留学を通して感じたことの一つとして、私たち英語を勉強している側にとっては、生まれたときから英語を使っているネイティブスピーカーの英語よりも、同じように英語を勉強してきたアジア系やヨーロッパ系の非英語使用者の話す英語のほうが聞き取りやすかったことが挙げられます。留学中は中国人や韓国人、インドネシア人の学生が周囲にはたくさんいましたが、現地の英語に慣れる第一段階として、そういった非現地民の留学生と英語を話す訓練をしたことは、自分にとって、かなりの実りになったように感じられました。
彼らは、やはり、独特のなまりをもっている場合が多いですが、なぜか綺麗な英語を話す人よりも聞きやすいなぁと感じたことのほうが多かったです。それは彼らとて同じだったようで、実際にそのことについて聞いてみると、「似通ったレベルの英語を持った同士で、お互いに英語の能力を高めあってるほうが、実力が伸びてきている気がするよ」とのことでした。英語を話すときのお互いの悪い癖や直したほうがいいなまりを発見することで、自分が話すときも意識するようになり、自分の英語を客観的にみることができるから、このように感じられるのかなと思いました。たぶん、完璧な英語スピーカー相手ではこんなことはあり得ません。これらのことから、英語を聞き取るにもステップとして、英語を普段使っていない人と英会話をするのもありなのかなと思いました。
みかんだぬき(男、21歳)