英語が使えたら、特に皆さんおっしゃるのは英語が話せたらどんなに便利だろうということです。私も以前はそう思っていました。語彙力不足やリスニング力の無さにがっくりしたりしたものでした。ところが最近は年齢のせいか神経の図太さも手伝って、英語を話すのが楽になりました。
英語ができるようになりたいから留学をする人がいますね。現地でいろいろな人や物事に触れることができる貴重な体験です。ただし英語だけを目的にしない方がより広い意味での学習ができると思います。
何のために英語を身につけるのか、どのレベルまで行けば満足するのか、と考えたとき、決して多くの人が同時通訳になるために学んでいるとは思えません。「英会話」というほどですから、英語で誰かと会話ができるようになればまずは成功ということでしょう。
英会話が楽しめればというレベルの目的でしたら、留学をするまでもなく、豊富にある教材から自分に合ったものを探して学習して語彙や読解力、リスニング力の強化に励めばよいのです。ただ独学はけっこう大変ですから、同類の友だちや信頼できる先生を見つけて刺激を受けたりしながら、自分の英語力を上げていくのが良いと思います。
何年も真面目に英語を学んできても「私は英語ができません」と言う人がいます。もったいないことです。「私は英語ができます」に切り替えて、英会話力をどんどん伸ばしていけば良いのです。英検やTOEICなどに振り回されずに英語を使える気持ちができたときが、真の英会話上達のチャンスです。どっしりかまえて「私は英語ができます」で邁進するのがベストです。わからなかったら「わかりません」でいいのですから。
K.H. 58才 女性