ちょうど今から10年前、5年間おつきあいした彼氏と別れ、仕事にも張り合いが持てなくなってしまった頃、急遽決めたプチ留学。留学と言っても観光ビザで入国して語学学校に少しだけ通って3ヶ月間ゆっくり心のリフレッシュをしようと思ったことがきっかけでした。英語も話せないのになぜ行こうと思ったのか、なぜアメリカを選んだのか自分でもわかりませんがネットで見た自分探しの旅みたいなキャッチフレーズにでもやられてしまったんだとおもいます。三ヶ月間、勉強することも新しい外国のお友達とおしゃべりすることも夢の様に楽しくて忘れられない経験になりました。必ず戻ると決めて泣く泣く帰国。帰国後すぐに学生ビザを取得して今度はコミュニティカレッジに正規留学しました。そのころには28歳になっていたけれど結構年の近い学生も多く、みんなまじめに勉強する為にきてる感じがとてもよかったです。英語上達速度を見るとやはり若い方が早い印象が強くて、もっと若いうちに来てたらなーっと思うことはありましたが、日本での大学卒業後の社会生活の経験は日本人と言うアイデンティティを捨てない限りとても必要なものだと思います。プチ留学から10年、私は未だ在米ですが、今はスペイン留学を考えています。最終目的地はどこなのか想像もつきません。
北村 花子 (主婦37歳)