オーストラリア北部の街ケアンズは、青空高くお日様まぶしい、自然豊かな街なので、海、山、川、なんでも自然を生かした観光がとても人気です。そんなケアンズには、世界遺産が2つもあるんです!それは熱帯雨林とグレートバリアリーフです。今日は、自然いっぱいなケアンズを世界遺産であるグレートバリアリーフに絞って一緒にみてみましょう♪
オーストラリアには世界自然遺産が結構あるんです!
ユネスコに登録する世界遺産には、自然遺産、文化遺産、複合遺産に分類されるのですが、今日は、自然遺産に注目したいと思います。
英語では、世界遺産はworld heritageと言います。 そして、 世界自然遺産‐world natural heritage 世界文化遺産‐world cultural heritage 世界複合遺産‐world mixed cultural and natural heritage
世界自然遺産に登録されるということは、人類共通の宝として後世に受け継いでいこう!ということが認められるということですからすごいですよね!
この世界自然遺産、オーストラリアにはグレートバリアリーフや熱帯雨林以外にも結構あるのですよ!なんとオーストラリアの世界遺産は全部で19件!そのうち自然遺産だけでも12件あります。
リバースレーの哺乳類化石地域
オーストラリア・ゴンドワナ多雨林
ブルーマウンテン
ロード・ハウ諸島
ナラコートの哺乳類化石地域
パヌルル国立公園
ニンガルーコースト
シャーク湾
マッコーリー島
ハード島とマクドナル諸島
ケアンズに来れば、この12件の自然遺産のうち2件も楽しめるのはうれしいですね!
グレートバリアリーフってどんなふうにすごいんでしょう?
グレートバリアリーフは、1981年に世界自然遺産に登録され、世界最大の珊瑚礁であり、その長さは中国の万里の長城よりも長く(!)、唯一の宇宙からも見える生物(!)でもあります。
グレートバリアリーフの豆知識には、他にもびっくりな事実ばかりなので、いくつかご紹介しますね。
Some of the animal species that are living within the Great Barrier Reef have been around since prehistoric times. (グレートバリアリーフに生息する動物には先史時代から存在する動物もいる。) 確かに亀やワニなど今でも先史時代と変わらない姿の動物もいっぱいいます! The Great Barrier Reef is the largest living structure in the planet. (グレートバリアリーフは地球上で一番大きい生体構造です。) 世界で一番大きい珊瑚礁どころではない大スケールですね! The Great Barrier Reef is comprised of over 900 individual islands. (グレートバリアリーフは900以上の島でできています。) 2500ものリーフがありますし、距離にして2600kmほどですから広いですよ~。面積にすると日本がすっぽりはいってしまうほどです! Around 10 percent of the world’s total fish species can be found within the Great Barrier Reef. (グレートバリアリーフ内だけに世界中の魚の品種の10%も見つかります。)
1500種以上のお魚がいたらそりゃあ10%くらいカバーできちゃうかもしれませんね!
グレートバリアリーフの公式ページもありますのでお楽しみ下さい。
http://www.greatbarrierreef.org/
グレートバリアリーフの美しさの秘訣
グレートバリアリーフは、世界中の人に人気の観光スポットでもあり、年間約200万人の人が訪れています。
そんなのたくさんの人がやってきたらグレートバリアリーフの美しさを保つのも難しくなりそうなものですが、その点は、さすが自然を守ることとなると断然張り切るオーストラリア、しっかり管理体制ができています。
グレートバリアリーフはその一部を海洋公園として保護されていて、管理はGBRMPA(Great Barrier Reef Marine Park Authority)(グレートバリアリーフ海洋公園局)が行っており、釣りに関する制限や貝や魚など海洋公園内の生き物の持ち帰りを禁じ、珊瑚の上に立ったり触ったりなどの珊瑚へのダメージを防ぐなど厳しいルールがあります。
グレートバリアリーフのツアーに参加すると、EMC(environmental management charge)と言われる環境維持費がチャージされます。(2020年3月31日まで大人$6.50チャージされます。その後$7.00になる予定です)
このEMCは日々の海洋公園の維持と長期的な海洋公園の保持に使われています。
いつ訪れても美しいグレートバリアリーフですが、その環境を脅かす問題点もあります。
その中で一番大きな影響を与えるのが気候の変化と言われています。
地球の温暖化はグレートバリアリーフにも影響を与え、
There’s been multiple significant impacts on the Great Barrier Reef over the last five years. This includes unprecedented coral bleaching, outbreaks of coral disease and crown-of-thorns starfish, and severe cyclones and subsequent flood plumes. (過去5年間いくつも大きな影響を与える出来事がありました。コーラルブリーチングやオニヒトデや珊瑚が死んでしまう、大きなサイクロンや度重なる洪水被害なども含みます。) コーラルブリーチングとは、珊瑚の白化現象のことで、海水の温度が高くなったまま長期間続くと、そして白化現象が繰り返されることで、珊瑚が弱り死んでしまう率が高まります。 それを防ぐためにもGBRMPAをはじめ、国を上げて対策を講じていますが、私たちにもできることがあります。 When you do snorkeling or scuba diving, choose environmentally conscious operators. (スノーケルやスクーバダイビングをするとき、環境に配慮した催行会社を選びましょう) Don’t touch coral and be careful your gear or fins don’t either. (珊瑚を触らないでください、ギアやフィンも珊瑚に当たらないようにしてください) Avoid using sunscreen and wear protective clothing while diving and snorkeling instead. (日焼け止めを使わず、代わりにダイビングやスノーケリングの間は紫外線から保護する服を着ましょう)
美しいグレートバリアリーフを守るためにもマナーを守って、環境にダメージを与えないよう遊びたいものですね。
広大なグレートバリアリーフ、島に行くにしても、沖に行くにしても様々なスポットから選べますから、ケアンズにいらしたら是非満喫してくださいね♪