紹介されていたTASKRABBITがやってくれる、あなたにとって面倒臭いと思われる行為を7つほど紹介させていただきます。
1. Wait in Line for Your Cronus – あなたの代わりにクロナッツに並んでもらいましょう
|Waiting in the Cronut line is a major commitment in New York City. You have to wake up early, interact with strangers, and it’s even worse when it’s raining outside.
|ニューヨークでは、クロナッツ(ベーカリー屋)に並ぶことはしょっちゅうのことです。あなたは早く起きて、知らない人と一緒にならなきゃいけません。それは、雨だろうとお構いなしです。
これは、表参道などではよく見ますね。ポップコーンや話題のスイーツ店で、それらを手に入れる為には「並ぶ」というのは万国共通みたいですね。これこそ、まさに無駄な時間なので、頼めるのであれば頼んでしまいたいですよね。
2. Help You Execute Pranks – いたずらの手助け
|Who better to help you pull a fast one than a friendly background-checked Internet stranger? Bring in a TaskRabbit or two to help you plan and complete an elaborate prank on a co-worker.
|誰が得体もしれなくても、快くあなたのいたずらを手伝ってくれるような人がいるでしょうか。TASKRABBITを二人ほど使って、あなたのいたずらを徹底的に完遂してみましょう。
いたずら好きも徹底的に仕上げるという、アメリカならではの発想ですね。TASKRABBITを使えば、ドッキリやサプライズも計画できちゃいますね。
3. Call in Reservations – 予約の電話を代行してもらいましょう
|Stop wasting time with difficult reservations and use a TaskRabbit. Have them call your eatery of choice at the exact time reservations open and book yourself a romantic table with a view.
|手間のかかる予約に時間かけるのは止めて、TASKRABBITを使いましょう。正確な時間を設定して、確実に予約をしてもらうことをお願いしましょう。景色が最高なところでご飯が食べられますよ。
4. Deliver Items Back to an Ex – 昔の恋人へ配達してしまいましょう
|Save yourself the awkwardness of exchanging clothes and possessions after a rough breakup by using a TaskRabbit for delivery and retrieval. Never again will you forfeit half of your Blu-ray collection for the sake of avoiding social awkwardness.
|きっぱり別れた後には、交換した洋服や持ち物を届けるのと、反対に自分ものを返してもらいましょう。ぎこちなさを避ける為にも、思い出みたいなものは永遠に葬ってしまいましょう。
5. Learn How to Fix Things – 物を直す方法を学びましょう
|”Eat for a lifetime” by paying a TaskRabbit for any sort of lesson. Hiring a handyman to fix something of yours is all well and good, but why not have him teach you how to do it yourself for a few extra bucks? Put out a request for an oil- or tire-change lesson and save yourself money in the long run.
|TASKRABBITに支払って、いくつかのレッスンを受けられれば、「食いっぱぐれること」はありません。もちろん、あなたの何かを直す為に作業員を雇うのも良いことですが、やり方を教えてもらうってのはどうでしょうか。石油やタイヤの変更レッスンを受けて、長い目でみて、お金を節約してみるのもいいかもしれません。
6. Film a Family Gathering – 家族の集まりを撮影してもらう
|Everyone has a family member that’s become the designated group photographer. Get them out from behind the camera for once by hiring a TaskRabbit to film your next family gathering. And, if you have the money for it, hire another to edit it for you.
|家族がいる人なら誰でも集合写真を撮るものでしょう。ケースを合わせて他の家族も呼んだ上で、TASKRABBITを雇用します。そうすることによって、一回で多くの家族が済ますことができます。もしお金があるなら、編集もやってもらいましょう。
7. Be Your Human Alarm Clock – 人間アラームをお願いしましょう
|Have something that you absolutely cannot be late for? Have a TaskRabbit act as your morning wakeup call.
|絶対に遅れてはいけないという機会もありますよね。そんな時には、TASKRABBITに叩き起こしてもらいましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。家事は確かに大変ですが、誰かに頼んでもらうと助かる機会って実はたくさんあったのではないでしょうか。アメリカでは、こうして人々が協力し合えるような仕組みを流通させて、生活をより豊かにするような仕組みが注目をされ始めてきているのです。
(出展): http://arstechnica.com/business/2014/03/startup-city-5-entrepreneurs-that-want-you-to-experience-the-world-better/
http://mashable.com/2013/08/24/taskrabbit-ideas/#IvIJrCbpmGqH