現在、日本では多くの英語表現が使われています。
ですが、すべてが英語と同じ意味で使われているわけではありません。
普段はあまり意識せずに使っているカタカナ語を、いざ海外でも同じように使おうとすると、「え?」という顔をされることがあります。
例えば次に挙げるカタカナ語の中で、実際に英語でも同じ意味で使用される単語はどれでしょうか。
・コンセント
・サラリーマン
・マンション
・フライドポテト
・ガソリンスタンド
正解は、どれでもありません。
どんなに英語っぽく言っても、英語圏の人には思ったように通じないのです。
コンセントは英語でもコンセントだろうと思い、海外のホステルで “Where is a consent?”と尋ねたときの、スタッフの困惑した表情を今でも覚えています。
今回は「意外と知らない本当の英語表現」についてご紹介します。
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■和製英語は、実際の英語だとどんな意味?
上記のカタカナ語を実際に使うと、どんな意味になるのでしょうか。
・コンセント(consent)→承諾、同意
・サラリーマン(salary man)→×英語にない表現
・マンション(mansion)→大邸宅
・フライドポテト(fried potato)→×英語にない表現
・ガソリンスタンド(gasoline stand)→×英語にない表現
このように、日本語とは全然違う意味になってしまったり、そもそも言葉が存在しないものが多いのです。
“I’m living in a mansion.”と言った場合は、「私は豪邸に住んでいます」という意味になり、「すごいじゃない!」みたいな反応が返ってきます。
■英語での表現を覚えましょう!
・コンセント→outlet, socket
・サラリーマン→office worker, company employee
・マンション→apartment, flat
・フライドポテト→French fries, chips
・ガソリンスタンド→gas station
「フライドポテト」は、アメリカやカナダでは “French fries”と言います。
初めてカナダのファーストフード店に入ったとき、ナゲットのようなものが食べたかった私は、それっぽいもの(French fries)を選び「5個ください」と言いました。
すると次の瞬間には、大量のフライドポテトを手にしていたのでした。
■意外にそのまま通じるカタカナ語
・ケチャップ→ketchup
・オクラ→okra
・カツレツ→cutlet
・コンタクトレンズ→contact lens
発音やアクセントは全く同じではないですが、そのまま通じる単語もあります。
身近な物の名前について、語源を調べてみるのも面白いかもしれません。
「オクラ」などは、会話の中で英語として通じたときまで、てっきり日本語が語源であると勘違いしていました。
■まとめ
カタカナ語を見つけたら、「これは英語では何というのだろう?」と考えてみるのも良い勉強になると思います。
意外にもそのまま使える言葉だったり、全く意味が異なってしまうものがあったりと、楽しい発見があるでしょう。
そして、そうやって楽しみながら覚えた英語というのは忘れにくいものです。
<この記事を要約すると>
・英語圏では通じない和製英語がある
・正しい意味で通じる表現を覚えることが大事
・カタカナ語を見つけたら辞書で英語を調べてみると良い勉強になる