近年注目を集めているミュージシャンをフィーチャーした映画。日本ではクイーンのフレディ・マーキュリーの「ボヘミアンラプソディー」は大ヒットしましたよね。そして、2019年はエルトン・ジョンの半自伝映画「ロケットマン」が公開されます。今後もミュージシャンの自伝映画は制作されるでしょうが、ネットで大きな話題を集めたのがデヴィッド・ボウイ。なんと彼の自伝映画が制作される可能性が、Twitter上で浮上したのです。今回は世界中で話題となったやり取りを見ていきましょう。
きっかけはこのツイート
#FilmTwitterに質問です。「ボヘミアンラプソディー」と「ロケットマン」の後で、自伝映画として制作してほしい伝説のミュージシャンは誰?
【単語解説】
・In the wake of
なかなか見かけない表現ですよね。直訳すると「~が起きて」ですが、この熟語の意味は「~の後で」です。Afterと意味は同じですが、~の影響を受けてというニュアンスがあります。
・biopic
biographical pictureの省略形で、意味は「自伝映画」です。
きっかけは著名な映画評論家によるツイート。近年、ミュージカル映画が大ヒットしており、特に注目を集めているのがフレディ・マーキュリーの自伝映画「ボヘミアンラプソディー」、そしてエルトン・ジョンの半自伝映画「ロケットマン」。
伝説のミュージシャンの自伝映画がヒットしているからこそ、今後どのミュージシャンの自伝映画を観たいのかと尋ねたのです。
そして期待が高まるキングの自伝映画
デヴィッド・ボウイ
ボウイはキングよ!絶対に私の大好きなロックスターの映画が観たいわ。でも@ManMoonMadeが許可した時だけね。
【単語解説】
・only if
便利な表現なので覚えておきましょう。Only ifで「~する場合に限り」という意味になり、条件を示せます。
・approve – 認可する
先ほどのツイートには数多くの声が集まりました。中でも、大きな注目を集めたのが2016年に他界したデヴィッド・ボウイ。確かに、革新的な取り組みを行い、圧倒的なカリスマ性で世界中の人気を獲得したボウイの自伝映画は観たいですよね。
そして、このデヴィッド・ボウイを推すツイートが思わぬ広がりを見せるのです。
そうだね、前にも言った通り、みんなが強く願ってニール・ゲイマンとピーター・ラムジーに制作するように言ってくれればね。
【単語解説】
・as I have said
意味は「すでに述べたように」で、Beforeやearlierをつけることで「前にも述べたように」という意味になります。これは日常会話はもちろん、ビジネスシーンでも使えるので覚えておきましょう。
なんとデヴィッド・ボウイの息子ダンカン・ジョーンズがこのツイートに反応したのです。しかも映画製作に取りかかれることをにおわせて。ただし、ダンカン・ジョーンズは条件を付けています。それがある2人の人物が映画製作に関わること。
プレッシャーはないだろ、ネイル?
一人目の人物がピーター・ラムジー。彼は大ヒットした映画「スパイダーマン:スパイダーバース」で監督を務めています。汗がだらだらと流れるgif画像で反応しているのが面白いですね。
私は参加するよ
【単語解説】
・I’m in
直訳すると「私は中にいる」ですが、これは「私もやる」や「その話に乗った」、「参加する」などの意味です。
そして二人目の人物こそがニール・ゲイマン。彼は「スターダスト」や「アメリカン・ゴッズ」など数多くの文学作品を世に出している世界的作家です。彼はもし制作が実現するなら、参加することを表明しました。
ツイートされたというわけだ
ピーター・ラムジーとニール・ゲイマンのツイートを受けての、ダンカン・ジョーンズのツイートです。彼が出した唯一の条件があっさりクリアされました。つまり、これからデヴィッド・ボウイの自伝映画が制作される可能性が浮上したのです。
僕が制作に関わることはないよ。僕は「ローグ・トルーパー」を作るんだ。もし制作が実現したら、ネイルとピーターは僕の干渉を受けることはないさ。
【単語解説】
・interference – 干渉
・grand – 壮大な、見事な
・endeavor – 企て、試み
ダンカン・ジョーンズは映画制作の許可を与えるものの、制作には一切かかわらないようよです。
ファンの反応
【単語解説】
・breathless – 息が止まる
・I’ll hold you to this
直訳すると「あなたをこれに押さえつける」という意味になり、それが転じて「それは約束ですよ」や「ちゃんと守ってくださいね」という意味になるのです。類義語はPromiseとなります。
やった!ティルダがボウイを演じてくれることを願うばかりです。
【単語解説】
・play – 演じる
ティルダとは、英国の女優ティルダ・スウィントンのことです。彼女は2007年の映画「フィクサー」でアカデミー賞助演女優賞を受賞しています。画像を見てみると、確かにボウイにそっくりです。
私自身も気づかなかったことに、今はとてもワクワクしています。本当にこのクリエイティブチームが実現することを願っています!
まとめ
今回はTwitter上での有名監督と作家の伝説的なやりとりを紹介しました。もしかしたら本当にデヴィッド・ボウイの伝記映画が制作されるかもしれません。見るまでは仕上りが分かりませんが、99%素晴らしい出来になること間違いなし。まだまだ制作されるかどうか分かりませんが、ぜひ実現してほしいですね。