留学の経験が就活の結果に直結するかと言われれば、もちろんそんなことはありません。
TOEICやTOEFLの点数で足切りする企業はありますが、留学の経験が必須の会社は少ないようです。
しかし、留学経験は就活で全く役に立たないかと言われたら、そうとも限りません。
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■留学のエピソード
就職活動における選考というのは、受ける人の価値観と、企業側の価値観の相性を見る場です。
ですので、何のために留学に行ったのか、留学によって何を得たのかが明確な人は志望動機や自己PRにおいて留学の話をすることはできると思います。
逆に、ただ「留学をしてきました。」という客観的事実しか話せない場合、企業側としては価値観を見出せないのであまり話す意味がないように思います。
つまり、自身の性格・価値観を表す一例になるようなエピソードがある人は、留学のエピソードを就活で使えると僕は思います。
例えば机に向かってひたすら英語を頑張ってきた人なら「粘り強さ」や「探究心」といったワードを軸に自分の価値観を語ることができると思いますし、外国人の友達作りに重きを置いていた人は「コミュニケーション能力」や「行動力」といったワードと共に自分の性格を語ることができると思います。
(無論就活のためだけに留学をする人はいないとは思いますが)現在留学に行こうか悩んでいて、就活で留学の経験を役立たせられるか考えている人がいたら、やはり遊び呆けているだけではなく、留学先で何かしらのアクションを起こす必要があるのではないでしょうか。
■海外インターン
他にも留学という枠を超えて、海外インターンという手段もあります。
最近では語学レベルが高くない人向けのプログラムや4週間という短期のプログラム等、様々な種類があります。
海外インターンについては、以前記事を書いたので、詳しくはそちらの記事を参考にしてみてください。
<参考記事>英語スキルアップのための「海外インターン」という選択肢
■まとめ
この記事を執筆している僕自身は現在大学4年生です。実は執筆現在就活真っ盛りなのですが、英語力不足で就活で困ったことはありません。
それは恐らく、記事の冒頭に書いた、TOEICやTOEFLの点数の提出が必須である企業に出会ってないからなのですが、現在僕が勉強しなければいけないなと思っているのはWEBテストや時事問題です。
ですので、僕の経験則ではありますが、就活だけの目線で考えた場合、就活直前特有の焦燥感に駆られてTOEICを受けたり英語の勉強をしまくるよりも、その時間で新聞を読んだり他の勉強をしたりする方が、効率的なのかなあと思います。
とはいえ、就職活動は周りに流されない自らの意思決定力が試される場でもあります。
どうか自分の信念を大切にして、自分に合った企業と出会えることを願っています。