日本人の留学生にありがちなこととしてよくいわれているのが、「日本人は留学に行っても緊張のあまり日本人だけでずっと固まってしまい、他の国の人と話す機会を得ることが出来ないまま帰国していく」ということ。
みなさんも一度くらいは聞いたことがあるのではないでしょうか。
僕は自分自身が留学に行った時、この噂通りの光景を目の当たりにしました。
そもそも時期的に日本の大学の春休みシーズンと重なっていたので日本人が多かったのですが、イギリスの語学学校に来ているのに、あちこちから日本語が聞こえてくるので何とも妙な気持ちになりました。
しかし、僕が留学中に見たのはそれだけではありませんでした。他の国の人も、同じ出身地の人と母国語で話していたのです。僕が分かっただけで、中国人、チリ人、ロシア人、フランス人がいました。
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■シャイなのは日本人だけじゃない
同じ国どうしで集まるのが日本人だけじゃなくて良かった、と少し安心した反面、こういう人たちが、互いに交流したいと望む様々な国の人々の妨げになっている様にも感じました。
実際、僕もクラスでペアワークをしたロシア人の人と仲良くなろうと思って授業後に話しかけようとしたのですが、他の友達と母国語でお喋りしていたため、話しかけられなかった経験があります。
■だったらどうやって交流を図るか
僕は、他の国の人と交流できないまま留学を終わらせたくなかったので、どうにか海外の人と交流する方法はないのかといろいろ考えた結果、相手が複数人ならこちらも複数人で挑めばいいじゃないか。という結論に至りました。
つまり、例えばロシア人3人グループに1人で話かけられないなら、日本人3人で話しかければいいのではないか、と考えたのです。
その夜、早速実行に移してみました。
僕を含めたクラスメートの日本人3人で、スペイン人2人に話しかけてみました。
するとその2人はとても気さくな方で、すぐ仲良くなることが出来ました。
しかもその2人はタイ人の2人とも仲が良く、その日は3ヶ国系7人で仲良く夕食を共にしました。
その7人とはとても仲良くなり、キャンパス内でバドミントンをしたり、アイススケートに遊びに行ったりもしました。
つまり、結果は大成功でした。
■他にもあります!交流の輪の広げ方
この方法の他にもう一つ、友達の輪を広げる方法を留学中に見つけました。
それはルームメートの友達と仲良くなる方法です。
僕は留学中寮生活をしていて、3人一部屋で仲良く生活していましたが、部屋以外での交流があまり多くありませんでした。
そこで、ルームメートがカフェテリアで友人と夕飯を食べているところに参加させてもらいました。
始めはお互い話題がなくて戸惑っていたものの、出身国の話や、学校の近くの観光スポットの話題になると盛り上がりました。
その後も交流は続き、僕が帰国する最後の週末にはパブに連れて行ってくれたりもしました。
■まとめ
僕の起こしたアクションをまとめると
- 同国民で固まっているところに、複数人で話かける
- ルームメートが友達といる時に、話しかける
この2つの行動で、外国人の友達を作ることが出来たということです。
僕がこの経験で分かったのは、日本人も他の国の人も、違う国の人と接したくないのではなく、始めにどう話しかければいいのか分からないだけなんだという点です。
学校の最上級クラスの人たちは英語での意思伝達を難なくできるので、クラス内での仲がかなり深まっているように見えましたが、そこまでのレベルじゃないと英語で話すのに緊張してしまいます。
さらに初対面の人と話すという緊張もあるので、ハードルが高いんですよね。
その緊張をほぐす方法が、今回紹介させて頂いた2つの方法です。
初対面の人と話すのも、その場に気が知れた人がいることで安心して挑戦することが出来ます。
せっかく海外にいるのですから、勇気を持って、いろいろな国の人とお話してみてはいかがでしょうか?